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【2026年最新】バンコクのインターナショナルスクール完全ガイド:失敗しない選び方とおすすめ名門校

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2026年最新
【2026年最新】バンコクのインターナショナルスクール完全ガイド:失敗しない選び方とおすすめ名門校 - ELT英会話 英語学習コラム
田中 達也

執筆者: 田中 達也|ELT日本法人 代表

バンコクへの駐在や教育移住に伴うお子様のインターナショナルスクール選び。「絶対に失敗したくない」と情報を集めれば集めるほど、「選択肢が多すぎてどこが良いのか分からない」と頭を抱えていませんか?

バンコクには100校を超えるインターナショナルスクールが存在し(一部の統計では150校以上とも言われます)、選択肢が多すぎるがゆえに情報過多となり、判断がブレてしまうリスクがあります。ブランドや口コミ、学費の安さだけで安易に選んでしまい、「毎日の渋滞で家族が疲弊した」「日本人が多すぎて英語が伸びなかった」「授業についていけず自己肯定感を下げてしまった」と後悔するケースが後を絶ちません。

本記事では、バンコクのインター選びにおける「リアルな失敗談」から逆算した正しい選定基準、学費と隠れコストの真実、そして絶対に外さないバンコクのおすすめ名門校一覧を、教育のプロフェッショナルが徹底解説します。

1. 駐在員・教育移住者が陥る「バンコク・インター選び3つの失敗」

インターネット上のポジショントークに惑わされず、まずは多くの日本人家庭が陥りがちな「3つの大間違い(罠)」を知っておきましょう。

失敗1「トラフィック(渋滞)の罠」:生活動線が崩壊する

バンコクの渋滞を甘く見てはいけません。データによると、バンコクではラッシュ時に10km移動するのに約30分かかるとされ、渋滞による年間の時間損失は115時間に及びます 。「住まいは便利なスクンビット、学校は郊外の名門校」と設定すると、片道1時間を超える通学時間が生活のペースを壊してしまいます。朝が早すぎて子どもが慢性疲労に陥り、放課後活動にも参加できず、送迎する親も消耗するという事態に陥ります 。

失敗2「ローカル・インターの罠」:安い=英語が伸びる、ではない

「International School」という名前がついていても、バンコクではBilingualやEP(英語プログラム)が混在しており、英語環境の濃度は学校によって全く異なります 。バイリンガル校は制度上タイ語の基礎理解が必要で、授業の多くがタイ語で行われることもあります 。安い学校を選んだ結果、生徒の多くがタイ人で、休み時間はタイ語が飛び交い、「英語が全く伸びない」という現実的な失敗談も報告されています 。

失敗3「EAL(英語サポート)の罠」:英語ゼロでトップ校に入り孤立する

「名門インターに入れれば、手厚く英語を教えてもらえる」というのは幻想です。上位校ほど入口のミスマッチを防ぐため、英語サポート(EAL)の枠に厳しい制限を設けています 。たとえばNISTでは、中高(secondary)はカリキュラムの要求が高いため、中級から上級の英語学習者のみ支援可能としています 。また、EALが必須と判断された場合、多額の追加費用が請求されることにも注意が必要です 。

2. 失敗しないための「4つの選定基準」

バンコクのインターナショナルスクール選びにおいて、後悔を減らすための客観的な判断フレームワーク(4つの基準)を紹介します。

  1. カリキュラム(IB / 英国式 / 米国式):
    • IB(国際バカロレア)
      探究型・概念理解を重視する学習モデル。PYP→MYP→DPの3プログラムで構成。自ら問いを立てて学ぶ力を育てます。海外大学・日本の帰国生入試の双方に対応しやすい。
    • 英国式
      IGCSEやA-Levelといった外部試験による到達度評価が特徴。専門性を早期に深めるスタイルで、英国・豪州・香港の大学への進学に強い。
    • 米国式
      AP(Advanced Placement)やIBDPとの併用で柔軟な進路設計が可能。探究と選択の幅が広く、米国の大学進学に直結。

    お子様の性格(探究型か構造化されたテスト型か)と、将来の進路(日本の帰国生入試、海外大学、あるいは両方)に合わせて選びましょう。

  2. 国籍比率(Diversity):

    理想的な英語環境を作るためには、国籍の偏り(Nationality Cap)がないかを確認します。例えばNISTでは、学生の25%をタイ国籍とし、残り75%を90以上の国籍で構成すると明言しています 。

