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NISTインターナショナルスクールの評判|バンコク最高峰のIB一貫校の入試と学費

公開:
2026年最新
NISTインターナショナルスクールの評判|バンコク最高峰のIB一貫校の入試と学費 - ELT英会話 英語学習コラム
田中 達也

執筆者: 田中 達也|ELT日本法人 代表

バンコクの駐在員や教育移住者の間で、「入りたくても最も入れない学校」と呼ばれる名門校をご存知でしょうか?

スクンビット・ソイ15(アソーク駅徒歩圏内)という絶好の都心ロケーションにキャンパスを構える「NISTインターナショナルスクール(NIST International School)」です。

1992年に国連(UN)関係者の支援を受けて設立された同校は、タイ初の「フルIB(国際バカロレア)一貫校」として、バンコクにおけるIB教育の最高峰に君臨しています。しかし、その圧倒的な人気と「国籍キャップ(上限)」の存在から、日本人にとっては非常にハードルの高い学校としても知られています。

本記事では、インター受験と海外進学のプロであるELTが、NISTの驚異的なIBスコア、非営利校(Non-profit)ならではの魅力、そしてエージェントが濁しがちな「日本人枠のウェイティングの厳しさと入試の壁」を徹底解説します。

1. NISTインターナショナルスクールとは?3つの圧倒的強み

バンコクには数多くのインター校がありますが、NISTには他校の追随を許さない3つの明確な強みがあります。

絶好の立地(スクンビット・アソーク)

バンコクの渋滞は世界有数ですが、NISTは多くの日本人が居住するスクンビットエリアの中心に位置しています。通学の負担が極めて少なく、都心生活の利便性をフルに享受できる最高のロケーションです。

国連ルーツの多様性と「非営利(Non-profit)」

NISTは国連の支援で設立された背景から、特定の国籍がマジョリティ(支配的)にならないよう「一つの国籍が30%を超えないように配慮する(国籍キャップ)」という厳格なポリシーを持っています(現在の日本人比率は約7%程度と推測されます)。

また、学校の利益をすべて施設拡充や優秀な教員の採用・研修に直接再投資する「非営利校」であり、これが世界最高水準の教育クオリティを維持する原動力となっています。

タイ初の「フルIB一貫校(Continuum School)」

NISTは、PYP(初等)、MYP(中等)、DP(高等)の3つのIBプログラムをすべて提供するタイで最初の学校です。年齢に応じた探究学習が途切れることなく一貫して提供されるため、生徒はIBの真髄を深く体得できます。

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2. 驚異のIBDPスコアと世界トップ大・国内大への進学実績

NISTの教育の質は、客観的な「数字(IBスコア)」に明確に表れています。

世界平均を圧倒するIBDPスコア

2025年の最新実績において、NISTの卒業生は驚異的なスコアを叩き出しています。

  • IBDP平均点: 37点(世界平均30.58点)
  • 40点以上の取得率: 28%(世界平均9%)
  • 合格率: 100%(世界平均約82%)
  • 45点満点獲得者も2名輩出。

IBDPで40点以上というスコアは、オックスブリッジ(英)やアイビーリーグ(米)、日本の東京大学などを十分に狙える世界トップクラスの学力証明です。

大学進学先(海外名門大と日本の難関大)

NISTの卒業生は、世界19カ国・188の大学からオファーを獲得しています。

  • 米国: コロンビア大、コーネル大、ブラウン大、UPenn、UC Berkeleyなど。
  • 英国: オックスフォード大、インペリアル・カレッジ、UCL、LSEなど。
  • 日本国内(帰国生枠等): 東京大、京都大、大阪大、筑波大、早稲田大、慶應大、上智大、ICUなどへの強力な進学実績があり、NIST主催の「日本の大学フェア」には京都大学のスタッフが参加するなど、国内進学のサポートも手厚く行われています。

3. NISTの学費と初期費用のリアル(シミュレーション)

非営利校とはいえ、都心の一等地で世界トップのIB教育を提供するNISTの学費は、バンコクでも最高水準です。外部プラットフォームと公式情報を照合した、初年度にかかる「見えないコスト」の総額をシミュレーションしました。

初年度の費用内訳(MYP/DP開始学年想定・2025-26年度基準)

以下は、Secondary(中高生/Grade 10〜12想定)に入学した場合の初年度「キャッシュアウト(必須支払い総額)」の概算です(タイバーツ:THB)。

費用項目

金額(THB)

返金可否・備考

出願料 (Application Fee)

