三田国際科学学園(旧 三田国際学園、Mita International Science Academy)とは、東京都世田谷区用賀に位置する中高一貫校(一条校)です。1902年に戸板関子が創立した戸板裁縫学校を起源とし、2015年に「三田国際学園」として共学化、2025年に「三田国際科学学園」に校名変更。Apple Distinguished School認定、全生徒iPad配備のICT先進校で、2025年秋には発想拠点「Zero to One(ゼロワン)」新校舎が完成しました。
中学はIC(インターナショナルクラス)、ISC(インターナショナルサイエンスクラス)、MSTC(メディカルサイエンステクノロジーコース)の3クラス体制。高校では2026年度から、IC高校でDDPグループ(西オーストラリア州卒業資格WACE取得)に加え、APグループ(米国大学進学準備)も選択可能に。
直近の進学実績では、早慶上理ICUに92名、GMARCHに144名、医学部に13名が合格。ATARランキング上位0.5%以内、ATAR試験の1科目で最高得点を取得した生徒がオーストラリアに招待・表彰されています。中学校の偏差値は入試回数により61〜72で、4回目のISC入試では実質倍率8.5倍に達する激戦。中高6年間の総額は約704万-757万円で、純インターナショナルスクール(6年で約2,400万円)の約3割という稀有なコストパフォーマンスを誇ります。
【重要】2026年度より高校募集(一般入試・帰国生入試)が停止され、入学経路は中学受験のみとなりました。
「ICとISC、どちらが我が子に合うのか?」
「DDPとAPはどう選ぶべきか?」
「英検準1級でどの試験が免除されるのか?」
「純インターナショナルスクールと比べて何が違うのか?」
本記事では、実際に三田国際合格をサポートしてきたELTが、最新の3クラス体制、DDP vs APの選択軸、英検準1級の優遇制度、合格戦略を徹底解説します。
1. 三田国際科学学園とは — 基本情報を5分で
三田国際科学学園は、「純インターナショナルスクールではないが、英語環境の密度を限界まで高めた一条校」というユニークなポジションを確立した、東京都世田谷区用賀の中高一貫校です。
学校の基本情報
項目 | 内容 |
|---|---|
正式名称 | 三田国際科学学園中学校・高等学校(旧 三田国際学園) |
創立 | 1902年(戸板関子による戸板裁縫学校が起源) |
共学化 | 2015年(三田国際学園への校名変更時) |
最新校名変更 | 2025年(三田国際学園 → 三田国際科学学園) |
立地 | 東京都世田谷区用賀(東急田園都市線「用賀駅」徒歩5分) |
共学/別学 | 男女共学 |
カリキュラム | 一条校(日本の中高一貫教育)+ DDP(西オーストラリア州 WACE)+ AP(2026年導入) |
クラス体制 | IC / ISC / MSTC の3クラス |
ICT認定 | Apple Distinguished School認定(2018年) |
教育課程特例校 | 中学IC・高校IC Advancedで英語イマージョン教育を公式に実施 |
学費(中高6年総額) | 約704万-757万円 |
「ほぼインター」の最高峰というポジション
三田国際科学学園は、「純インターより費用を抑えつつ、英語を『学ぶ』から『英語で学ぶ』へ寄せたい」という家庭にとって、東京で最も完成度の高い選択肢の一つです。
- 純インター: ASIJ、聖心ISSH、清泉SIS等(年間学費300-400万円、6年で2,400-3,000万円)
- ほぼインター(一条校国際コース): 三田国際科学学園、広尾学園、開智日本橋等(年間学費100-150万円、6年で700-800万円)
「インターのような英語環境を、純インターの3割のコストで実現する」
これが三田国際科学学園の基本コンセプトです。
「文部科学省の教育課程特例校」としての地位
三田国際科学学園は、文部科学省の「教育課程特例校」として認定されており、中学IC(インターナショナルクラス)と高校IC Advancedで、主要教科(英語・数学・理科・社会)を英語で実施するイマージョン教育を公式に実施できます。
これは「学校が独自に決めた英語授業」ではなく、国の制度として認められた英語イマージョン教育を意味します。一条校の中で、これを公式に実施できる学校は限定的です。
創立の理念「知好楽(しるこうらく)」
「知好楽」は、論語「知るは好むに如かず、好むは楽しむに如かず」に由来する三田国際の教育理念です。「知識を得る → 興味を持つ → 学びを楽しむ」という学びの段階的深化を表します。
これは「テストのための学習」ではなく、「自ら問いを立て、探究し、発信する学び」を志向する三田国際の姿勢を示しています。
2. 【最新】2025年校名変更と2026年の重大変更
三田国際科学学園を検討する家庭が最初に理解すべき最新変更が、以下の3点です。
変更①: 2025年校名変更(三田国際学園 → 三田国際科学学園)
2025年7月、「三田国際学園」から「三田国際科学学園」に校名変更されました。これは「サイエンス・科学教育」をブランドの中核に据える方針転換を反映しています。
- 旧校名: 三田国際学園中学校・高等学校(2015年〜2025年)
- 新校名: 三田国際科学学園中学校・高等学校(2025年〜)
変更②: 2026年度AP導入(高校ICでDDP/AP選択制に)
2024年に発表され、2026年度から本格導入されるのが、高校ICへのAP(Advanced Placement)プログラムです。
これにより、高校IC(インターナショナルクラス)の進路選択は次の2系統に分かれます。
選択肢 | 取得資格 | 主な進路 |
|---|---|---|
DDPグループ | 西オーストラリア州 WACE + 日本の高校卒業資格 | オーストラリア・英国・日本(帰国生入試)・米国 |
APグループ(2026年導入) | AP(米国大学進学準備)+ 日本の高校卒業資格 | 米国大学進学に最適化 |
中学3年次に英語力・進路目標に応じて、生徒自身がDDP/APを選択します。APグループへの進学には「一定の基準を超える」という選抜があり、制限が設けられています(具体的基準は学校による発表)。
