メインコンテンツにスキップ
無料相談カウンセリング

三田国際科学学園 完全ガイド:学費・偏差値・IC/ISC/MSTC・DDP/AP・進学実績を徹底解説【2026年版】

更新:
公開:
2026年最新
三田国際科学学園 完全ガイド:学費・偏差値・IC/ISC/MSTC・DDP/AP・進学実績を徹底解説【2026年版】 - ELTスクール 英語学習コラム
田中 達也

執筆者: 田中 達也|ELT日本法人 代表

三田国際科学学園(旧 三田国際学園、Mita International Science Academy)とは、東京都世田谷区用賀に位置する中高一貫校(一条校)です。1902年に戸板関子が創立した戸板裁縫学校を起源とし、2015年に「三田国際学園」として共学化、2025年に「三田国際科学学園」に校名変更。Apple Distinguished School認定、全生徒iPad配備のICT先進校で、2025年秋には発想拠点「Zero to One(ゼロワン)」新校舎が完成しました。

中学はIC(インターナショナルクラス)、ISC(インターナショナルサイエンスクラス)、MSTC(メディカルサイエンステクノロジーコース)の3クラス体制。高校では2026年度から、IC高校でDDPグループ(西オーストラリア州卒業資格WACE取得)に加え、APグループ(米国大学進学準備)も選択可能に

直近の進学実績では、早慶上理ICUに92名、GMARCHに144名、医学部に13名が合格。ATARランキング上位0.5%以内、ATAR試験の1科目で最高得点を取得した生徒がオーストラリアに招待・表彰されています。中学校の偏差値は入試回数により61〜72で、4回目のISC入試では実質倍率8.5倍に達する激戦。中高6年間の総額は約704万-757万円で、純インターナショナルスクール(6年で約2,400万円)の約3割という稀有なコストパフォーマンスを誇ります。

【重要】2026年度より高校募集(一般入試・帰国生入試)が停止され、入学経路は中学受験のみとなりました。

「ICとISC、どちらが我が子に合うのか?」

「DDPとAPはどう選ぶべきか?」

「英検準1級でどの試験が免除されるのか?」

「純インターナショナルスクールと比べて何が違うのか?」

本記事では、実際に三田国際合格をサポートしてきたELTが、最新の3クラス体制、DDP vs APの選択軸、英検準1級の優遇制度、合格戦略を徹底解説します。

1. 三田国際科学学園とは — 基本情報を5分で

三田国際科学学園は、「純インターナショナルスクールではないが、英語環境の密度を限界まで高めた一条校」というユニークなポジションを確立した、東京都世田谷区用賀の中高一貫校です。

学校の基本情報

項目

内容

正式名称

三田国際科学学園中学校・高等学校(旧 三田国際学園)

創立

1902年(戸板関子による戸板裁縫学校が起源)

共学化

2015年(三田国際学園への校名変更時)

最新校名変更

2025年(三田国際学園 → 三田国際科学学園)

立地

東京都世田谷区用賀(東急田園都市線「用賀駅」徒歩5分)

共学/別学

男女共学

カリキュラム

一条校(日本の中高一貫教育)+ DDP(西オーストラリア州 WACE)+ AP(2026年導入)

クラス体制

IC / ISC / MSTC の3クラス

ICT認定

Apple Distinguished School認定(2018年)

教育課程特例校

中学IC・高校IC Advancedで英語イマージョン教育を公式に実施

学費(中高6年総額)

約704万-757万円

「ほぼインター」の最高峰というポジション

三田国際科学学園は、「純インターより費用を抑えつつ、英語を『学ぶ』から『英語で学ぶ』へ寄せたい」という家庭にとって、東京で最も完成度の高い選択肢の一つです。

  • 純インター: ASIJ、聖心ISSH、清泉SIS等(年間学費300-400万円、6年で2,400-3,000万円)
  • ほぼインター(一条校国際コース): 三田国際科学学園、広尾学園、開智日本橋等(年間学費100-150万円、6年で700-800万円)

「インターのような英語環境を、純インターの3割のコストで実現する」

これが三田国際科学学園の基本コンセプトです。

「文部科学省の教育課程特例校」としての地位

三田国際科学学園は、文部科学省の「教育課程特例校」として認定されており、中学IC(インターナショナルクラス)と高校IC Advancedで、主要教科(英語・数学・理科・社会)を英語で実施するイマージョン教育を公式に実施できます。

これは「学校が独自に決めた英語授業」ではなく、国の制度として認められた英語イマージョン教育を意味します。一条校の中で、これを公式に実施できる学校は限定的です。

創立の理念「知好楽(しるこうらく)」

「知好楽」は、論語「知るは好むに如かず、好むは楽しむに如かず」に由来する三田国際の教育理念です。「知識を得る → 興味を持つ → 学びを楽しむ」という学びの段階的深化を表します。

これは「テストのための学習」ではなく、「自ら問いを立て、探究し、発信する学び」を志向する三田国際の姿勢を示しています。

2. 【最新】2025年校名変更と2026年の重大変更

三田国際科学学園を検討する家庭が最初に理解すべき最新変更が、以下の3点です。

変更①: 2025年校名変更(三田国際学園 → 三田国際科学学園)

2025年7月、「三田国際学園」から「三田国際科学学園」に校名変更されました。これは「サイエンス・科学教育」をブランドの中核に据える方針転換を反映しています。

  • 旧校名: 三田国際学園中学校・高等学校(2015年〜2025年)
  • 新校名: 三田国際科学学園中学校・高等学校(2025年〜)

変更②: 2026年度AP導入(高校ICでDDP/AP選択制に)

2024年に発表され、2026年度から本格導入されるのが、高校ICへのAP(Advanced Placement)プログラムです。

これにより、高校IC(インターナショナルクラス)の進路選択は次の2系統に分かれます。

選択肢

取得資格

主な進路

DDPグループ

西オーストラリア州 WACE + 日本の高校卒業資格

オーストラリア・英国・日本(帰国生入試)・米国

APグループ(2026年導入)

AP(米国大学進学準備)+ 日本の高校卒業資格

米国大学進学に最適化

中学3年次に英語力・進路目標に応じて、生徒自身がDDP/APを選択します。APグループへの進学には「一定の基準を超える」という選抜があり、制限が設けられています(具体的基準は学校による発表)。