  3. ロケーション(居住地との距離):

    渋滞を考慮した「学校→家→職場」の生活動線が破綻しないこと条件とします 。自宅から学校まで、ラッシュ時に片道30分以内が理想、最大でも45分以内。スクールバス路線の有無と料金も確認。NIST International Schoolのように、BTSやMRTなどの公共交通機関でアクセスできる学校は、渋滞リスクを大幅に軽減できます。

  4. 認定機関(Accreditation):

    WASC、CIS、NEASCなどの国際的な学校評価機関の認定を受けているか確認しましょう 。日本の文部科学省は、これらの団体が認証したインター校の12年課程修了者に対して、日本の大学入学資格を認めています 。認定を受けていない学校を卒業した場合、日本の大学受験資格が得られないリスクがあります。

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3. 【カリキュラム別】バンコクのおすすめ名門インター一覧

バンコクを代表するトップ校および人気校をカリキュラム別にご紹介します。詳細は各学校のリンク先(個別記事)をご覧ください。

IB(国際バカロレア)一貫校

NISTインターナショナルスクール

バンコク中心部スクンビットSoi 15(アソーク駅徒歩圏)に位置する、タイ初のフルIBワールドスクール(PYP・MYP・DP)。1992年に国連の支援を受けて設立された非営利校。キャンパス面積25ライ(約4ヘクタール)。2025年に新設のInnovation Building・Elementary Buildingsが完成し、都心型キャンパスとしての環境がさらに充実。

カリキュラム

IB(PYP → MYP → DP)フル一貫

生徒数

約1,800名

国籍数

77カ国以上

2025年 IBDPスコア

平均点: 37点(世界平均 30.6点)
40点以上: 27%|満点45点 2名
合格率: 100%(2年連続)

バイリンガルDP

56%

主な進学先

Oxford, Cambridge, UPenn, Cornell, Brown, UC Berkeley, 東京大学, 京都大学, 早慶 等(120+大学・15カ国以上)

認定

CIS(Council of International Schools)・NEASC

立地

スクンビット Soi 15(BTS Asok / MRT Sukhumvit 徒歩圏)

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バンコクNISTインターナショナルスクールの評判・学費・入試

KISインターナショナルスクール

都心に位置しながら緑豊かでアットホームな環境を持つIB名門校。2024年に広大な新キャンパス「KIS Reignwood Park」を開校し、バンコク初のIBボーディングスクールとしても注目。

カリキュラム

IB(PYP → MYP → DP)フル一貫

注目ポイント

2024年 Reignwood Park新キャンパス開校(バンコク初IBボーディング対応)

認定

CIS

立地

都心キャンパス + Reignwood Park(郊外)

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コンコーディアン・インターナショナルスクール (Concordian)

IBプログラムと英語・中国語(マンダリン)の強固なバイリンガル教育を提供する独自性が魅力。バンナー地区に位置し、中華圏への進学を視野に入れる家庭にも人気。

カリキュラム

IB + 英語・中国語バイリンガル

特色

英語・マンダリンの両言語で高いレベルの教育を提供

認定

CIS・WASC

立地

バンナー地区

英国式カリキュラム

バンコク・パタナ・スクール (Bangkok Patana)

1957年設立、タイ最古・最大規模の英国系インター校。バンナー地区ラサール通り(スクンビットSoi 105)に位置。英国式カリキュラム(IGCSE)からIBDP(Year 12-13)へ接続する独自のパスウェイ。非営利校で費用公開の透明性が高い。卒業生の99%が大学進学。課外活動は200以上。

カリキュラム

英国式(IGCSE)→ IBDP(Year 12-13)

生徒数

約2,300名

国籍数

65カ国以上

2025年 IBDP平均

平均: 35点(世界平均 30.6点)
40点以上: 20%|35点以上 65%
合格率: 99%

2025年 IGCSE A*/A率

66%

主な進学先

Oxford, Cambridge, Brown, Cornell, UPenn 等(UK 26%, USA 33%, 豪州 12%)

認定

CIS・NEASC

立地

バンナー地区 ラサール通り(BTS Bang Na)

シュルーズベリー・バンコク (Shrewsbury)

英国1552年設立の名門「ザ・ナイン」の一校の姉妹校。チャオプラヤ川沿いのRiversideキャンパス(40ヘクタール)とラーマ9のCity Campusの2キャンパス体制。教員の94%が英国出身。ネイティブレベルの英語力が入学条件。580席の劇場、3つの図書館を完備。