変更③: 2026年度高校募集停止
2026年度より、高校(一般入試・帰国生入試)の募集が停止されました。
- 新規入学経路は中学受験のみ
- 転編入・復学制度は継続(欠員が出た場合のみ受け入れ)
- 高校段階での新規入学を希望する家庭は、他校(広尾学園、開智日本橋、かえつ有明等)の検討が必要
これは「中高一貫教育の徹底」と「教育の質保証」を目的とした方針転換です。中学受験の倍率は更に上昇する可能性があります。
この3つの変更が意味すること
三大変更が示すのは、三田国際科学学園が「中学から6年間で世界の大学に通用する生徒を育てる」というモデルへの完全移行です。
- 校名変更(科学): サイエンス教育のブランド強化
- AP導入: 米国大学進学への対応強化
- 高校募集停止: 中高一貫教育の徹底
これらにより、中学受験の重要性が一段と上がり、中学からの入学を逃すと挽回が困難になります。
3. 3クラス体制の完全比較 — IC vs ISC vs MSTC
三田国際科学学園の中学校は、IC(インターナショナルクラス)、ISC(インターナショナルサイエンスクラス)、MSTC(メディカルサイエンステクノロジーコース)の3クラス体制です。各クラスの設計思想と適性を理解することが、学校選びの最大のポイントです。

3クラス比較表
観点 | IC | ISC | MSTC |
|---|---|---|---|
コースの核 | 「国際環境」そのものを学習基盤に。英語で協働する文化を重視 | 「SCIENCE」を軸に科学的な見方・考え方を育てる。英語は習熟度別 | 「医療・先端科学」を軸とした特化型サイエンス教育 |
主要教科の言語 | Academy: 入学時から英語・数学・理科・社会をAll English。Immersionは中3までに段階的にAll Englishへ | 英語授業のみ習熟度別。主要4教科のAll English化は限定的 | 標準的な日本語授業 + サイエンス強化 |
ホームルーム | International Teacher(IT)が担任、副担任が日本人教員 | ITは副担任、日本人担任 | 日本人担任 |
HR言語 | 英語中心 | 日本語と英語が飛び交う混在型 | 日本語 |
英語授業 | 2グループ(Academy = 国際生 / Immersion = 一般生) | 3段階の習熟度別(Standard / Intermediate / Advanced) | 標準的な英語授業 |
Standard対象 | – | 英語学習歴なしから可 | – |
Intermediate目安 | – | 英検準2級〜2級程度 | – |
Advanced対象 | – | 帰国生・ネイティブレベル | – |
英語ゼロベース | 可能(Immersionで開始) | 可能(Standardで開始) | 可能 |
向いている家庭 | 学校生活の中心を英語環境に置きたい家庭 | 一条校の学びと理系・探究の厚みも重視する家庭 | 医学部・先端科学を志向する家庭 |
高校での進路 | DDPグループ / APグループ選択 | ISC継続 | MSTC継続 |
IC(インターナショナルクラス)の本質
ICの最大の特徴は、「主要教科を英語で学ぶ国際環境そのもの」がコースの核という点です。これは三田国際科学学園が文部科学省の教育課程特例校として、中学ICで主要教科の英語イマージョン教育を公式に実施できる地位を持っているためです。
IC AcademyとIC Immersionの違い
ICは内部で2グループに分かれます。
グループ | 対象 | 入学時の英語 | 主要教科の言語運用 |
|---|---|---|---|
IC Academy | 帰国生・英語入試で入学した生徒 | ネイティブ・準ネイティブレベル | 入学時から英語・数学・理科・社会をAll English |
IC Immersion | 英語学習歴のない一般生 | ゼロベース可 | 中3までに段階的にAll Englishへ移行 |
「英語ゼロベースから入学して、中3までに主要教科を英語で学べるレベルまで到達する」、これがIC Immersionの設計思想です。これは純インターでは実現困難な、独自のロードマップです。
ICの担任はInternational Teacherが務め、副担任が日本人教員。ホームルームは入学式当日から英語中心で運営されます。Buddy Systemを通じて、AcademyとImmersionの生徒が日常的に協働する文化が育てられています。
ISC(インターナショナルサイエンスクラス)の本質
ISCの設計思想は「サイエンス志向の一条校カリキュラム + 英語の習熟度別運用」です。ICが「英語環境そのもの」を売りにするのに対し、ISCは「日本語思考の安定感」を残しながら英語を段階的に引き上げる設計です。
ISCの英語3段階運用
レベル | 対象 | 授業形式 |
|---|---|---|
Standard | 英語学習歴なし | 日本語授業 + International Teacher主体のチームティーチング |
Intermediate | 英検準2級〜2級程度 | 英語授業をAll English |
Advanced | 帰国生・ネイティブレベル | 英語授業をAll English(高度な内容) |
ISCのホームルームは英語力に関係なく編成されるため、IntermediateとStandardの生徒が同じクラスで生活します。これにより「多様性のある教室で日常的な英語接触」が起きる構造です。
中2からは基礎ゼミナールが始まり、サイエンス・探究学習を強く打ち出しています。
MSTC(メディカルサイエンステクノロジーコース)の特徴
2019年に新設されたMSTCは、医学・先端科学を志向する生徒のための特化型コースです。
- 中学から高度なサイエンス教育を実装
- 医学部進学を強く意識したカリキュラム
- 大学・研究機関との連携プログラム
- 入試の偏差値が最高水準(MST算理入試で65-72)
MSTCは「サイエンス志向 + 医学部進学」という明確な目標を持つ家庭に向いた選択肢です。
「英語ゼロベース」入学の現実