変更③: 2026年度高校募集停止

2026年度より、高校(一般入試・帰国生入試)の募集が停止されました。

  • 新規入学経路は中学受験のみ
  • 転編入・復学制度は継続(欠員が出た場合のみ受け入れ)
  • 高校段階での新規入学を希望する家庭は、他校(広尾学園、開智日本橋、かえつ有明等)の検討が必要

これは「中高一貫教育の徹底」と「教育の質保証」を目的とした方針転換です。中学受験の倍率は更に上昇する可能性があります。

この3つの変更が意味すること

三大変更が示すのは、三田国際科学学園が「中学から6年間で世界の大学に通用する生徒を育てる」というモデルへの完全移行です。

  • 校名変更(科学): サイエンス教育のブランド強化
  • AP導入: 米国大学進学への対応強化
  • 高校募集停止: 中高一貫教育の徹底

これらにより、中学受験の重要性が一段と上がり、中学からの入学を逃すと挽回が困難になります。

3. 3クラス体制の完全比較 — IC vs ISC vs MSTC

三田国際科学学園の中学校は、IC(インターナショナルクラス)、ISC(インターナショナルサイエンスクラス)、MSTC(メディカルサイエンステクノロジーコース)の3クラス体制です。各クラスの設計思想と適性を理解することが、学校選びの最大のポイントです。

3クラス比較表

観点

IC

ISC

MSTC

コースの核

国際環境」そのものを学習基盤に。英語で協働する文化を重視

SCIENCE」を軸に科学的な見方・考え方を育てる。英語は習熟度別

医療・先端科学」を軸とした特化型サイエンス教育

主要教科の言語

Academy: 入学時から英語・数学・理科・社会をAll English。Immersionは中3までに段階的にAll Englishへ

英語授業のみ習熟度別。主要4教科のAll English化は限定的

標準的な日本語授業 + サイエンス強化

ホームルーム

International Teacher(IT)が担任、副担任が日本人教員

ITは副担任、日本人担任

日本人担任

HR言語

英語中心

日本語と英語が飛び交う混在型

日本語

英語授業

2グループ(Academy = 国際生 / Immersion = 一般生)

3段階の習熟度別(Standard / Intermediate / Advanced)

標準的な英語授業

Standard対象

英語学習歴なしから可

Intermediate目安

英検準2級〜2級程度

Advanced対象

帰国生・ネイティブレベル

英語ゼロベース

可能(Immersionで開始)

可能(Standardで開始)

可能

向いている家庭

学校生活の中心を英語環境に置きたい家庭

一条校の学びと理系・探究の厚みも重視する家庭

医学部・先端科学を志向する家庭

高校での進路

DDPグループ / APグループ選択

ISC継続

MSTC継続

IC(インターナショナルクラス)の本質

ICの最大の特徴は、「主要教科を英語で学ぶ国際環境そのもの」がコースの核という点です。これは三田国際科学学園が文部科学省の教育課程特例校として、中学ICで主要教科の英語イマージョン教育を公式に実施できる地位を持っているためです。

IC AcademyとIC Immersionの違い

ICは内部で2グループに分かれます。

グループ

対象

入学時の英語

主要教科の言語運用

IC Academy

帰国生・英語入試で入学した生徒

ネイティブ・準ネイティブレベル

入学時から英語・数学・理科・社会をAll English

IC Immersion

英語学習歴のない一般生

ゼロベース可

中3までに段階的にAll Englishへ移行

「英語ゼロベースから入学して、中3までに主要教科を英語で学べるレベルまで到達する」、これがIC Immersionの設計思想です。これは純インターでは実現困難な、独自のロードマップです。

ICの担任はInternational Teacherが務め、副担任が日本人教員。ホームルームは入学式当日から英語中心で運営されます。Buddy Systemを通じて、AcademyとImmersionの生徒が日常的に協働する文化が育てられています。

ISC(インターナショナルサイエンスクラス)の本質

ISCの設計思想は「サイエンス志向の一条校カリキュラム + 英語の習熟度別運用」です。ICが「英語環境そのもの」を売りにするのに対し、ISCは「日本語思考の安定感」を残しながら英語を段階的に引き上げる設計です。

ISCの英語3段階運用

レベル

対象

授業形式

Standard

英語学習歴なし

日本語授業 + International Teacher主体のチームティーチング

Intermediate

英検準2級〜2級程度

英語授業をAll English

Advanced

帰国生・ネイティブレベル

英語授業をAll English(高度な内容)

ISCのホームルームは英語力に関係なく編成されるため、IntermediateとStandardの生徒が同じクラスで生活します。これにより「多様性のある教室で日常的な英語接触」が起きる構造です。

中2からは基礎ゼミナールが始まり、サイエンス・探究学習を強く打ち出しています。

MSTC(メディカルサイエンステクノロジーコース)の特徴

2019年に新設されたMSTCは、医学・先端科学を志向する生徒のための特化型コースです。

  • 中学から高度なサイエンス教育を実装
  • 医学部進学を強く意識したカリキュラム
  • 大学・研究機関との連携プログラム
  • 入試の偏差値が最高水準(MST算理入試で65-72)

MSTCは「サイエンス志向 + 医学部進学」という明確な目標を持つ家庭に向いた選択肢です。

「英語ゼロベース」入学の現実

三田国際科学学園は、公式FAQで「どのクラスも英語ゼロベースで入学可能」と明記しています。これは純インター(強い英語要件を置く学校が多い)と比べた、三田国際の最大の特徴です。

  • IC Immersion: 英語学習歴なしから入学可能、中3で主要教科All English到達を目指す
  • ISC Standard: 英語学習歴なしから入学可能、3段階で段階的に英語を伸ばす
  • MSTC: 英語学習歴なしから入学可能

ただし「英語ゼロベース可能」は「学習負荷ゼロ」を意味しません。特にICは「英語の環境圧」が強く、入学後の宿題・課題量も多いです。家庭での英語サポート、生徒の学習意欲が必須です。