カリキュラム

英国式(IGCSE → A-Level)

国籍数

40カ国以上

2025年 A-Level A*/A率

65%

2025年 AS-Level A/B率

90%

2025年 IGCSE A*/A率

74%

主な進学先

Cambridge, Cornell, NYU, Imperial, UCL, Bath, Warwick 等(Ivy League 4校含む65+大学)|UK進学40%超、US進学25%

認定

FOBISIA(Federation of British International Schools in Asia)

立地

Riverside(チャオプラヤ川沿い)+ City Campus(ラーマ9)

ハロウ・バンコク (Harrow)

1998年設立、英国名門ハロウスクール初の海外校。ドンムアン空港近くに35エーカーの広大な湖畔キャンパスを保有。ハウスシステム(寮文化)を体現。Day(通学)とBoarding(寮制・週5日または7日)を選択可能。2023年BSO(British Schools Overseas)査察で全項目「Outstanding」評価。郊外立地のため通学距離に注意が必要。

カリキュラム

英国式(IGCSE → A-Level)

生徒数

約1,600名

国籍数

35カ国以上

2025年 A-Level A*/A率

70%(開校27年で最高記録)

2025年 IGCSE A*/A率

71%

第1志望合格率

91%(2024年|うち13%がQS Top 10)

主な進学先

Oxford, Cambridge, Stanford, Imperial, LSE 等(UK 51%, USA 12%, タイ 21%, 日本 3%)

教員数

約400名(大半が英国出身)

認定

CIS・FOBISIA|BSO査察 全項目「Outstanding」(2023年)

立地

ドンムアン地区(郊外・35エーカー湖畔キャンパス)

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キングスカレッジ・バンコク (King's College)

英国ウィンブルドンのKing's College Schoolの海外校として2021年に開校。ラートクラバン地区に最新鋭のキャンパスを保有。英国式カリキュラム(IGCSE/A-Level)を提供するプレミアム校。新設校として急速に実績を伸ばしている。 

カリキュラム

英国式(IGCSE → A-Level)

2025年 IGCSE数学 A*/A率

86%

注目ポイント

2021年開校の新設校ながら急速に学業実績を拡大中。最先端STEM・スポーツ施設完備

認定

BSO査察済み

立地

ラートクラバン地区

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セントアンドリュース・バンコク (St. Andrews)

スクンビットSoi 71(プラカノン)に位置し、Nord Anglia Education(世界29カ国68校を運営)のグローバルネットワークを活かした都市型プレミアム校。IGCSE後にIBDPへ接続するパスウェイ。BTS駅至近で通学利便性が高く、BTS無料シャトルも運行。

カリキュラム

英国式(IGCSE)→ IBDP

日本人比率

約15%(バンコクで日本人に最も人気の高い学校の一つ)

国籍バランス

タイ人 : 外国人 = 50 : 50

ネットワーク

Nord Anglia Education(世界29カ国68校)

認定

CIS・FOBISIA

立地

スクンビット Soi 71(BTS Phra Khanong 至近|BTS無料シャトルあり)

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バンコクプレップ・インターナショナルスクール (Bangkok Prep)

スクンビットSoi 77(オンヌット)に位置し、日本人比率が比較的高く日本人コミュニティのサポートが充実。英国式カリキュラム(IGCSE/A-Level)を提供し、少人数制のきめ細かい指導に定評あり。Tier 2の中でコスパと立地のバランスに優れた人気校。

カリキュラム

英国式(IGCSE → A-Level)

特色

少人数制・日本人コミュニティ充実・Tier 2でコスパと立地のバランスが良い

認定

CIS

立地

スクンビット Soi 77(BTS On Nut)

ウェリントンカレッジ・バンコク (Wellington)

英国名門ウェリントンカレッジ(1859年創立・ヴィクトリア女王による勅許)の分校。ウェルビーイング(心身の健康)を教育の中核に据え、「Wellington Identity」(知性・独立性・個性・インスピレーション)を理念とする。28エーカー(70ライ)のキャンパスに50mオリンピックプール、600席の劇場など充実した施設を完備。

カリキュラム

英国式(IGCSE → A-Level)

