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水都国際の偏差値・倍率・学費と評判 公立でIBを学べる中高一貫の実像【2026年版】

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2026年最新
水都国際の偏差値・倍率・学費と評判 公立でIBを学べる中高一貫の実像【2026年版】 - ELT School 英語学習コラム
田中 達也

執筆者: 田中 達也|ELT日本法人 代表

大阪府立水都国際中学校・高等学校は、全国初の「公設民営」による併設型中高一貫教育校です。

設置者は大阪府、管理・運営は指定管理法人の学校法人大阪YMCAが担い、公立の一条校でありながら、数学・理科まで英語で学ぶイマージョン教育と国際バカロレア(IBDP)を組み込んでいます。公立水準の費用負担で、日本の高校卒業資格と海外大学への道を両立できる、全国でも希少な選択肢です。

ただし、入学を検討するうえで押さえるべき関門が3つあります。

第一に、倍率3〜5倍台で推移してきた適性検査型の中学入試

第二に、公立とはいえIB履修には「実費」がかかること(金額は非公開)。第三に、高校で国際バカロレアコースに全員が進めるとは限らないことです。

本記事は、大阪府教育庁・学校公式・IB機構(IBO)の一次資料に基づく2026年8月時点の調査から、倍率・入試内容・費用・進学実績・評判を整理し、どのような家庭に向く学校かを解説します。公開資料で確認できなかった論点は「未確認」と明示し、学校説明会で確認すべき質問リストとして最後にまとめています。

水都国際とは 公設民営×IBという日本初の仕組み

水都国際は2019年4月、大阪市立水都国際中学校・高等学校として大阪市住之江区南港(最寄りはニュートラム「ポートタウン西」「ポートタウン東」から約800m)に開校しました。2020年2月にIB認定を受け、2022年4月に大阪市から大阪府へ移管されて現在の校名になっています。2022年11月には新築棟が完成し、Global Studio、Lecture Theater、アリーナ、プールなどの施設を備えています。

最大の特徴は運営の仕組みです。国家戦略特区の公立国際教育学校等管理事業を利用し、設置者は大阪府のまま、管理・運営を学校法人大阪YMCAに委ねる「公設民営」を採用しています。大阪YMCAの私立校ではありません。

学籍は学校教育法上の公立中学校・高等学校にあり、卒業すれば通常の日本の高校卒業資格を得られます。

一方で、民間法人による柔軟な人事を活かし、英語ネイティブ教員が全教職員の約30%(大阪府学校案内)という公立離れした教員構成を実現しています。指定管理の期間は2022年4月から2029年3月までで、大阪府の評価委員会が毎年度、教職員配置や運営状況を点検する体制です。

「一条校でありながらインターナショナルスクールに近い教育を受けられる学校」の全体像や他校の選択肢は、一条校・国際コースの解説記事で詳しく扱っています。

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なお、IB認定について正確に書くと、IBOの公式データベースで確認できるのはDP(ディプロマ・プログラム)の認定です(IB School since: 2020年2月21日)。中学段階ではIB型の探究学習を取り入れていますが、MYP(中等教育プログラム)の認定校であることは公開資料では確認できません。「MYP・DP一貫認定校」といった紹介を見かけた場合は注意が必要です。

偏差値・倍率と入試の実像

中学入試 適性検査280点・倍率3.73倍(2026年度)

まず前提として、水都国際の「偏差値」は公表されていません。私立中学のような4科目入試ではなく適性検査型の選抜のため、模試の偏差値だけで難易度を語ること自体が適切ではありません。難易度は、実際の倍率と検査の中身から判断する必要があります。

2026年度(令和8年度)入学者選抜の内容は次のとおりです。募集人員は前年までの80人から70人に変更され、志願者261人で倍率3.73倍でした。

検査(2026年度)

内容

時間

配点

適性検査Ⅰ(国語的問題)

読解・思考・表現

45分

100点

適性検査Ⅰ(英語的問題)

リスニング

10分

20点

適性検査Ⅱ(算数的問題)