4. 【最重要】高校での進路選択 — DDPグループ vs APグループ

三田国際科学学園の最大の差別化ポイントが、高校でのカリキュラム選択です。2026年度から、高校ICではDDPグループ(西オーストラリア州 WACE)とAPグループ(米国大学進学準備)の2系統が選択可能になりました。

DDPグループ vs APグループ比較表

項目

DDPグループ

APグループ(2026年導入)

取得資格

WACE(西オーストラリア州卒業資格)+ 日本の高校卒業資格

AP(Advanced Placement)+ 日本の高校卒業資格

評価指標

ATAR(0.00-99.95のパーセンタイル順位)

APスコア(1-5の5段階)

提供科目(公開分)

EAL/D、Math Applications、Math Methods、Chemistry、Media Production and Analysis等

詳細は学校発表(2026年導入予定)

主な進学先

オーストラリア・英国・米国・日本

米国上位大学

履修方式

5-6科目の総合学習 + 外部試験

1科目単位で独立履修、得意分野を多く履修可

大学受験での扱い

オーストラリアで本流の資格、英米でも広く認知

米国大学で単位認定対象、選抜評価

選抜

中学ICからDDPグループへ進学(基本ルート)

「一定の基準を超えた場合」のみ選択可(制限あり)

提供開始

2021年

2026年

DDPグループの選択理由

DDPは「オーストラリアの高校資格を、日本にいながら取得できる」という、世界的にも稀有なプログラムです。三田国際は西オーストラリア州教育省と公式に提携しており、認定された教員が現地カリキュラムに沿った授業を実施します。

DDPに向いている家庭:

  • オーストラリア大学を視野に入れている家庭
  • 英国大学(ATARベースで出願可能)も選択肢にしたい家庭
  • 日本の大学帰国生入試・総合型選抜での活用を考えている家庭
  • 総合的な学習(5-6科目均等)を求める家庭

APグループの選択理由

2026年導入のAPは、米国大学進学を強く志向する生徒のための新ルートです。

APに向いている家庭:

  • 米国大学進学を本気で目指す家庭
  • 得意科目を深く専門化したい家庭(1科目単位の独立履修)
  • 米国大学の単位認定を活用したい家庭

ただし「一定の基準を超える必要があり、制限が設けられている」(公式記載)ため、APグループへの進学はDDPグループより選抜性が高いと推測されます。

IC Immersionからの進学経路

公式情報によると:

  • IC Academy: 中学3年次にDDP/APの両方から選択可能
  • IC Immersion: DDPグループへの進学で着実に実力をつけることが可能。APグループ進学には「一定の基準を超える必要」があり、制限あり

つまり、ICで英語ゼロベースから入学した生徒も、DDPグループで世界水準の卒業資格を得られる、というのがImmersionの設計思想です。

詳しいAP制度についてはこちらの記事もご参照ください。

関連記事を読む

【2026年版】AP(Advanced Placement)完全ガイド|科目一覧・試験日程・スコアと大学単位認定

5. DDPとWACE・ATAR — 海外大学進学のパスポート

DDPの本質を理解するには、WACE(西オーストラリア州教育証明書)ATAR(オーストラリア大学入学順位)の公的ルールを正確に把握する必要があります。

WACEとは — 西オーストラリア州の高校卒業資格

WACE(Western Australian Certificate of Education)は、西オーストラリア州のYear 12(高校3年)修了資格です。これを取得するには、SCSA(School Curriculum and Standards Authority)が定める以下の要件を満たす必要があります。

WACE取得の公的要件(2026年版)

要件

内容

単位数

最低20 unitsの修得

学年要件

Year 12で取得した単位を含む

英語領域

English要件を満たすこと

List A/B

List A(主にArts/Languages/Social Sciences)とList B(主にMaths/Sciences/Technologies)から最低単位数

成績基準

一定数の科目でC grade以上

リテラシー/ヌメラシー

OLNAまたはYear 9 NAPLANの所定水準

ATAR科目の外部試験

Year 12でATAR科目を履修する場合は外部試験受験が必須

出典: SCSA公式 WACE Requirements

外部試験を受験しない場合、その単位はWACE要件に算入されないという公的ルールがあります。これは「DDPプログラムでも、ATAR算出を目指す場合は外部試験必須」という重要な事実です。

ATARとは — 大学入学への順位指標

ATAR(Australian Tertiary Admission Rank)は、TISC(Tertiary Institutions Service Centre)が算出する0.00-99.95の範囲で示される、同世代集団内の相対順位(パーセンタイル)です。

ATAR算出の公的ルール

要件

内容

必要科目数

最低4つのscaled scores

算出方法

TEA(Tertiary Entrance Aggregate)= best four scaled scoresの合計から計算

範囲

0.00(最下位)〜99.95(最上位)

出典: TISC公式 ATAR Guide

ATARは「絶対点」ではなく「相対順位」です。たとえば「ATAR 90」は「同世代の上位10%」、「ATAR 95」は「上位5%」を意味します。

三田国際科学学園のWACE/ATAR実績

公開情報から確認できる範囲:

  • ATARランキング上位0.5%以内の達成事例
  • ATAR試験の1科目で最高得点を取得した生徒がオーストラリアに招待・表彰
  • WACEを活用した国内大学帰国生入試での合格事例

これは「世界の同年代と競っても、上位0.5%に入る生徒を輩出している」ことを示す具体的実績です。

三田国際科学学園のWACE ATAR科目(公開分)

学校公式のカリキュラムPDFには、以下のWACE ATAR科目が確認できます。

科目名

内容

EAL/D(English as an Additional Language/Dialect)

英語(第二言語向け)

Mathematics Applications

応用数学

Mathematics Methods

高度数学

Chemistry

化学

Media Production and Analysis

メディア制作・分析

出典: 三田国際科学学園公式 高校ICカリキュラムPDF

これらは三田国際内で履修し、Year 12で外部試験を受験することで、WACE取得とATAR算出につながります。

6. 大学進学での扱い — 地域別の現実的整理

DDP/WACE/ATARが大学受験で実際にどう使えるかは、国・大学・学部・年度で大きく異なります。「海外大に行ける」という抽象的な期待ではなく、公的ソースに基づく地域別の正確な整理が重要です。