三田国際科学学園は、公式FAQで「どのクラスも英語ゼロベースで入学可能」と明記しています。これは純インター(強い英語要件を置く学校が多い)と比べた、三田国際の最大の特徴です。
- IC Immersion: 英語学習歴なしから入学可能、中3で主要教科All English到達を目指す
- ISC Standard: 英語学習歴なしから入学可能、3段階で段階的に英語を伸ばす
- MSTC: 英語学習歴なしから入学可能
ただし「英語ゼロベース可能」は「学習負荷ゼロ」を意味しません。特にICは「英語の環境圧」が強く、入学後の宿題・課題量も多いです。家庭での英語サポート、生徒の学習意欲が必須です。
4. 【最重要】高校での進路選択 — DDPグループ vs APグループ
三田国際科学学園の最大の差別化ポイントが、高校でのカリキュラム選択です。2026年度から、高校ICではDDPグループ(西オーストラリア州 WACE)とAPグループ(米国大学進学準備)の2系統が選択可能になりました。
DDPグループ vs APグループ比較表
項目 | DDPグループ | APグループ(2026年導入) |
|---|---|---|
取得資格 | WACE(西オーストラリア州卒業資格)+ 日本の高校卒業資格 | AP(Advanced Placement)+ 日本の高校卒業資格 |
評価指標 | ATAR(0.00-99.95のパーセンタイル順位) | APスコア(1-5の5段階) |
提供科目(公開分) | EAL/D、Math Applications、Math Methods、Chemistry、Media Production and Analysis等 | 詳細は学校発表(2026年導入予定) |
主な進学先 | オーストラリア・英国・米国・日本 | 米国上位大学 |
履修方式 | 5-6科目の総合学習 + 外部試験 | 1科目単位で独立履修、得意分野を多く履修可 |
大学受験での扱い | オーストラリアで本流の資格、英米でも広く認知 | 米国大学で単位認定対象、選抜評価 |
選抜 | 中学ICからDDPグループへ進学(基本ルート) | 「一定の基準を超えた場合」のみ選択可(制限あり) |
提供開始 | 2021年 | 2026年 |
DDPグループの選択理由
DDPは「オーストラリアの高校資格を、日本にいながら取得できる」という、世界的にも稀有なプログラムです。三田国際は西オーストラリア州教育省と公式に提携しており、認定された教員が現地カリキュラムに沿った授業を実施します。
DDPに向いている家庭:
- オーストラリア大学を視野に入れている家庭
- 英国大学(ATARベースで出願可能)も選択肢にしたい家庭
- 日本の大学帰国生入試・総合型選抜での活用を考えている家庭
- 総合的な学習(5-6科目均等)を求める家庭
APグループの選択理由
2026年導入のAPは、米国大学進学を強く志向する生徒のための新ルートです。
APに向いている家庭:
- 米国大学進学を本気で目指す家庭
- 得意科目を深く専門化したい家庭(1科目単位の独立履修)
- 米国大学の単位認定を活用したい家庭
ただし「一定の基準を超える必要があり、制限が設けられている」(公式記載)ため、APグループへの進学はDDPグループより選抜性が高いと推測されます。
IC Immersionからの進学経路
公式情報によると:
- IC Academy: 中学3年次にDDP/APの両方から選択可能
- IC Immersion: DDPグループへの進学で着実に実力をつけることが可能。APグループ進学には「一定の基準を超える必要」があり、制限あり
つまり、ICで英語ゼロベースから入学した生徒も、DDPグループで世界水準の卒業資格を得られる、というのがImmersionの設計思想です。
詳しいAP制度についてはこちらの記事もご参照ください。
【2026年版】AP(Advanced Placement)完全ガイド|科目一覧・試験日程・スコアと大学単位認定
5. DDPとWACE・ATAR — 海外大学進学のパスポート
DDPの本質を理解するには、WACE(西オーストラリア州教育証明書)とATAR(オーストラリア大学入学順位)の公的ルールを正確に把握する必要があります。
WACEとは — 西オーストラリア州の高校卒業資格
WACE(Western Australian Certificate of Education)は、西オーストラリア州のYear 12(高校3年)修了資格です。これを取得するには、SCSA(School Curriculum and Standards Authority)が定める以下の要件を満たす必要があります。
WACE取得の公的要件(2026年版)
要件 | 内容 |
|---|---|
単位数 | 最低20 unitsの修得 |
学年要件 | Year 12で取得した単位を含む |
英語領域 | English要件を満たすこと |
List A/B | List A(主にArts/Languages/Social Sciences)とList B(主にMaths/Sciences/Technologies)から最低単位数 |
成績基準 | 一定数の科目でC grade以上 |
リテラシー/ヌメラシー | OLNAまたはYear 9 NAPLANの所定水準 |
ATAR科目の外部試験 | Year 12でATAR科目を履修する場合は外部試験受験が必須 |
出典: SCSA公式 WACE Requirements
外部試験を受験しない場合、その単位はWACE要件に算入されないという公的ルールがあります。これは「DDPプログラムでも、ATAR算出を目指す場合は外部試験必須」という重要な事実です。
ATARとは — 大学入学への順位指標
ATAR(Australian Tertiary Admission Rank)は、TISC(Tertiary Institutions Service Centre)が算出する0.00-99.95の範囲で示される、同世代集団内の相対順位(パーセンタイル)です。
ATAR算出の公的ルール
要件 | 内容 |
|---|---|
必要科目数 | 最低4つのscaled scores |