生徒数

約820名

国籍比率

外国籍約20%

特色

ウェルビーイング教育を中核に据えた全人教育。スポーツ・音楽奨学金制度あり

認定

CIS(2024年1月取得)・COBIS Patron's Accreditation

立地

クルンテープクリーター通り(Saphan Sung地区・空港とバンコク中心の中間)

ブライトンカレッジ・バンコク (Brighton)

英国で共学校No.1と評されるBrighton Collegeの姉妹校。2016年開校。クルンテープクリーター地区に20エーカーのキャンパスを保有。650席のシアター、50m&25mプール、400m陸上トラックなど施設が充実。学業選抜制で、高い学力基準を維持。A-Level 21科目を提供。

カリキュラム

英国式(IGCSE → A-Level)|A-Level 21科目提供

生徒数

約400名(定員1,500名)

国籍比率

外国籍約40%

2024年 A-Level

合格率100%|A*-B率 75%

主な進学先

Imperial College London, King's College London, Warwick, Durham, Emory(USA)等

認定

BSO(British Schools Overseas)・EDT査察済み

立地

クルンテープクリーター地区(20エーカー)

ラグビースクール・タイランド (Rugby School)

英国1567年創立の名門ラグビースクールの姉妹校。2017年開校。チョンブリー県(パタヤ近郊)に80エーカーのタイ最大級キャンパスを保有。ボーティング湖、ゴルフコース、4つのプール、Webb Ellisスポーツセンターなど施設が圧巻。Part Boarding(週3日)・Weekly Boarding・Full Boardingの3種類の寮制を選択可能。

カリキュラム

英国式(IGCSE → A-Level)

生徒数

約1,200名

国籍数

47カ国(タイ42%・英国/欧州21%・中国14%・韓国7%・日本3%)

2025年 A-Level A*/A率

約60%(A* 48%)|BSO査察「上位7%の国際校」と評価

2025年 全試験 A*/A率

50%超

寮生数

約200名

認定

COBIS(ダブルBeacon受賞:ボーディング+課外活動)・BSO査察済み

立地

チョンブリー県(バンコクから車90分・パタヤから25分・80エーカー)

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米国式カリキュラム

ISB (インターナショナルスクール・バンコク)

1951年設立、タイ初のインターナショナルスクール。ニチャダタニ(ノンタブリー県)のゲーテッドコミュニティ内に37エーカーのキャンパスを保有(アジア最大級の単一キャンパス校)。3つの卒業パスウェイ(IB Diploma / AP Capstone / ISB Personal Choice Diploma)を提供。非営利校。郊外立地のため都心からの通学には注意。

カリキュラム

米国式 + IBDP + AP(3つの卒業パスウェイ)

生徒数

約1,800名

国籍数

60カ国以上

2025年 IBDP平均

34点(合格率 98%)

2025年 AP平均

4.13 / 5.0(75%がスコア4以上)

IBDP履修率

55%(Class of 2026)

教員

198名(20カ国籍|86%が修士以上)

主な進学先

Stanford, Cornell, Brown, UPenn, UC Berkeley, UCLA, Imperial, 早稲田, 慶應 等

認定

WASC(Western Association of Schools and Colleges)

立地

ニチャダタニ(ノンタブリー県・郊外・37エーカー)

ASB (アメリカンスクール・オブ・バンコク)

1983年設立。スクンビット(Sukhumvit Soi 49)とグリーンバレー(バンナー近郊)の2キャンパスを運営。2022年にXCL Educationグループに加入。AP&AP Capstoneプログラムのバンコクで最も幅広い科目選択を提供。ゴルフアカデミーをはじめとするスポーツプログラムと学業の両立に定評あり。

カリキュラム

米国式(Common Core + NGSS)+ AP + AP Capstone

国籍数

40カ国以上

クラスサイズ

15〜20名

特色

APコース選択数がバンコク最多級。ゴルフアカデミー併設。Green ValleyキャンパスはIBDP候補校

主な進学先

Harvard, UC Berkeley, U of Washington, 東京大学, Purdue 等

認定

WASC・EARCOS

立地

Sukhumvitキャンパス(Soi 49)+ Green Valleyキャンパス(バンナー近郊)

ルアムルディ・インターナショナルスクール (RIS)