地域別の進学パス比較表

地域

WACE/ATARの扱い

Foundation Course

オーストラリア

本流の資格(学部出願に直接使用)

不要

英国

主要大学が直接認定(Cardiff、Warwick、Surrey等)

基準未達の場合のみ案内

米国

Freshman admissionの書類として組み込み

Foundation制度自体が一般的でない

日本

大学により対応が異なる(名古屋大G30はATAR+WACE要求)

不要(日本の高卒資格を併用)

オーストラリア — WACE/ATARが「本流」

オーストラリアでは、WACE+ATARはほぼ「本流」の学校修了資格です。

TISCの2026 University Admission Guideによると、WAの school leaver が大学進学するには通常以下が必要:

  • WACE(高校卒業資格)
  • 英語要件
  • 十分なATAR/Selection Rank
  • 各大学の履修前提条件

UWA(The University of Western Australia)は、ATARを「undergraduate entry の適格性判断に使うYear 12 achievement ranking」と公式に明記。WACE ATAR科目に応じて調整点を付与する運用も公開されています。

オーストラリア進学は、Foundation Courseを経由せず、正面から学部出願する資格です。

英国 — 主要大学が直接認定

英国でも、WACE+ATARが直接の入学要件として認められる大学では、Foundation Course不要で学部出願できます。

公式に確認できる主要大学の対応:

大学

ATAR要件・換算

Cardiff University

ATAR 80+ で学士1年次入学を検討

University of Warwick

A-level換算: AAA = WACE+ATAR 95、AAA = WACE+ATAR 97*

University of Surrey

ATAR換算表を公開、基準未達ならInternational Foundation Yearを案内

つまり、基準を満たせば英国大学にも直接入学可能満たさない場合のみFoundation Yearが代替経路という構造です。

米国 — Foundation制度がそもそも一般的でない

米国では、英国型のFoundation Year制度自体が一般的ではありません。そのため「Foundation免除」という概念は当てはまりません。

公式確認できる運用:

  • University of Michigan: オーストラリア出願者にWACE+ATARの提出を要求
  • 多くの米国大学: Freshman admissionの書類としてWACE+ATARを組み込み(SAT/ACT・成績と並列)

つまり米国では、WACE/ATARは「高校修了資格+学力証明」として組み込まれると理解するのが正確です。

2026年度から導入されるAPプログラムは、米国大学進学を強く志向する生徒にとって、DDPより米国大学に最適化された選択肢となります。

日本 — 大学により扱いが異なる

日本国内では、WACE/ATARの扱いは大学により大きく異なります

公式確認できる運用:

  • 名古屋大学G30: country-specific qualificationsとしてATAR+WACEを正式に要求
  • NIC-Japan: 日本の高等教育入学資格は学校教育法等に基づき、各大学の選考による

ただし、三田国際科学学園のDDP生は日本の高校卒業資格も同時取得します。そのため、日本国内では:

  • 日本の大学への一般入試・帰国生入試: 日本の高校卒業資格で出願
  • 総合型選抜(旧AO入試): WACE/ATARを「強み」として活用
  • 国際選抜・英語学位プログラム: WACE/ATARを直接活用

という3つのルートを使い分けられる、というのが実務的な強みです。

「Foundation不要」の正確な理解

三田国際公式ブローシャーは「WACE certificate と ATARは、海外大学でFoundation Coursesを不要にすることが多い」と説明しています。

ただし重要なのは「often(多い)であって always(常に)ではない」という点です。実際の適用は:

  • 大学による
  • 学部による
  • 年度による
  • ATARスコアによる

そのため、出願時にはSCSA / TISC / 志望大学の最新要項で必ず最終確認する必要があります。

7. 進学実績 — 早慶上理ICU 92名、医学部13名、ATAR上位0.5%

三田国際科学学園の進学実績は、共学化(2015年)以降、年々向上しています。

直近の主要進学実績

進学先

合格者数

早慶上理ICU(早稲田、慶應、上智、東京理科、ICU)

92名

GMARCH(明治、青山、立教、中央、法政、学習院)

144名

医学部医学科

13名

国公立大学

一定数

出典: 学校公式進路実績ページ・教育系メディア(ローカログ等)

海外大学進学実績(DDP/WACE活用)

DDP/WACE/ATARを活用した海外大学進学の実績:

  • オーストラリア: ATAR上位0.5%以内、1科目最高得点でオーストラリア招待・表彰
  • 英国大学(Cardiff、Warwick、Surrey等)への進学パスを確保
  • 米国大学への進学(2026年AP導入後はさらに加速見込み)
  • 国内大学帰国生入試・総合型選抜でのDDP/ATAR活用事例

「進学実績の伸び」の構造的要因

三田国際科学学園の進学実績の伸びを支える要因:

  1. 学業面の高水準: 中学入試偏差値61-72という選抜性
  2. DDP/AP/AP導入: 海外大学進学への明確なパス
  3. ATAR活用: 英国・オーストラリア大学への直接入学資格
  4. サイエンス強化: MSTC設置、Zero to One新校舎、Apple Distinguished School
  5. 探究・プレゼン: 相互通行型授業、教科横断型授業による思考力強化

共学化10年の歴史と進学実績の進化

2015年に共学化したばかりの三田国際は、共学化以降の卒業生で初めて医学部13名、早慶上理ICU 92名という実績を出しています。

共学化前(戸板中学・女子高等学校時代)と比較すると、進学実績は劇的に向上しています。これは「共学化 + 教育改革(DDP、IC・ISC・MSTC、ICT先進校化)」の成功を示しています。

今後5-10年で、APグループ卒業生が出ることで、米国上位大学進学にも厚みが出ると予測されています。

8. 【最重要】三田国際科学学園 vs 競合校

三田国際科学学園を検討する家庭は、ほぼ必ず他の「ほぼインター」(一条校国際コース)と比較します。本セクションでは、最も並列で検討される4校との比較を提示します。

4校比較表

項目

三田国際科学学園

広尾学園

広尾学園小石川

開智日本橋

立地

世田谷区用賀

港区南麻布

文京区本駒込

中央区日本橋

創立 / 共学化

1902年 / 2015年

1918年 / 2007年

2021年共学化

1924年 / 2015年

国際クラス

IC / ISC / MSTC

インター(AG/SG) / 医進・サイエンス / 本科 / 医進

インター(AG/SG) / 本科

GLC / DLC / SEC

DDP導入

(西オーストラリア州 WACE)