算出方法 | TEA(Tertiary Entrance Aggregate)= best four scaled scoresの合計から計算 |
範囲 | 0.00(最下位)〜99.95(最上位) |
出典: TISC公式 ATAR Guide
ATARは「絶対点」ではなく「相対順位」です。たとえば「ATAR 90」は「同世代の上位10%」、「ATAR 95」は「上位5%」を意味します。
三田国際科学学園のWACE/ATAR実績
公開情報から確認できる範囲:
- ATARランキング上位0.5%以内の達成事例
- ATAR試験の1科目で最高得点を取得した生徒がオーストラリアに招待・表彰
- WACEを活用した国内大学帰国生入試での合格事例
これは「世界の同年代と競っても、上位0.5%に入る生徒を輩出している」ことを示す具体的実績です。
三田国際科学学園のWACE ATAR科目(公開分)
学校公式のカリキュラムPDFには、以下のWACE ATAR科目が確認できます。
科目名 | 内容 |
|---|---|
EAL/D(English as an Additional Language/Dialect) | 英語(第二言語向け) |
Mathematics Applications | 応用数学 |
Mathematics Methods | 高度数学 |
Chemistry | 化学 |
Media Production and Analysis | メディア制作・分析 |
出典: 三田国際科学学園公式 高校ICカリキュラムPDF
これらは三田国際内で履修し、Year 12で外部試験を受験することで、WACE取得とATAR算出につながります。
6. 大学進学での扱い — 地域別の現実的整理
DDP/WACE/ATARが大学受験で実際にどう使えるかは、国・大学・学部・年度で大きく異なります。「海外大に行ける」という抽象的な期待ではなく、公的ソースに基づく地域別の正確な整理が重要です。
地域別の進学パス比較表
地域 | WACE/ATARの扱い | Foundation Course |
|---|---|---|
オーストラリア | 本流の資格(学部出願に直接使用) | 不要 |
英国 | 主要大学が直接認定(Cardiff、Warwick、Surrey等) | 基準未達の場合のみ案内 |
米国 | Freshman admissionの書類として組み込み | Foundation制度自体が一般的でない |
日本 | 大学により対応が異なる(名古屋大G30はATAR+WACE要求) | 不要(日本の高卒資格を併用) |
オーストラリア — WACE/ATARが「本流」
オーストラリアでは、WACE+ATARはほぼ「本流」の学校修了資格です。
TISCの2026 University Admission Guideによると、WAの school leaver が大学進学するには通常以下が必要:
- WACE(高校卒業資格)
- 英語要件
- 十分なATAR/Selection Rank
- 各大学の履修前提条件
UWA(The University of Western Australia)は、ATARを「undergraduate entry の適格性判断に使うYear 12 achievement ranking」と公式に明記。WACE ATAR科目に応じて調整点を付与する運用も公開されています。
オーストラリア進学は、Foundation Courseを経由せず、正面から学部出願する資格です。
英国 — 主要大学が直接認定
英国でも、WACE+ATARが直接の入学要件として認められる大学では、Foundation Course不要で学部出願できます。
公式に確認できる主要大学の対応:
大学 | ATAR要件・換算 |
|---|---|
Cardiff University | ATAR 80+ で学士1年次入学を検討 |
University of Warwick | A-level換算: AAA = WACE+ATAR 95、AAA = WACE+ATAR 97* |
University of Surrey | ATAR換算表を公開、基準未達ならInternational Foundation Yearを案内 |
つまり、基準を満たせば英国大学にも直接入学可能、満たさない場合のみFoundation Yearが代替経路という構造です。
米国 — Foundation制度がそもそも一般的でない
米国では、英国型のFoundation Year制度自体が一般的ではありません。そのため「Foundation免除」という概念は当てはまりません。
公式確認できる運用:
- University of Michigan: オーストラリア出願者にWACE+ATARの提出を要求
- 多くの米国大学: Freshman admissionの書類としてWACE+ATARを組み込み(SAT/ACT・成績と並列)
つまり米国では、WACE/ATARは「高校修了資格+学力証明」として組み込まれると理解するのが正確です。
2026年度から導入されるAPプログラムは、米国大学進学を強く志向する生徒にとって、DDPより米国大学に最適化された選択肢となります。
日本 — 大学により扱いが異なる
日本国内では、WACE/ATARの扱いは大学により大きく異なります。
公式確認できる運用:
- 名古屋大学G30: country-specific qualificationsとしてATAR+WACEを正式に要求
- NIC-Japan: 日本の高等教育入学資格は学校教育法等に基づき、各大学の選考による
ただし、三田国際科学学園のDDP生は日本の高校卒業資格も同時取得します。そのため、日本国内では:
- 日本の大学への一般入試・帰国生入試: 日本の高校卒業資格で出願
- 総合型選抜(旧AO入試): WACE/ATARを「強み」として活用
- 国際選抜・英語学位プログラム: WACE/ATARを直接活用
という3つのルートを使い分けられる、というのが実務的な強みです。
「Foundation不要」の正確な理解