1957年にレデンプトール会の神父により設立。タイ語で「心の結合」を意味する校名の通り、カトリックの精神に基づく温かい教育環境が特色(全宗教の生徒を歓迎)。ミンブリー地区の29エーカーのメインキャンパスに加え、Ratchapruekキャンパス(2019年開校)とPhuketキャンパスも運営。アジアで最も早くWASC認定を取得した学校の一つ。

カリキュラム

米国式 + IBDP + AP(High Schoolで選択可能)

生徒数

約1,400名(Minburiキャンパス)

国籍数

22カ国以上(タイ人が最多、次いで韓国・インド・日本等)

キャンパス面積

29エーカー(FIFA公認人工芝・FINA基準プール・400席劇場等)

教員

73%が修士以上

認定

WASC(2027年まで)・CIS・EARCOS・IB認定校(1998年〜)

立地

ミンブリー地区(スワンナプーム空港から30分・郊外)

バークレー・インターナショナルスクール

2010年設立。バンナー地区に位置し、米国式カレッジ・プレパラトリー・カリキュラムをPre-KからGrade 12まで提供。2014年にWASC認定取得、2017年に初の卒業生を輩出。25m&50mプール、天然芝サッカー場、300席シアターなどの施設を備える。小規模校ならではの手厚い個別サポートが魅力。

カリキュラム

米国式(Common Core + NGSS)+ AP

特色

小規模校ならではの手厚い個別指導。バンナー地区でアットホームな環境

認定

WASC(2014年〜)

立地

バンナー地区(BTS Udom Suk / Bangna 至近)

4. バンコクのインターナショナルスクールの学費相場と「隠れコスト」

学費の予算を組む際は、表面的な授業料だけでなく、初年度の一時金や毎年かかる付帯費用を正確に把握する必要があります。

学費のTier(階層)別目安表(2025-2026年想定)

Tier(階層)

年間授業料の目安 (THB)

代表的な学校例

特徴

Tier 1 (プレミアム)

約650,000〜1,200,000

ISB, NIST, Patana, Shrewsbury, Harrow, King’s College

施設や教員層が圧倒的。入学競争が激しく、EALサポート費用が別途高額になるケースが多い 。

Tier 2 (上位ミドル)

約400,000〜850,000

Bangkok Prep, KIS, St Andrews など

コスパと立地のバランスが良く人気。学校の判断によりEALが必須・有料になる点に注意 。

Tier 3 (低価格帯)

約180,000〜350,000

中〜低価格帯の学校

英語環境や教員の質にばらつきがある。追加の英語サポート費(ESP/ESL)の確認が必須 。

親がショックを受ける「隠れコスト」の正体

年間授業料以外に、以下の費用が確実にのしかかってきます。最初の見積もりで必ず織り込んでください。

  • 入学金・デポジット(Enrollment / Deposit): Patanaの場合、Entrance Feeが250,000THB、Depositが50,000THBかかります 。NISTの例では、Registration Feeが265,000THBと報告されています 。
  • キャンパス開発費(Capital / Development Fee): NISTでは575,000THB(返金条件ありの選択肢)、KISでは毎年45,000THB(非返金)などが設定されています 。
  • EAL(英語サポート)費: PatanaではYear1-9のEAL Feeが105,000THBと設定されており、必要と判断されれば支払いは任意ではありません 。
  • スクールバス代: 渋滞都市バンコクではスクールバス利用が多くなります。ISBでは距離に応じて年間108,000〜172,800THB、Harrowでは年間119,200〜136,200THBかかります 。

5. 入学準備と出願のタイムライン

バンコクのTier 1校(NIST、Patana、ISBなど)は、常に定員がいっぱいで「1〜2年待ち(ウェイティングプール)」になることも珍しくありません。赴任が決まったら、学年や国籍枠の空き状況を学校に即座に確認し、出願手続きを開始する必要があります。

出願から入学までの一般的なステップ

ステップ1:情報収集と候補校の絞り込み(渡航6〜12ヶ月前が理想)。生活動線・カリキュラム・予算の3軸で3〜5校に絞る。

ステップ2:出願書類の準備。在籍校の成績証明書・通知表(英訳)、教員推薦状、パスポートコピーなど。

ステップ3:入学アセスメント(テスト・面接)。学校によりCAT4(認知能力テスト)、WIDA(英語力テスト)、英語エッセイ、保護者面接(英語)が実施されます。

ステップ4:合否通知とウェイティングリスト。合格の場合、入学金の支払い期限が短い(通常2〜4週間)ため迅速な意思決定が必要。

ステップ5:ビザ手続きと渡航準備。非タイ国籍の場合、Non-Immigrant Visa(EDビザまたは保護者のBビザ)の取得が必要。

親の英語力や「なぜこのカリキュラムを選ぶのか」という教育方針も保護者面接で厳しく見られるため、事前対策が不可欠です。

まとめ:ブランドを買うのではなく「フィット」と「生活動線」を買う

バンコクのインターナショナルスクール選びにおいて、日本人の保護者に必要なマインドセットの転換は、「ブランド名で学校を選ぶ」のではなく、「子どもの学び方と家族の生活を守る設計を選ぶ」ということです 。