(西オーストラリア州 WACE)

AP導入

(2026年)

IB導入

(DLC/GLC)

英検優遇

ISC: 英検準1級で英語免除

あり

あり

あり

偏差値(80%目安)

61-72

65-72

64-70

58-67

6年学費(概算)

704-757万円

約750-820万円

約720-780万円

約650-720万円

進学実績

早慶上理ICU 92名、医学部13名

早慶100+、医学部

早慶

早慶

高校募集

停止(2026〜)

継続

継続

継続

4校の選び方

三田国際科学学園が選ばれる理由:

  • DDP(西オーストラリア州 WACE)+ AP(2026年導入)の2大プログラム
  • 教育課程特例校としての英語イマージョン教育(公式認定)
  • IC・ISC・MSTCの3クラス体制で多様な進路に対応
  • 用賀という落ち着いた立地、Zero to One新校舎
  • Apple Distinguished School認定のICT先進校

広尾学園が選ばれる理由:

  • 港区南麻布の都心立地
  • インターナショナルコース(AG/SG)の歴史と実績
  • 医進・サイエンスコースの厚み
  • 早慶100+の進学実績の安定感

広尾学園小石川が選ばれる理由:

  • DDP導入(西オーストラリア州 WACE)— 三田国際と同等
  • 文京区本駒込の好立地
  • 共学化したばかりの新鮮な環境
  • 広尾学園のブランド継承

開智日本橋が選ばれる理由:

  • IB導入(DLC/GLC)— 三田国際にはない選択肢
  • 中央区日本橋の立地
  • 比較的リーズナブルな学費(約650-720万円)
  • 探究学習の徹底

「三田国際 vs 広尾学園小石川」の典型的迷い

DDP導入校同士で最も並列に検討されるのが、三田国際科学学園と広尾学園小石川です。両校の選択軸:

観点

三田国際科学学園

広尾学園小石川

DDP

AP

○(2026年)

立地

世田谷区用賀

文京区本駒込

共学化

2015年(10年の実績)

2021年(新しい学校)

MSTC(医療系)

ICT認定

Apple Distinguished School

6年学費

約704-757万円

約720-780万円

「DDP + AP + MSTC + 10年の共学実績」を求めるなら三田国際科学学園、「広尾学園ブランド + 都心立地 + 新鮮さ」を求めるなら広尾学園小石川、という棲み分けです。

9. 学費の完全解説 2026年度(改定後)

三田国際科学学園の学費は、純インターナショナルスクールの約3割という、稀有なコストパフォーマンスを誇ります。

公式学費(2025-2026年度)

中学校

項目

金額

入学金

350,000円

授業料(年額)

552,000円

設備費(年額)

150,000円

維持管理費・水道光熱費(年額)

228,000円

学費計(年額)

930,000円

PTA・生徒会(年額)

46,900円

高等学校(2026年度より改定)

項目

金額

入学金

300,000円

授業料(年額)

516,000円

設備費(年額)

50,000円

維持管理費・水道光熱費(年額)

168,000円

学費計(年額)

734,000円

PTA・生徒会(年額)

46,900円

出典: 三田国際科学学園公式 学費ページ

参考目安(公式記載)

中学校

項目

中1

中2

中3

教育充実費

約25万円(iPad諸費含む)

約12万円

約12万円

宿泊研修費

約6万円

約6万円

約11万円

学用品(制服12万円、鞄・体育用品5万円)

17万円

高等学校

項目

高1

高2

高3

教育充実費

約15万円

約10万円

約10万円

同窓会費

18,000円(一括)

学用品(制服11万円、鞄・体育用品5万円)

16万円

DDP追加費用

DDPプログラム費は公式学費ページに「別途必要」と記載されているが、金額は明示されていません。2020年のDDP導入時のプレスリリースでは「高校3年間で別途23万円程度」とされているため、本稿では推定値として23万円を採用します。

6年総額シミュレーション

シナリオ

中学3年合計

高校3年合計

高校入学金

DDP追加

6年総額概算

DDPなし・高校入学金なし

4,170,700円

2,870,700円

0円

0円

7,041,400円

DDPなし・高校入学金あり

4,170,700円

2,870,700円

300,000円

0円

7,341,400円

DDPあり・高校入学金なし

4,170,700円

2,870,700円

0円

230,000円

7,271,400円

DDPあり・高校入学金あり

4,170,700円

2,870,700円

300,000円

230,000円

7,571,400円

中高6年の総額は、約704万-757万円のレンジになります。

純インターとの比較

学校

6年総額(概算)

三田国際比

ASIJ(米国式)

約2,500-3,000万円

約4倍

聖心ISSH

約2,400-2,600万円

約3.4倍

BST

約1,900-2,100万円

約2.7倍

清泉SIS

約1,500-1,700万円

約2.2倍

三田国際科学学園

約704-757万円

基準

広尾学園

約750-820万円

約1.07倍

開智日本橋

約650-720万円

約0.93倍

純インターの3割で「DDP(西オーストラリア州卒業資格)+ AP(2026年導入)」を取得できる——これが三田国際科学学園の最大のコストパフォーマンスです。

変動費に注意

上記シミュレーションは変動費を除外しています。実際には以下が追加で必要:

  • 海外研修費(DDP関連の現地研修等)
  • 留学費用(行き先・期間による)
  • 端末費(iPad更新、追加ICT機器)
  • 為替依存費用(DDP外部試験等)

これらを加味すると、実質的な家庭負担は800万円規模を見込むのが現実的です。

10. 【最重要】中学入試の偏差値・倍率と入試形式

三田国際科学学園の中学入試は、首都圏でも最難関級の競争率です。

入試別の偏差値(80%偏差値)

入試回

クラス

偏差値

第1回

IC・ISC

61

第2回

IC・ISC

64

第3回

IC・ISC

67

第4回

IC・ISC

70-72

MST入試

MSTC

65-72

出典: 四谷大塚、首都圏模試センター等の偏差値ランキング

入試別の倍率

入試

実質倍率

第1回

約3倍

第2回

約4倍

第3回

約5-6倍

第4回 ISC

約8.5倍

MST入試

約3.9倍

帰国生入試

比較的低め

入試形式の選択肢(2026年度2月入試)