三田国際公式ブローシャーは「WACE certificate と ATARは、海外大学でFoundation Coursesを不要にすることが多い」と説明しています。
ただし重要なのは「often(多い)であって always(常に)ではない」という点です。実際の適用は:
- 大学による
- 学部による
- 年度による
- ATARスコアによる
そのため、出願時にはSCSA / TISC / 志望大学の最新要項で必ず最終確認する必要があります。
7. 進学実績 — 早慶上理ICU 92名、医学部13名、ATAR上位0.5%
三田国際科学学園の進学実績は、共学化(2015年)以降、年々向上しています。
直近の主要進学実績
進学先 | 合格者数 |
|---|---|
早慶上理ICU(早稲田、慶應、上智、東京理科、ICU) | 92名 |
GMARCH(明治、青山、立教、中央、法政、学習院) | 144名 |
医学部医学科 | 13名 |
国公立大学 | 一定数 |
出典: 学校公式進路実績ページ・教育系メディア(ローカログ等)
海外大学進学実績(DDP/WACE活用)
DDP/WACE/ATARを活用した海外大学進学の実績:
- オーストラリア: ATAR上位0.5%以内、1科目最高得点でオーストラリア招待・表彰
- 英国大学(Cardiff、Warwick、Surrey等)への進学パスを確保
- 米国大学への進学(2026年AP導入後はさらに加速見込み)
- 国内大学帰国生入試・総合型選抜でのDDP/ATAR活用事例
「進学実績の伸び」の構造的要因
三田国際科学学園の進学実績の伸びを支える要因:
- 学業面の高水準: 中学入試偏差値61-72という選抜性
- DDP/AP/AP導入: 海外大学進学への明確なパス
- ATAR活用: 英国・オーストラリア大学への直接入学資格
- サイエンス強化: MSTC設置、Zero to One新校舎、Apple Distinguished School
- 探究・プレゼン: 相互通行型授業、教科横断型授業による思考力強化
共学化10年の歴史と進学実績の進化
2015年に共学化したばかりの三田国際は、共学化以降の卒業生で初めて医学部13名、早慶上理ICU 92名という実績を出しています。
共学化前(戸板中学・女子高等学校時代)と比較すると、進学実績は劇的に向上しています。これは「共学化 + 教育改革(DDP、IC・ISC・MSTC、ICT先進校化)」の成功を示しています。
今後5-10年で、APグループ卒業生が出ることで、米国上位大学進学にも厚みが出ると予測されています。
8. 【最重要】三田国際科学学園 vs 競合校
三田国際科学学園を検討する家庭は、ほぼ必ず他の「ほぼインター」(一条校国際コース)と比較します。本セクションでは、最も並列で検討される4校との比較を提示します。
4校比較表
項目 | 三田国際科学学園 | 広尾学園 | 広尾学園小石川 | 開智日本橋 |
|---|---|---|---|---|
立地 | 世田谷区用賀 | 港区南麻布 | 文京区本駒込 | 中央区日本橋 |
創立 / 共学化 | 1902年 / 2015年 | 1918年 / 2007年 | 2021年共学化 | 1924年 / 2015年 |
国際クラス | IC / ISC / MSTC | インター(AG/SG) / 医進・サイエンス / 本科 / 医進 | インター(AG/SG) / 本科 | GLC / DLC / SEC |
DDP導入 | ○(西オーストラリア州 WACE) | – | ○(西オーストラリア州 WACE) | – |
AP導入 | ○(2026年) | – | – | – |
IB導入 | – | – | – | ○(DLC/GLC) |
英検優遇 | ISC: 英検準1級で英語免除 | あり | あり | あり |
偏差値(80%目安) | 61-72 | 65-72 | 64-70 | 58-67 |
6年学費(概算) | 約704-757万円 | 約750-820万円 | 約720-780万円 | 約650-720万円 |
進学実績 | 早慶上理ICU 92名、医学部13名 | 早慶100+、医学部 | 早慶 | 早慶 |
高校募集 | 停止(2026〜) | 継続 | 継続 | 継続 |
4校の選び方
三田国際科学学園が選ばれる理由:
- DDP(西オーストラリア州 WACE)+ AP(2026年導入)の2大プログラム
- 教育課程特例校としての英語イマージョン教育(公式認定)
- IC・ISC・MSTCの3クラス体制で多様な進路に対応
- 用賀という落ち着いた立地、Zero to One新校舎
- Apple Distinguished School認定のICT先進校
広尾学園が選ばれる理由:
- 港区南麻布の都心立地
- インターナショナルコース(AG/SG)の歴史と実績
- 医進・サイエンスコースの厚み
- 早慶100+の進学実績の安定感
広尾学園小石川が選ばれる理由:
- DDP導入(西オーストラリア州 WACE)— 三田国際と同等
- 文京区本駒込の好立地
- 共学化したばかりの新鮮な環境
- 広尾学園のブランド継承
開智日本橋が選ばれる理由:
- IB導入(DLC/GLC)— 三田国際にはない選択肢
- 中央区日本橋の立地
- 比較的リーズナブルな学費(約650-720万円)
- 探究学習の徹底
「三田国際 vs 広尾学園小石川」の典型的迷い
DDP導入校同士で最も並列に検討されるのが、三田国際科学学園と広尾学園小石川です。両校の選択軸:
観点 | 三田国際科学学園 | 広尾学園小石川 |
|---|---|---|
DDP | ○ | ○ |
AP | ○(2026年) | – |
立地 | 世田谷区用賀 | 文京区本駒込 |
共学化 | 2015年(10年の実績) | 2021年(新しい学校) |
MSTC(医療系) | ○ | – |
ICT認定 | Apple Distinguished School | – |
6年学費 | 約704-757万円 | 約720-780万円 |
「DDP + AP + MSTC + 10年の共学実績」を求めるなら三田国際科学学園、「広尾学園ブランド + 都心立地 + 新鮮さ」を求めるなら広尾学園小石川、という棲み分けです。