6,000

返金不可

アセスメント料 (Assessment Fee)

2,500

入学テスト費用・返金不可

登録料 (Registration Fee)

265,000

返金不可(入学金に相当)

キャンパス開発費 (Campus Dev. Fee)

575,000

退学後45日以内に返金と記載あり(※出願時に最新規定の確認必須)

年間授業料 (MYP / Grade 10)

1,003,800

初年度キャッシュアウト合計

1,852,300 THB

※DP(Grade 12)の場合は授業料が上がり計 1,943,000 THB

【キャンパス開発費の実質負担】

575,000 THB(約230万円以上)という高額な開発基金が必要ですが、これは「将来返金され得る預け金」の性質を持ちます。この返金分を除いた実質的な初年度の負担額は、約130万〜140万THB(約520万〜560万円)が目安となります。

※別途、給食費、MacBook保険、外部試験費用、ECA(課外活動)費用などが発生します。

4. 【バンコク最難関】NISTの入試と日本人が直面する壁

NISTへの入学は、バンコクで最も過酷な競争の一つです。純ジャパ(日本国籍)家庭が合格を勝ち取るためには、以下の「3つの壁」を越える必要があります。

壁1:国籍キャップと「長期待機(Waitlist)」

NISTは「一国籍30%上限」の配慮をしており、日本人はバンコクに駐在員が多いため、常に枠が埋まりがちです。

出願してもすぐに席が空くとは限らず、「Wait Pool(待機リスト)」に入って数年待つケースも珍しくありません。学校公式では、バンコク在住者の翌年度出願は「12月中旬まで」を推奨しています。待機リスクを下げるには、とにかく「1年以上前からの早期出願」が絶対条件です。

壁2:EAL(英語サポート)の限界とアカデミック英語

「入ってから英語を学ばせたい」という甘い考えは通用しません。

公式のFAQには、「Secondary(Year 7以降)ではカリキュラム要求が高いため、ELA(英語支援)で受け入れられるのは中級〜上級のみ」と明記されています。つまり、中学生以上で英語力が初級の場合、「そもそも支援する設計がないため不合格になる」という厳しい現実があります。 入試のアセスメントでは、算数や論理問題に加え、「英語でエッセイ(小論文)を論理的に書く力」と「面接で意見を述べる力」が要求されます。

壁3:保護者の「IB教育への理解」

公式な親の面接は必須とはされていませんが(特に低学年)、NISTは「家庭が学校のコミュニティにフィットするか」を極めて重視します。

単なる偏差値重視の教育観ではなく、IBが掲げる「Learner Profile(探究する人、信念を持つ人など)」を理解し、家庭でも多様性や社会奉仕(サービス)を支える姿勢があることを、保護者自身が英語のコミュニケーションの中で示せるかが、入学後の成功確率を大きく左右します。

まとめ:最高峰のIB校へ、戦略的な準備をプロと始めませんか?

NISTインターナショナルスクールは、立地、多様性、そして世界トップレベルのIB教育の質において、間違いなくバンコク最高峰の学校です。しかし、その人気の裏には「長期間のウェイティング」と「高度な英語力を求める入試」という非常に高いハードルが存在します。

「うちの子の今の英語力で、Secondaryの入試(英語エッセイ・面接)に通用するか知りたい」

「NISTのウェイティングリスクを見据え、他のトップIB校(KISやNISTなど)との併願戦略を立てたい」

「IB(国際バカロレア)の探究学習に向けた、英語での論理的思考力をネイティブ講師と鍛えたい」

このようなご不安をお持ちの方は、ぜひ一度ELTの個別カウンセリング・体験レッスンをご活用ください。タイのインター受験とIB教育を知り尽くしたプロフェッショナルが、NIST合格に向けた完全オーダーメイドの対策と、確実な教育移住のロードマップをご提案します。

執筆者について

田中 達也

田中 達也

ELT日本法人 代表

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科を卒業後、同大学大学院に進学し、数値流体解析の研究に取り組む。大学院在学中、アメリカ・ヒューストンにあるライス大学で招聘研究員として宇宙船の流体シミュレーションに従事する。日本に帰国後は研究を継続する傍ら、ハーバード大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンでキャリアフェアの開催を手掛ける。2019年には在学中にセキジン合同会社 (現 株式会社 ELT Education) を設立。2020年、英国法人 ELT School of English Ltd. と提携し、日本市場向けのオンライン英会話事業を開始。創業以来、1,000名以上の英語学習者のカウンセリングを行う。

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