IC(インターナショナルクラス)

方式

試験科目

4教科型

国語・算数・理科・社会

英語型

英語60分(リスニング含む)+ 面接

ISC(インターナショナルサイエンスクラス)

方式

試験科目

4教科型

国語・算数・理科・社会

英語型

英語60分(リスニング含む)+ 国語・算数50分 + 面接

ISC英語優遇型

英語免除 + 国語・算数50分 + 面接(英検準1級以上等の保有者のみ)

MSTC

方式

試験科目

MST入試

算数・理科特化型

4教科型

国語・算数・理科・社会

出典: 三田国際科学学園公式 2026年度募集要項

英語入試の構成

英語型入試(ICとISC共通)の出題構成:

領域

内容

Reasoning

英語で出題される算数

Listening Comprehension

リスニング

Reading Comprehension

読解

Essay Writing

自由英作文

リスニング以外は記述式で、ライティング力が重視されます。

教育系メディアの分析では、「英検準1級〜1級レベルの英語運用能力が要求される」と評価されています。

面接の構成

項目

内容

形式

本人のみ

時間

約10分

言語

英語と日本語の両方

優遇措置利用者

面接は実施

具体的な質問内容や評価項目は公式に公開されていません。実務的には、自己紹介、志望理由、IC/ISC選択理由、入学後に学びたいことを英日両方で1-2分で語れるように準備することが推奨されます。

11. 【最重要】英検準1級の優遇措置と「英語免除」の真実

三田国際科学学園の入試で、英検準1級以上の保有者には大きなアドバンテージがあります。ただし、その効き方は志望クラスにより異なるため、正確な理解が必要です。

2026年度 英語外部試験優遇の正式情報

項目

内容

対象クラス

ISC志願者のみ

免除内容

英語筆記試験(リスニング含む、60分)の免除

扱い

「みなし得点」ではなく「免除」

対象スコア

英検準1級以上(CBT/S-CBT可)、TOEFL iBT 72点以上、IELTS Academic 5.5以上

証明書要件

2023年11月以降受験のスコア、所定期間内アップロード

面接

免除対象者も面接は実施(英語+日本語、本人のみ、約10分)

出典: 三田国際科学学園公式 2026年度ISC英語筆記試験優遇措置手続き方法PDF

「英検準1級でICが免除される」は誤解

ELTのカウンセリングで頻出する誤解:

× 「英検準1級があればIC・ISC両方で英語が免除される」

「英検準1級が英語筆記免除になるのはISCのみ」

公式の優遇措置はISCに限定されており、ICには現時点で明示的な英語筆記免除制度はありません。

IC志望の場合の英検準1級の意味

IC志望の家庭にとって、英検準1級は「免除」ではなく「成功確率を上げる土台」として位置づけるのが正確です。

  • 英語入試(Reading/Listening/Writing/Reasoning)で高得点を取りやすくなる
  • IC Academyへの直接配属の可能性が高まる
  • 入学後の英語授業(All English)でスムーズに学習できる

ISC志望の場合の英検準1級の戦略的価値

ISC志望の家庭にとって、英検準1級は圧倒的な戦略的アドバンテージです。

  • 英語筆記60分が完全免除(みなし得点ではない)
  • 当日は国語・算数50分 + 面接のみ
  • 当日の英語筆記で取りこぼすリスクをゼロにできる
  • 国算に集中できる時間的・精神的余裕

英検2級は優遇対象ではない

英検2級は2026年度公式の優遇措置一覧に記載がありません。「英検2級があれば加点される」という想定は公式資料ベースでは不正確です。

ただし公式FAQでは、ISC/MSTCの英語授業のIntermediate目安が「英検準2級〜2級程度」とされています。これは「入学後の英語授業レベルの目安」としての意味であり、入試の優遇とは別物です。

英検準1級取得のロードマップ

ELTの指導経験からの実務的なアドバイス:

学年

推奨アクション

小4

英検3級取得を目指す

小5

英検2級取得を目指す

小5夏-小6春

英検準1級取得を目指す

小6夏

国語・算数の基礎完成、面接対策開始

小6秋

入試直前対策、模擬面接

小6秋までの英検準1級取得を最優先目標とすることで、入試本番での負荷を大きく軽減できます。

関連記事を読む

英検®準1級の壁を突破する!早慶・難関大合格に必要な英語力と勉強法

12. 入試対策の年齢別ロードマップ

ELTがこれまでサポートしてきた合格者の準備期間から逆算した、実用的な準備ロードマップです。

IC志望の場合

時期

やるべきこと

小3-小4

英語の基礎習得開始、英会話・読書の習慣化

小5春

英検2級取得、英作文の基礎訓練

小5夏-冬

英検準1級取得を目指す、英語入試対策開始

小6春

Reading/Listening/Writing/Reasoning対策、4教科の基礎完成

小6夏

過去問演習、面接対策開始(英語+日本語)

小6秋

出願書類準備、最終調整

小6 1-2月

入試直前、模擬面接、家族の志望動機の一貫性確認

ISC志望の場合

時期

やるべきこと

小4

英語の基礎、4教科の準備開始

小5春-夏

英検2級取得、サイエンス・探究学習の経験

小5秋-冬

英検準1級取得を最優先

小6春

英検準1級取得済みなら、国語・算数に集中

小6夏

過去問演習、面接対策

小6秋-冬

出願準備、最終調整

小6 1-2月

入試直前、模擬面接

MSTC志望の場合

時期

やるべきこと

小4-小5

算数・理科の基礎強化、サイエンス興味の育成

小5秋-冬

MST入試(算数・理科特化)対策開始

小6春-夏

算数・理科の応用問題、過去問演習

小6秋

4教科のバランス、面接対策

小6 1-2月

入試直前

帰国生入試の場合

時期

やるべきこと

海外滞在中

英語力の維持・向上、現地校での学習継続

帰国前6-12ヶ月

三田国際の入試研究、過去問入手

帰国後

日本の小学校適応、面接対策(英語+日本語)