後悔しないバンコクのインター選び3ステップ:

ステップ1:渋滞の現実を受け入れ、「ラッシュ時に片道30〜45分以内で通える場所」に候補を絞る。

ステップ2:英語環境(国籍比率・EALの受入条件・お子様の現在の英語力)を精査し、「入学後に英語で学べるか」を見極める。

ステップ3:カリキュラム(IB / 英国式 / 米国式)と認定機関を将来の進路と照らし合わせて最終決定する。

この順番で選ぶことで、失敗の確率を劇的に下げることができます。

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よくある質問

A

2025-2026年度の場合、Tier 1(プレミアム校)で年間約65万〜120万バーツ(約270万〜500万円)、Tier 2(上位ミドル校)で約40万〜85万バーツ(約170万〜360万円)、Tier 3(低価格帯)で約18万〜35万バーツ(約75万〜150万円)が目安です。これに加え、初年度は入学金(15万〜26万バーツ)、キャンパス開発費(年間4.5万〜57.5万バーツ)などの一時金が必要です。

A

幼稚園〜小学校低学年(Year 1-3程度)であれば、多くの学校がEAL(英語サポート)付きで英語初学者を受け入れています。ただし、小学校高学年以上、特にTier 1校のSecondary(中高)では、中級以上の英語力が入学条件となるケースが一般的です。NISTのSecondaryは中級〜上級のみ、Shrewsburyはネイティブレベルが基本です。

A

最も重要なのは「ロケーション(通学距離)」です。バンコクの渋滞は深刻で、片道1時間超の通学は子どもの体力・学習意欲・放課後活動のすべてに悪影響を与えます。まず「通える範囲」を絞り、次に英語環境(国籍比率)、最後にカリキュラムの順番で検討することを強くお勧めします。

A

日本人比率が比較的高い学校としては、St Andrews International School Bangkok(約15%)やBangkok Prep International Schoolが挙げられます。日本人コミュニティが充実しており、日本語対応スタッフがいる学校もあります。一方、英語環境を重視するのであれば、NIST(日本人比率推定約7%)やISBのように国籍分散が進んだ学校が有利です。

A

学校により異なりますが、一般的にはCAT4(認知能力テスト)、WIDA ACCESS(英語力テスト)、英語によるライティングサンプル、保護者面接(英語)が組み合わされます。幼稚園〜低学年ではプレイベースの観察評価が中心です。Tier 1校では保護者面接の比重が高く、「なぜこの学校を選ぶのか」「家庭の教育方針」を英語で明確に伝える準備が必要です。

A

主な隠れコストは、入学金(15万〜26.5万バーツ)、キャンパス開発費(年間4.5万〜57.5万バーツ)、EALサポート費(年間約10万バーツ〜)、スクールバス代(年間4.7万〜17.3万バーツ)、制服代、ランチ代、ECA(課外活動)費、修学旅行費、外部試験費(IGCSE/IB/AP)などです。Tier 1校では、授業料以外に初年度だけで50万〜100万バーツ(約210万〜420万円)の追加支出が発生することも珍しくありません。

執筆者について

田中 達也

田中 達也

ELT日本法人 代表

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科を卒業後、同大学大学院に進学し、数値流体解析の研究に取り組む。大学院在学中、アメリカ・ヒューストンにあるライス大学で招聘研究員として宇宙船の流体シミュレーションに従事する。日本に帰国後は研究を継続する傍ら、ハーバード大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンでキャリアフェアの開催を手掛ける。2019年には在学中にセキジン合同会社 (現 株式会社 ELT Education) を設立。2020年、英国法人 ELT School of English Ltd. と提携し、日本市場向けのオンライン英会話事業を開始。創業以来、1,000名以上の英語学習者のカウンセリングを行う。

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