算数的な思考

45分

100点

適性検査Ⅲ

多面的思考・論理的表現

45分

60点

合計

280点

英語はリスニング20点のみで、出題は大阪府教育委員会の「大阪版小学校で学ぶ英単語集」がベースです。つまり帰国子女並みの英語力が入学条件の学校ではありません。現行制度では面接はなく、適性検査の総合点で選抜されます(大阪市立時代は市内居住が原則で、適性検査Ⅰ・Ⅱ+グループ面接という別の制度でした)。通学区域は大阪府内全域で、原則として本人・保護者が府内に居住していることが応募の条件です。

倍率の推移は次のとおりです。

入学年度

募集

志願者

倍率

2019年度(市立・開校年)

80

507

6.34倍

2020年度

80

約395

4.94倍

2021年度

80

356

4.45倍

2022年度

80

364相当

4.55倍

2023年度

80

414相当

5.18倍

2024年度

80

324

4.05倍

2025年度

80

294

3.68倍

2026年度

70

261

3.73倍

※2024年度以降は大阪府公式発表。それ以前は大阪市発表等を引用した塾・受験情報の集計を含みます。

近年は志願者数が減少傾向にありますが、2026年度は定員も70人へ減ったため、倍率は3.73倍と前年並みです。単純に「入りやすくなった」とは言えません。大阪府の評価委員会でも志願者減少が議題になり、学校側は高校授業料無償化を背景に中学段階から私立を選ぶ家庭が増えた可能性などを挙げていますが、これは学校側の推測です。

過去問は大阪府が「適性検査等問題」として公式に公開しているため、塾の予想問題の前に実物で傾向を確認できます。実際に受験した家庭からは「通常の中学受験対策とは傾向がかなり違った」という声もありますが(1家庭の受験記であり一般化はできません)、作文・論理型の適性検査対策が別途必要になる点は確かです。

帰国子女の扱い

中学入試に「帰国生枠」という独立した特別定員は確認できません。ただし、日本語指導が必要な帰国児童等への受験上の配慮制度があり、外国の現地校に在籍していた場合は事前相談が求められます(2026年度の配慮申請期限は2025年10月31日でした)。帰国生の英語力がより直接評価されるのは、後述の高校入試です。

高校入試 グローバル探究科・英語実技100点

高校の学科はグローバル探究科です。中学からの内部生は無試験で進学し、外部からは特別入学者選抜で募集します。2026年度は募集人員82人(帰国生選抜分を含む)に対して志願者107人、倍率1.30倍でした(2023年度1.63倍、2025年度1.28倍)。

学力検査は国語・数学・英語・理科・社会が各45点。加えてグローバル探究科の実技として、英文の音読(50語程度を1分以内・20点)と英語による口頭試問(4問・80点)の計100点が課され、検査室内の指示も英語で行われます。さらに英検・IELTS・TOEFL iBTのスコアを府の換算点に読み替え、当日の英語の点数と比べて高い方を採用する制度があるため、英語資格を持つ受験生・帰国生には明確なメリットがあります。帰国生の入学者選抜も対象で、2026年度は7人が志願しました(合格者上限は8名以内、総募集人員の内数)。

学費 公立でIBはいくらかかるか

水都国際の費用を考えるときは、「授業料」と「学校徴収金」と「IB関連の実費」を分けて理解する必要があります。

授業料は、中学は義務教育のため徴収されず、高校は国と大阪府の授業料支援制度の対象です(適用条件は世帯により異なります)。そのうえで、教材・模試・行事などの学校徴収金が発生します。学校が公開している2024年度(令和6年度)の学年予算から集計すると、次の水準です。

区分

年間の学校徴収金(2024年度)

3年間合計

中学1年

約80,231円

中学2年

57,154円

中学3年

84,731円

約222,116円

高校1年

39,654円

高校2年

37,654円

高校3年

49,654円

126,962円

内訳には、TOEFLテスト受験料、Z会の課題発見テスト、スタディサプリ、ポートフォリオサービス等が含まれており、中学3年の修学旅行関係は一人当たり約85,690円の予算が確認できます。制服・端末本体・通学定期などはこの表に含まれません