出願時期

願書作成、推薦状依頼

「今から間に合うか」の判断基準

ELTのカウンセリングで最も多い質問への回答:

  • 18ヶ月以上の準備期間: 通常合格圏に入る
  • 12-18ヶ月の準備期間: 集中対策で十分可能
  • 6-12ヶ月の準備期間: 英語力(英検2級以上)が既にある場合のみ可能
  • 6ヶ月未満: 帰国子女・元から英語ネイティブの家庭以外は次年度延期を推奨

13. ELTが分析する「三田国際科学学園に合格する家庭」の特徴

ELTがサポートしてきた多数の三田国際合格家庭から見えた、5つの共通特徴です。

特徴①: 英検準1級を計画的に取得している

合格家庭は、小6秋までに英検準1級を取得することを最優先目標としています。

  • ISC志望: 英語筆記免除のメリットを最大化
  • IC志望: 英語入試で高得点を取り、IC Academyへの配属を目指す

「英検準1級は中学から狙う」ではなく、「小6で取り切る」という時間設計が共通しています。

特徴②: 4教科のバランスを保っている

英語入試に特化しすぎず、国語・算数・理科・社会の基礎学力も維持しています。

  • ISC英語優遇型: 国語・算数の試験は残るため、両科目の基礎が必須
  • 4教科型を併願戦略として確保
  • 算数の論理的思考力、国語の読解力が共通する強み

特徴③: 「探究」「プレゼン」の経験を持っている

三田国際は「相互通行型授業」「教科横断型授業」「プレゼンテーション」を重視する学校です。合格家庭は:

  • 自由研究、社会科見学レポート等で探究学習の経験
  • 学校・塾でのプレゼンテーション経験
  • 自分の意見を論理的に表現する力

を持っています。これは面接でも評価されます。

特徴④: 学校理念「知好楽」に共感している

合格家庭は、三田国際の教育理念「知好楽(しるこうらく)」を表面的にではなく、家族の経験として語れることが共通しています。

  • 「知識の暗記」ではなく「興味から始まる学び」を実践している
  • 子どもの「好きなこと」を伸ばす家庭文化
  • 学習を「楽しむ」姿勢

特徴⑤: 家族として進路像を共有している

合格家庭は、家族として「なぜ三田国際なのか」を明確に語れます。

  • DDPで世界の大学を視野に入れている家庭
  • APで米国大学進学を本気で考えている家庭
  • MSTCで医学・先端科学を志向する家庭
  • 「ほぼインター」という独自ポジションへの共感

14. 三田国際科学学園に向いている家庭・向いていない家庭

正直にお伝えすると、三田国際科学学園はすべての家庭に向く学校ではありません。学費、入試の高ハードル、教育方針への適合性を慎重に判断すべきです。

向いている家庭

  • 「ほぼインター」を求める家庭 — 純インターの3割の費用で英語環境
  • DDP(西オーストラリア州 WACE)に魅力を感じる家庭 — 海外大学進学のパスポート
  • AP導入(2026年)で米国大学進学を視野に入れている家庭
  • IC・ISC・MSTCのいずれかが家族の進路観に合致する家庭
  • 英検準1級取得を計画的に進められる家庭
  • 「知好楽」「相互通行型授業」「探究学習」に共感する家庭
  • ICT先進校(Apple Distinguished School)に魅力を感じる家庭
  • 英語環境を学校生活の中心に置きたいが、純インターの学費は厳しい家庭

向いていない家庭

  • 伝統的な進学校型の教育を求める家庭 — 三田国際は「探究・プレゼン重視」
  • 都心立地を最優先する家庭 — 用賀は都心からやや離れる
  • 男子校・女子校の単性教育を求める家庭 — 三田国際は共学
  • 宿題・課題量が少ない学校を求める家庭 — 特にICは課題量が多い
  • 学費を更に抑えたい家庭 — 公立中高一貫校等の方が安価
  • 英検準1級レベルへの計画的な英語学習をする時間がない家庭
  • 高校から新規入学を考えている家庭 — 2026年度から高校募集停止

「三田国際 vs 純インター(ASIJ・聖心等)」の判断指針

純インターと三田国際で迷っている場合:

観点

純インター(ASIJ、聖心等)

三田国際科学学園

6年学費

約2,400-3,000万円

約704-757万円

英語環境

100%英語(生活全体)

ICは英語環境、ISCは混在型

日本の高校卒業資格

取得可能(一条校認定の場合)

取得

海外大進学パス

米国・英国・オーストラリア等

DDP/APで対応

日本の大学進学

帰国生入試

一般入試・帰国生・総合型選抜

学費の上限が約800万円、ただし純インターの英語環境を最大限求めたい」家庭にとって、三田国際科学学園は最高の選択肢の一つです。

16. ELTの三田国際科学学園 受験対策:合格までの一貫サポート

ELTは、IC・ISC・MSTCの3クラス、4教科型・英語型・帰国生入試のすべての入試方式で、三田国際科学学園合格をサポートしてきました。「三田国際の英語要件・英検準1級取得・面接対策・DDP/AP理解」を踏まえた一貫サポートを提供しています。

ELTの三田国際受験対策の特徴

  • 英検準1級取得サポート: 小6秋までの取得を目指すマンツーマン指導、CELTA/DELTA保有のネイティブ講師
  • 英語入試対策: Reading/Listening/Writing/Reasoning(英語の算数)の総合対策
  • Essay Writing対策: 自由英作文の構造化指導
  • 英語面接対策: 「Why IC/ISC?」「入学後の学習計画」を英日両方で語る訓練
  • 日本語面接対策: 志望動機、家族の教育観の言語化
  • 4教科型対策: 国語・算数・理科・社会のバランス強化
  • IC/ISC/MSTC選択カウンセリング: 子どもの適性・進路目標から最適なクラスを判断
  • DDP/AP選択カウンセリング: 高校での進路選択(中学3年次)の戦略構築
  • IELTS/TOEFL対策: 英検以外のスコアでISC優遇を狙う場合のサポート
  • 帰国生入試対策: 海外滞在中からの計画的準備、書類作成、面接対策