9. 学費の完全解説 2026年度(改定後)
三田国際科学学園の学費は、純インターナショナルスクールの約3割という、稀有なコストパフォーマンスを誇ります。
公式学費(2025-2026年度)
中学校
項目 | 金額 |
|---|---|
入学金 | 350,000円 |
授業料(年額) | 552,000円 |
設備費(年額) | 150,000円 |
維持管理費・水道光熱費(年額) | 228,000円 |
学費計(年額) | 930,000円 |
PTA・生徒会(年額) | 46,900円 |
高等学校(2026年度より改定)
項目 | 金額 |
|---|---|
入学金 | 300,000円 |
授業料(年額) | 516,000円 |
設備費(年額) | 50,000円 |
維持管理費・水道光熱費(年額) | 168,000円 |
学費計(年額) | 734,000円 |
PTA・生徒会(年額) | 46,900円 |
出典: 三田国際科学学園公式 学費ページ
参考目安(公式記載)
中学校
項目 | 中1 | 中2 | 中3 |
|---|---|---|---|
教育充実費 | 約25万円(iPad諸費含む) | 約12万円 | 約12万円 |
宿泊研修費 | 約6万円 | 約6万円 | 約11万円 |
学用品(制服12万円、鞄・体育用品5万円) | 17万円 | – | – |
高等学校
項目 | 高1 | 高2 | 高3 |
|---|---|---|---|
教育充実費 | 約15万円 | 約10万円 | 約10万円 |
同窓会費 | – | – | 18,000円(一括) |
学用品(制服11万円、鞄・体育用品5万円) | 16万円 | – | – |
DDP追加費用
DDPプログラム費は公式学費ページに「別途必要」と記載されているが、金額は明示されていません。2020年のDDP導入時のプレスリリースでは「高校3年間で別途23万円程度」とされているため、本稿では推定値として23万円を採用します。
6年総額シミュレーション
シナリオ | 中学3年合計 | 高校3年合計 | 高校入学金 | DDP追加 | 6年総額概算 |
|---|---|---|---|---|---|
DDPなし・高校入学金なし | 4,170,700円 | 2,870,700円 | 0円 | 0円 | 7,041,400円 |
DDPなし・高校入学金あり | 4,170,700円 | 2,870,700円 | 300,000円 | 0円 | 7,341,400円 |
DDPあり・高校入学金なし | 4,170,700円 | 2,870,700円 | 0円 | 230,000円 | 7,271,400円 |
DDPあり・高校入学金あり | 4,170,700円 | 2,870,700円 | 300,000円 | 230,000円 | 7,571,400円 |
中高6年の総額は、約704万-757万円のレンジになります。
純インターとの比較
学校 | 6年総額(概算) | 三田国際比 |
|---|---|---|
ASIJ(米国式) | 約2,500-3,000万円 | 約4倍 |
聖心ISSH | 約2,400-2,600万円 | 約3.4倍 |
BST | 約1,900-2,100万円 | 約2.7倍 |
清泉SIS | 約1,500-1,700万円 | 約2.2倍 |
三田国際科学学園 | 約704-757万円 | 基準 |
広尾学園 | 約750-820万円 | 約1.07倍 |
開智日本橋 | 約650-720万円 | 約0.93倍 |
純インターの3割で「DDP(西オーストラリア州卒業資格)+ AP(2026年導入)」を取得できる——これが三田国際科学学園の最大のコストパフォーマンスです。
変動費に注意
上記シミュレーションは変動費を除外しています。実際には以下が追加で必要:
- 海外研修費(DDP関連の現地研修等)
- 留学費用(行き先・期間による)
- 端末費(iPad更新、追加ICT機器)
- 為替依存費用(DDP外部試験等)
これらを加味すると、実質的な家庭負担は800万円規模を見込むのが現実的です。
10. 【最重要】中学入試の偏差値・倍率と入試形式
三田国際科学学園の中学入試は、首都圏でも最難関級の競争率です。
入試別の偏差値(80%偏差値)
入試回 | クラス | 偏差値 |
|---|---|---|
第1回 | IC・ISC | 61 |
第2回 | IC・ISC | 64 |
第3回 | IC・ISC | 67 |
第4回 | IC・ISC | 70-72 |
MST入試 | MSTC | 65-72 |
出典: 四谷大塚、首都圏模試センター等の偏差値ランキング
入試別の倍率
入試 | 実質倍率 |
|---|---|
第1回 | 約3倍 |
第2回 | 約4倍 |
第3回 | 約5-6倍 |
第4回 ISC | 約8.5倍 |
MST入試 | 約3.9倍 |
帰国生入試 | 比較的低め |
入試形式の選択肢(2026年度2月入試)
IC(インターナショナルクラス)
方式 | 試験科目 |
|---|---|
4教科型 | 国語・算数・理科・社会 |
英語型 | 英語60分(リスニング含む)+ 面接 |
ISC(インターナショナルサイエンスクラス)
方式 | 試験科目 |
|---|---|
4教科型 | 国語・算数・理科・社会 |
英語型 | 英語60分(リスニング含む)+ 国語・算数50分 + 面接 |
ISC英語優遇型 | 英語免除 + 国語・算数50分 + 面接(英検準1級以上等の保有者のみ) |
MSTC
方式 | 試験科目 |
|---|---|
MST入試 | 算数・理科特化型 |
4教科型 | 国語・算数・理科・社会 |
出典: 三田国際科学学園公式 2026年度募集要項
英語入試の構成
英語型入試(ICとISC共通)の出題構成:
領域 | 内容 |
|---|---|
Reasoning | 英語で出題される算数 |
Listening Comprehension | リスニング |
Reading Comprehension | 読解 |
Essay Writing | 自由英作文 |