そして最も重要な注意点があります。学校公式は「公立学校の学費で国際バカロレアの履修が可能(教材費用、最終試験費用は実費がかかります)」と明記していますが、そのIB実費の金額自体は公開資料で確認できません。DPコース生についてはベネッセ模試等を利用しない分を返金する記載もあり、通常コースとは一部異なる費用体系が存在すると考えられます。「公立だから追加費用ほぼゼロ」と考えて入学すると、DP選択時に想定外の負担を感じる可能性があります。

それでも私立インターナショナルスクールとの基礎費用差は歴然です。同じYMCA系列の Osaka YMCA International School(OYIS)の2026-27年度の学費は、Grades 7〜9で年間224万円、Grades 10〜12で年間231.7万円、Grade 12ではDP試験関連費として17万円が追加されます。水都国際の通常徴収金が中学3年間で約22万円であることと比べると、「IBまで到達できる費用構造」としては桁が1つ違います。首都圏の私立一条校国際コース(広尾学園・三田国際など)と比較する場合も、水都国際の費用水準は際立って低い位置にあります。

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カリキュラム 英語イマージョンとIBDP

中学 数学・理科も原則英語で学ぶ

大阪府の学校案内によると、中学では数学・理科・英語・グローバルスタディーズ/グローバルイシュー(国際理解)の授業を原則英語で実施します(学年・コースにより異なります)。週の授業数は33時間で、一般的な標準29時間より4時間多く、その分を英語・探究・英語による教科学習に充てる設計です。EAL(英語指導助手)による授業内外のサポートがあり、入学時に英検等の資格は求められません。

ここで押さえるべきなのは、水都国際が「英語を学ぶ学校」ではなく、「英語で教科を学ぶ負荷に耐えながら伸びていく学校」だという点です。英語リスニング20点の入試を通ればスタートラインには立てますが、入学直後から数学・理科の授業が英語で進みます。

学校の全国学力調査分析では、英語で教科を学びながら対象学年の国語・数学・理科の平均正答率が全国平均を上回ったと自己評価されていますが(単年度・学校自身の分析)、この環境を楽しめるかどうかは子どもの特性によって大きく分かれます。

高校 3コース制とIBDP

高校は1年次共通履修の後、2年次からグローバルコミュニケーション・グローバルサイエンス・国際バカロレアの3コースに分かれます。DP(ディプロマ・プログラム)は高校2年の4月に始まり、高校3年の11月に最終試験を受験する日英デュアルランゲージ構成で、45点満点中24点以上でフルディプロマが認定されます。

開講科目は Japanese A(日本語)、English B(英語)、History(日本語)、Chemistry(英語)、Mathematics: Analysis and Approaches(英語)、Visual Arts、Biology に TOK・CAS・EE というコア科目が加わります(2023年度以降の開講予定として公表されたもので、変更の可能性があります)。

重要な注意点が2つあります。

第一に、国際バカロレアコースに何人進めるのか、どのような校内選抜があるのかは公開資料で確認できません。2020年の学校訪問記事に「IBコース20名」という記録がありますが、第三者による過去の情報であり、現行の定員として扱うことはできません。

第二に、DPコースに進まなくても高校2年から全員がDP科目「英語」を履修し、一部のIB科目を選択できる仕組みがあるため、IB教育の恩恵はDPコース生に限定されていません。

DPの科目構成や評価の仕組み自体は、IBDPカリキュラムの解説記事を参照してください。

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高校卒業時の英語到達目標はCEFR B2(TOEFL iBT 72〜94、英検準1級相当)と、公立高校としてはかなり高い水準が設定されています。

進学実績 海外大30名合格・IBスコアは非公開

学校が公開する2025年度入試の合格実績(2025年7月1日時点)は、海外大学30名合格(うちDiploma3名を含む・Conditional Offer含む)、国公立大学34名合格です。海外はナショナル・シンガポール大学(NUS)、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)、メルボルン大学、トロント大学、エディンバラ大学、マギル大学、キングス・カレッジ・ロンドンなど英語圏の有力大学が並びます。

国内は大阪大学、北海道大学2名、筑波大学、岡山大学6名、大阪公立大学10名などの国公立に加え、早稲田・慶應・ICU・同志社・関西学院などの私立が掲載されています。