こんな家庭にELTは選ばれています

  • 英検準1級を小6秋までに取得したい
  • IC・ISC・MSTCのどれが我が子に合うか判断できない
  • DDP・APのどちらを目指すべきか分からない
  • ISC英語優遇の戦略的な活用方法を知りたい
  • 英語入試(Reading/Listening/Writing/Reasoning)の対策方法が分からない
  • 面接(英語+日本語)の対策をプロに任せたい
  • 帰国生で日本の中学受験は初めて
  • 1度不合格になり、次年度の再挑戦戦略を立てたい

無料カウンセリングのご案内

「現在の英語力で英検準1級が取れるか知りたい」「IC・ISC・MSTCのどれが最適か診断してほしい」「英語入試と4教科入試のどちらを選ぶべきか相談したい」——こうしたお悩みに、合格実績豊富なコンサルタントが個別にお応えします

よくある質問

A

中学入試別の偏差値(80%目安)は61〜72です。第1回が約61、第4回ISCが70-72で最も高くなります。MST入試(算数・理科特化)は65-72で、最難関級の偏差値です。

A

中学校は学費計930,000円/年、高校は学費計734,000円/年。これに参考目安(教育充実費、宿泊研修費、学用品)を加えると、中高6年の総額は約704-757万円です。

A

入試回・方式により大きく異なります。第1回が約3倍、第4回ISCが約8.5倍と、後半ほど高倍率です。MST入試は約3.9倍、帰国生入試は比較的低めです。

A

ICは「学校生活の中心を英語環境に置きたい家庭」、ISCは「日本の一条校らしい学習安定性と理系・探究の厚みも重視する家庭」に向いています。英語ゼロベースから両方とも入学可能ですが、ICの方が「英語の環境圧」が強い設計です。

A

ICは「主要教科を英語で学ぶ国際環境」、ISCは「サイエンス志向 + 英語の習熟度別運用」、MSTCは「医学・先端科学を志向する特化型コース」です。中学から3つに分かれ、高校でICはDDP/AP選択、ISCとMSTCは継続します。

A

両校とも「ほぼインター」の最高峰ですが、本質的に異なります。三田国際科学学園は「DDP + AP(2026年)+ MSTC + Apple認定」広尾学園は「都心立地 + AG/SG + 医進サイエンス + 早慶100+の進学実績」DDPあり校同士の比較なら、広尾学園小石川との比較が最も実務的です。詳しくは本記事のH2-8「競合校比較」をご参照ください。

A

ISC志願者のみ、英語筆記試験(60分、リスニング含む)が免除されます。「みなし得点」ではなく「免除」です。ICには公式優遇がありません。優遇対象者でも面接は実施されます(英語+日本語、約10分)。

A

2026年度公式の優遇措置一覧に英検2級は記載されていません。優遇対象は英検準1級以上、TOEFL iBT 72点以上、IELTS Academic 5.5以上です。ただし英検2級はISC/MSTCの英語授業のIntermediate目安とされており、入学後の英語運用には意味があります。

A

DDPはオーストラリア・英国大学進学に最適化、APは米国大学進学に最適化です。中学3年次に選択するため、進路目標が明確な家庭ほど判断が容易です。IC Immersion出身者はDDPグループへの進学で着実に実力をつけることが可能で、APグループには「一定の基準を超える」必要があります。

A

オーストラリアではWACE+ATARが本流の資格として直接入学可能。英国ではCardiff(ATAR 80+)、Warwick(A*AAでATAR 95)、Surrey等が直接認定。米国ではMichigan等がWACE+ATARを書類として要求。日本では名古屋大学G30等がATAR+WACEを正式に受け入れ。ただし大学・学部・年度で要件が異なるため、出願時には最新要項の確認が必須です。

A

ATARランキング上位0.5%以内ATAR試験の1科目で最高得点を取得した生徒がオーストラリアに招待・表彰の実績があります。具体的な進学先大学リストは公式の進路実績ページで公開されています。2026年AP導入後は米国大学進学にも厚みが出ると予測されます。

A

帰国生入試は海外滞在歴のある生徒対象で、英語力が評価対象。出願書類(過去2年成績、現地校推薦状)が必要です。一般入試は4教科型または英語型で、英語型は英語60分+面接(IC)または英語60分+国語・算数50分+面接(ISC)。どちらの入試でもISC英語優遇は適用可能です。

A

2026年度より高校(一般入試・帰国生入試)の募集が停止されました。新規入学経路は中学受験のみです。転編入・復学は欠員が出た場合のみ受け入れ(公式HPで情報公開)。入試科目はクラスにより異なります。

A

ATARランキング上位0.5%以内(同世代の上位0.5%)を達成した生徒の事例があり、ATAR試験の1科目で最高得点を取得し、オーストラリアに招待・表彰された実績もあります。詳細な年別ATAR平均は公式に公開されていません。

A

18ヶ月以上前からの開始を推奨します。特にIC・ISC英語型を狙う場合、小6秋までの英検準1級取得が最優先目標。MSTCの場合は算数・理科の特化対策に12ヶ月以上、4教科型なら国語・算数・理科・社会のバランスに18ヶ月以上の計画的な準備が必要です。

A

はい、東京の「ほぼインター」(一条校国際コース)の最高峰の一つです。純インター(ASIJ、聖心等、年間学費300-400万円)と一般私立中高(年間学費80-100万円)の中間に位置し、DDP/AP導入、教育課程特例校としての英語イマージョン教育、Apple Distinguished School認定という、純インターに匹敵する英語環境を、3割のコストで実現しています。

執筆者について

田中 達也

田中 達也

ELT日本法人 代表

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科を卒業後、同大学大学院に進学し、数値流体解析の研究に取り組む。大学院在学中、アメリカ・ヒューストンにあるライス大学で招聘研究員として宇宙船の流体シミュレーションに従事する。日本に帰国後は研究を継続する傍ら、ハーバード大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンでキャリアフェアの開催を手掛ける。2019年には在学中にセキジン合同会社 (現 株式会社 ELT Education) を設立。2020年、英国法人 ELT School of English Ltd. と提携し、日本市場向けのオンライン英会話事業を開始。創業以来、1,000名以上の英語学習者のカウンセリングを行う。

LinkedIn

関連記事