リスニング以外は記述式で、ライティング力が重視されます。
教育系メディアの分析では、「英検準1級〜1級レベルの英語運用能力が要求される」と評価されています。
面接の構成
項目 | 内容 |
|---|---|
形式 | 本人のみ |
時間 | 約10分 |
言語 | 英語と日本語の両方 |
優遇措置利用者 | 面接は実施 |
具体的な質問内容や評価項目は公式に公開されていません。実務的には、自己紹介、志望理由、IC/ISC選択理由、入学後に学びたいことを英日両方で1-2分で語れるように準備することが推奨されます。
11. 【最重要】英検準1級の優遇措置と「英語免除」の真実
三田国際科学学園の入試で、英検準1級以上の保有者には大きなアドバンテージがあります。ただし、その効き方は志望クラスにより異なるため、正確な理解が必要です。
2026年度 英語外部試験優遇の正式情報
項目 | 内容 |
|---|---|
対象クラス | ISC志願者のみ |
免除内容 | 英語筆記試験(リスニング含む、60分)の免除 |
扱い | 「みなし得点」ではなく「免除」 |
対象スコア | 英検準1級以上(CBT/S-CBT可)、TOEFL iBT 72点以上、IELTS Academic 5.5以上 |
証明書要件 | 2023年11月以降受験のスコア、所定期間内アップロード |
面接 | 免除対象者も面接は実施(英語+日本語、本人のみ、約10分) |
出典: 三田国際科学学園公式 2026年度ISC英語筆記試験優遇措置手続き方法PDF
「英検準1級でICが免除される」は誤解
ELTのカウンセリングで頻出する誤解:
× 「英検準1級があればIC・ISC両方で英語が免除される」
◯ 「英検準1級が英語筆記免除になるのはISCのみ」
公式の優遇措置はISCに限定されており、ICには現時点で明示的な英語筆記免除制度はありません。
IC志望の場合の英検準1級の意味
IC志望の家庭にとって、英検準1級は「免除」ではなく「成功確率を上げる土台」として位置づけるのが正確です。
- 英語入試(Reading/Listening/Writing/Reasoning)で高得点を取りやすくなる
- IC Academyへの直接配属の可能性が高まる
- 入学後の英語授業(All English)でスムーズに学習できる
ISC志望の場合の英検準1級の戦略的価値
ISC志望の家庭にとって、英検準1級は圧倒的な戦略的アドバンテージです。
- 英語筆記60分が完全免除(みなし得点ではない)
- 当日は国語・算数50分 + 面接のみ
- 当日の英語筆記で取りこぼすリスクをゼロにできる
- 国算に集中できる時間的・精神的余裕
英検2級は優遇対象ではない
英検2級は2026年度公式の優遇措置一覧に記載がありません。「英検2級があれば加点される」という想定は公式資料ベースでは不正確です。
ただし公式FAQでは、ISC/MSTCの英語授業のIntermediate目安が「英検準2級〜2級程度」とされています。これは「入学後の英語授業レベルの目安」としての意味であり、入試の優遇とは別物です。
英検準1級取得のロードマップ
ELTの指導経験からの実務的なアドバイス:
学年 | 推奨アクション |
|---|---|
小4 | 英検3級取得を目指す |
小5 | 英検2級取得を目指す |
小5夏-小6春 | 英検準1級取得を目指す |
小6夏 | 国語・算数の基礎完成、面接対策開始 |
小6秋 | 入試直前対策、模擬面接 |
小6秋までの英検準1級取得を最優先目標とすることで、入試本番での負荷を大きく軽減できます。
英検®準1級の壁を突破する!早慶・難関大合格に必要な英語力と勉強法
12. 入試対策の年齢別ロードマップ
ELTがこれまでサポートしてきた合格者の準備期間から逆算した、実用的な準備ロードマップです。
IC志望の場合
時期 | やるべきこと |
|---|---|
小3-小4 | 英語の基礎習得開始、英会話・読書の習慣化 |
小5春 | 英検2級取得、英作文の基礎訓練 |
小5夏-冬 | 英検準1級取得を目指す、英語入試対策開始 |
小6春 | Reading/Listening/Writing/Reasoning対策、4教科の基礎完成 |
小6夏 | 過去問演習、面接対策開始(英語+日本語) |
小6秋 | 出願書類準備、最終調整 |
小6 1-2月 | 入試直前、模擬面接、家族の志望動機の一貫性確認 |
ISC志望の場合
時期 | やるべきこと |
|---|---|
小4 | 英語の基礎、4教科の準備開始 |
小5春-夏 | 英検2級取得、サイエンス・探究学習の経験 |
小5秋-冬 | 英検準1級取得を最優先 |
小6春 | 英検準1級取得済みなら、国語・算数に集中 |
小6夏 | 過去問演習、面接対策 |
小6秋-冬 | 出願準備、最終調整 |
小6 1-2月 | 入試直前、模擬面接 |
MSTC志望の場合
時期 | やるべきこと |
|---|---|
小4-小5 | 算数・理科の基礎強化、サイエンス興味の育成 |
小5秋-冬 | MST入試(算数・理科特化)対策開始 |
小6春-夏 | 算数・理科の応用問題、過去問演習 |
小6秋 | 4教科のバランス、面接対策 |
小6 1-2月 | 入試直前 |
帰国生入試の場合
時期 | やるべきこと |
|---|---|
海外滞在中 | 英語力の維持・向上、現地校での学習継続 |
帰国前6-12ヶ月 | 三田国際の入試研究、過去問入手 |
帰国後 | 日本の小学校適応、面接対策(英語+日本語) |
出願時期 | 願書作成、推薦状依頼 |
「今から間に合うか」の判断基準
ELTのカウンセリングで最も多い質問への回答:
- 18ヶ月以上の準備期間: 通常合格圏に入る
- 12-18ヶ月の準備期間: 集中対策で十分可能
- 6-12ヶ月の準備期間: 英語力(英検2級以上)が既にある場合のみ可能
- 6ヶ月未満: 帰国子女・元から英語ネイティブの家庭以外は次年度延期を推奨
13. ELTが分析する「三田国際科学学園に合格する家庭」の特徴
ELTがサポートしてきた多数の三田国際合格家庭から見えた、5つの共通特徴です。
特徴①: 英検準1級を計画的に取得している