2025年は、2019年に中学へ入学した1期生がストレートに進級すれば高校を卒業する年度にあたります。つまりこの実績は、水都国際の6年間一貫教育を受けた層を初めて含む出口として意味があります。

ただし、2点の留保が必要です。

第一に、これは合格実績であり進学実績ではありません。卒業生総数や複数校合格の数え方が同一資料で示されていないため、「卒業生の何%が海外大へ進学」という計算はできません。

第二に、IB校として最も重要なIBDPの受験者数・フルディプロマ取得率・平均スコアは、学校・大阪府・IBOのいずれの公開資料でも確認できませんでした。「海外大30名(内Diploma3名)」の表記をDP取得者数と読み替えることもできません。IB教育の成果を他校と比較したい場合、この3つの数字は説明会で直接確認すべき項目です。

評判・口コミ 公設民営の実態

評判については、匿名の口コミよりもまず大阪府の指定管理法人評価委員会による公式評価を見るのが確実です。

2025年度(令和7年度)の評価案では、教職員配置・教員免許・勤務労働条件・研修・安全対策などの項目に軒並みA評価が付いており、「民営だから行政のチェックが働かない」という構造ではないことが分かります。学校側からは生徒総会の実施、保護者会創設に向けた協議、YMCAネットワークを活用した姉妹校候補の選定、OYISとのIB教育研究などが報告されています。

一方で委員からは、海外大学合格者数だけを国際化の指標とせず、国内大学を含む多様な進路を見据えたキャリア教育を求める意見も出ています。

保護者・受験者の発信としては、「自由な校風」「英語環境の充実」を評価する声と、「南港までの通学が遠い」「新設校ゆえに制度が変わりやすい」といった指摘が見られます。ネット上には教員の入れ替わりに関する言及もありますが、教員の離職率・定着率を示す公開統計は存在せず、事実として裏付けられた情報ではありません。いじめ認知件数・不登校率・中途退学率の時系列データも未公開です。口コミを参考にする場合は、投稿の年代(市立時代か府立化後か)に注意が必要です。

向いている家庭・向いていない家庭

調査結果を判断材料に落とすと、次のように整理できます。

向いている可能性が高い家庭・子ども

  • 日本の高校卒業資格と公立水準の費用を維持しながら、海外大学・IBDPという選択肢を残したい
  • 英語を「教科」としてではなく、数学・理科・探究の道具として使う環境に子どもを置きたい
  • プレゼンテーション・議論・探究型の学習を楽しめる子どもである
  • 適性検査型(作文・論理・思考力)の対策に取り組む準備がある

慎重に検討すべき家庭・子ども

  • 「公立だから追加費用はほぼゼロ」という前提で考えている(IB実費・制服・端末・研修費は別)
  • 英語で数学・理科を学ぶこと自体が強いストレスになりそうである
  • 大学受験は最初から一般選抜一本と決めており、伝統的な講義型の授業を好む
  • 南港(住之江区)までの通学時間が毎日の負担になる

後半の2点は学校の良し悪しではなく、教育方式・立地との相性の問題です。

説明会で確認したい5つの質問

公開資料で確認できなかった論点は、そのまま説明会での質問リストになります。重要度順に挙げます。

  1. 国際バカロレアコースの現行定員と校内選抜の基準(希望者数と実際に進めた人数の実績を含む)
  2. IBDPの受験者数・フルディプロマ取得率・平均スコア(直近3年分)
  3. DP履修時の追加実費の総額(教材費・最終試験費・関連費用の標準額)
  4. 入学初年度の実支払額(制服・端末・教材一式・研修積立を含む総額)
  5. 教員・生徒の構成(外国人・英語ネイティブ教員数、帰国生比率、EAL利用者数)

合格と入学後を見据えた英語準備

水都国際の入試で求められる英語は、中学では小学校英単語ベースのリスニング20点、高校では音読と口頭試問の実技100点および英語資格の換算と、段階によって性質がまったく異なります。そして入学後は、英語力そのものより「英語で教科を学び続ける体力」が問われます。