合格家庭は、小6秋までに英検準1級を取得することを最優先目標としています。
- ISC志望: 英語筆記免除のメリットを最大化
- IC志望: 英語入試で高得点を取り、IC Academyへの配属を目指す
「英検準1級は中学から狙う」ではなく、「小6で取り切る」という時間設計が共通しています。
特徴②: 4教科のバランスを保っている
英語入試に特化しすぎず、国語・算数・理科・社会の基礎学力も維持しています。
- ISC英語優遇型: 国語・算数の試験は残るため、両科目の基礎が必須
- 4教科型を併願戦略として確保
- 算数の論理的思考力、国語の読解力が共通する強み
特徴③: 「探究」「プレゼン」の経験を持っている
三田国際は「相互通行型授業」「教科横断型授業」「プレゼンテーション」を重視する学校です。合格家庭は:
- 自由研究、社会科見学レポート等で探究学習の経験
- 学校・塾でのプレゼンテーション経験
- 自分の意見を論理的に表現する力
を持っています。これは面接でも評価されます。
特徴④: 学校理念「知好楽」に共感している
合格家庭は、三田国際の教育理念「知好楽(しるこうらく)」を表面的にではなく、家族の経験として語れることが共通しています。
- 「知識の暗記」ではなく「興味から始まる学び」を実践している
- 子どもの「好きなこと」を伸ばす家庭文化
- 学習を「楽しむ」姿勢
特徴⑤: 家族として進路像を共有している
合格家庭は、家族として「なぜ三田国際なのか」を明確に語れます。
- DDPで世界の大学を視野に入れている家庭
- APで米国大学進学を本気で考えている家庭
- MSTCで医学・先端科学を志向する家庭
- 「ほぼインター」という独自ポジションへの共感
14. 三田国際科学学園に向いている家庭・向いていない家庭
正直にお伝えすると、三田国際科学学園はすべての家庭に向く学校ではありません。学費、入試の高ハードル、教育方針への適合性を慎重に判断すべきです。
向いている家庭
- 「ほぼインター」を求める家庭 — 純インターの3割の費用で英語環境
- DDP(西オーストラリア州 WACE)に魅力を感じる家庭 — 海外大学進学のパスポート
- AP導入(2026年)で米国大学進学を視野に入れている家庭
- IC・ISC・MSTCのいずれかが家族の進路観に合致する家庭
- 英検準1級取得を計画的に進められる家庭
- 「知好楽」「相互通行型授業」「探究学習」に共感する家庭
- ICT先進校(Apple Distinguished School)に魅力を感じる家庭
- 英語環境を学校生活の中心に置きたいが、純インターの学費は厳しい家庭
向いていない家庭
- 伝統的な進学校型の教育を求める家庭 — 三田国際は「探究・プレゼン重視」
- 都心立地を最優先する家庭 — 用賀は都心からやや離れる
- 男子校・女子校の単性教育を求める家庭 — 三田国際は共学
- 宿題・課題量が少ない学校を求める家庭 — 特にICは課題量が多い
- 学費を更に抑えたい家庭 — 公立中高一貫校等の方が安価
- 英検準1級レベルへの計画的な英語学習をする時間がない家庭
- 高校から新規入学を考えている家庭 — 2026年度から高校募集停止
「三田国際 vs 純インター(ASIJ・聖心等)」の判断指針
純インターと三田国際で迷っている場合:
観点 | 純インター(ASIJ、聖心等) | 三田国際科学学園 |
|---|---|---|
6年学費 | 約2,400-3,000万円 | 約704-757万円 |
英語環境 | 100%英語(生活全体) | ICは英語環境、ISCは混在型 |
日本の高校卒業資格 | 取得可能(一条校認定の場合) | 取得 |
海外大進学パス | 米国・英国・オーストラリア等 | DDP/APで対応 |
日本の大学進学 | 帰国生入試 | 一般入試・帰国生・総合型選抜 |
「学費の上限が約800万円、ただし純インターの英語環境を最大限求めたい」家庭にとって、三田国際科学学園は最高の選択肢の一つです。
16. ELTの三田国際科学学園 受験対策:合格までの一貫サポート
ELTは、IC・ISC・MSTCの3クラス、4教科型・英語型・帰国生入試のすべての入試方式で、三田国際科学学園合格をサポートしてきました。「三田国際の英語要件・英検準1級取得・面接対策・DDP/AP理解」を踏まえた一貫サポートを提供しています。
ELTの三田国際受験対策の特徴
- 英検準1級取得サポート: 小6秋までの取得を目指すマンツーマン指導、CELTA/DELTA保有のネイティブ講師
- 英語入試対策: Reading/Listening/Writing/Reasoning(英語の算数)の総合対策
- Essay Writing対策: 自由英作文の構造化指導
- 英語面接対策: 「Why IC/ISC?」「入学後の学習計画」を英日両方で語る訓練
- 日本語面接対策: 志望動機、家族の教育観の言語化
- 4教科型対策: 国語・算数・理科・社会のバランス強化
- IC/ISC/MSTC選択カウンセリング: 子どもの適性・進路目標から最適なクラスを判断
- DDP/AP選択カウンセリング: 高校での進路選択(中学3年次)の戦略構築
- IELTS/TOEFL対策: 英検以外のスコアでISC優遇を狙う場合のサポート
- 帰国生入試対策: 海外滞在中からの計画的準備、書類作成、面接対策
こんな家庭にELTは選ばれています
- 英検準1級を小6秋までに取得したい
- IC・ISC・MSTCのどれが我が子に合うか判断できない
- DDP・APのどちらを目指すべきか分からない
- ISC英語優遇の戦略的な活用方法を知りたい
- 英語入試(Reading/Listening/Writing/Reasoning)の対策方法が分からない
- 面接(英語+日本語)の対策をプロに任せたい
- 帰国生で日本の中学受験は初めて
- 1度不合格になり、次年度の再挑戦戦略を立てたい
無料カウンセリングのご案内
「現在の英語力で英検準1級が取れるか知りたい」「IC・ISC・MSTCのどれが最適か診断してほしい」「英語入試と4教科入試のどちらを選ぶべきか相談したい」——こうしたお悩みに、合格実績豊富なコンサルタントが個別にお応えします。