このギャップを埋めるうえで大切なのは、単語や文法の先取りではなく、英語を聞いて理解し、自分の考えを英語で組み立てて話す経験を、入学前から無理のない形で積んでおくことです。

帰国子女の場合は逆に、日本語での論述(適性検査Ⅰ・Ⅲ)とのバランスを保ちながら、英語力を落とさない環境をどう確保するかが課題になります。高校からの入学を目指す場合は、英検・IELTS・TOEFL iBTの資格取得が換算制度の面で直接的な武器になります。

ELT は1984年にロンドンで創業した英語スクールです。指導資格(CELTA/DELTA)や修士号を持つネイティブ講師による完全専属担任制で、お子さまの現在の英語力と目標から逆算したオーダーメイドのレッスンを設計します。

水都国際のような英語イマージョン環境への準備、帰国後の英語力維持、高校入試に向けた英語資格対策など、ご家庭の状況に合わせてご相談いただけます。

公立でIBに挑む価値と、確認すべきこと

水都国際の価値は「公立で安い」ことではなく、公立一条校の卒業資格と費用構造を保ったまま、英語イマージョンとIBDPへ本格的に挑戦できることにあります。2025年には6年間一貫教育の1期生が海外有力大学への合格実績を出し、この学校のモデルが機能し始めたことを示しました。一方で、DPコースの定員・選抜、IBDPのスコア実績、IB実費の総額という意思決定に直結する3点は公開されていません。説明会でこの3点を確認したうえで、子どもの特性(英語で教科を学ぶ環境を楽しめるか)と照らして判断することをおすすめします。

入学前の英語づくりや帰国後の英語力維持など、水都国際を見据えた準備について相談したい方は、ELT の専門カウンセラーがご家庭の状況に合わせてご案内します。

よくある質問

A

学校・大阪府とも偏差値を公表しておらず、適性検査型の選抜のため模試偏差値での比較は適切ではありません。難易度の目安は実倍率で、中学入試は2026年度が3.73倍(募集70人・志願261人)、直近数年は3.7〜5倍台で推移しています。読解・算数的思考・論理的表現を中心とする280点の適性検査への対策が必要です。

A

授業料は公立水準です(中学は無償、高校は授業料支援制度の対象)。学校徴収金は2024年度資料で中学3年間約22万円、高校3年間約13万円ですが、制服・端末・通学費は別途で、IB履修者には教材費・最終試験費などの実費が追加されます。このIB実費の金額は公開されていないため、説明会での確認をおすすめします。

A

中学入試の英語はリスニング20点のみで、出題は小学校で学ぶ英単語がベースです。入学時に英検等の資格も求められません。ただし入学後は数学・理科などを原則英語で学ぶため、英語で学び続けるための準備と入学後のサポート(EAL支援)の活用が重要になります。

A

中学には帰国生の特別定員はありませんが、日本語指導が必要な帰国児童等への受験上の配慮制度があります。高校には帰国生の入学者選抜があり(2026年度は合格者上限8名以内)、さらに英検・IELTS・TOEFL iBTのスコアを学力検査の英語に換算できる制度があるため、英語力を直接活かせるのは高校入試です。

A

入れるとは限りません。高校2年からグローバルコミュニケーション・グローバルサイエンス・国際バカロレアの3コースに分かれますが、IBコースの現行定員と校内選抜の基準は公開されていません。一方、IBコース以外でも高校2年から全員がDP科目「英語」を履修するため、IB教育の要素は全生徒が経験できます。

執筆者について

田中 達也

田中 達也

ELT日本法人 代表

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科を卒業後、同大学大学院に進学し、数値流体解析の研究に取り組む。大学院在学中、アメリカ・ヒューストンにあるライス大学で招聘研究員として宇宙船の流体シミュレーションに従事する。日本に帰国後は研究を継続する傍ら、ハーバード大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンでキャリアフェアの開催を手掛ける。2019年には在学中にセキジン合同会社 (現 株式会社 ELT Education) を設立。2020年、英国法人 ELT School of English Ltd. と提携し、日本市場向けのオンライン英会話事業を開始。創業以来、1,000名以上の英語学習者のカウンセリングを行う。

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