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KISインターナショナルスクールの評判と学費|都心のIB名門校と新キャンパス

公開:
2026年最新
KISインターナショナルスクールの評判と学費|都心のIB名門校と新キャンパス - ELT英会話 英語学習コラム
田中 達也

執筆者: 田中 達也|ELT日本法人 代表

「バンコクで質の高いIB(国際バカロレア)校を探しているけれど、NISTは日本人のウェイティング(待機リスト)が長すぎて絶望している…」

タイへの教育移住や駐在を控えた保護者から、そんなご相談を頻繁にお受けします。

NISTと並び、バンコクで最高峰のIB教育を提供しながらも、マンモス校にはない温かいコミュニティを持つ名門校。それが「KISインターナショナルスクール(KIS International School)」です。

さらに2024年には、広大なスポーツ施設と「ボーディング(全寮制)」を備えた超巨大な新キャンパス『Reignwood Park』がオープンし、今タイで最も注目を集めている学校の一つとなっています。

本記事では、インター受験のプロであるELTが、安定した実績を誇る「Bangkok本校」と新設の「Reignwood Park校」の決定的な違い、世界平均を大きく上回るIBスコア、そして純ジャパ家庭が直面する「MAPテストとEALの厳しい現実」を徹底解説します。

1. KISインターナショナルスクールとは?タイ屈指の「フルIB校」

1998年に設立されたKISは、タイにおける「フルIB一貫校(PYP, MYP, DP, CP)」のパイオニア的存在です。

ミッションに "Inspiring Individuals"(個々をインスパイアする)を掲げ、大規模すぎるインター校とは一線を画す「中規模校ならではの手厚いケア」が最大の特徴です。学校に一歩足を踏み入れると「家のように感じる」とレビューされるほど、親と教師、生徒の距離が近く、非常に強固で温かいコミュニティ(Strong community atmosphere)が形成されています。

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2. 【重要】2つのキャンパスはどう違う?(Bangkok vs Reignwood Park)

KISを検討するご家庭が最も混乱するのが、「Bangkok校(既存)」と「Reignwood Park校(新設)」の違いです。これらは別の学校ではなく、同一ブランドの戦略的なキャンパス展開です。

比較項目

KIS Bangkok (既存本校)

KIS Reignwood Park (新設校)

立地

バンコク都心寄り(Rama 9近接エリア)。スクンビットからも通学圏内。

バンコク北郊外(パトゥムターニー県ラムルッカ)。

キャンパス規模

都市型キャンパス。アート&デザインセンター、ブラックボックス劇場、25mプール等、機能が凝縮。

60エーカーの超巨大キャンパス。1000席スタジアム、プロ規格スポーツジム、ゴルフ育成施設など。

通学形態

デイスクール(通いのみ)

デイスクール + ボーディング(寮)

寮の選択肢

なし

Part(週3泊)、Weekly(週5泊)、Full(週7泊)から選択可能。Grade 4(9歳)以上対象。

現在の受け入れ学年

Early Years 〜 Grade 12(フル稼働)

段階的開校中(※2025/26年度はGrade 10まで受け入れ。要最新確認)。

【選び方の結論】

今すぐGrade 11-12の進学実績(IBDPスコア&大学合格)を重視するなら「Bangkok校」一択です。一方、広大な自然と最新鋭のスポーツ施設、そして「ボーディング(全寮制)」という環境価値を最大限に取りに行くなら「Reignwood Park校」が最高の選択肢となります。

3. 圧倒的なIBDPスコアと世界トップ大への進学実績

KISはアットホームな校風でありながら、学業成績はバンコクのトップティア(NISTやパタナなど)に全く引けを取りません。

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世界平均を大きく上回るIBスコア

Bangkok校の2024年卒業生(Class of 2024)の実績は以下の通りです。

  • IBDP平均点: 35点(世界平均30.3点を大きく凌駕)
  • 30点以上の取得率: 83%
  • 合格率: 98%(世界平均80.5%)
  • 最高スコア: 44点(45点満点中)

NISTの平均点(約37点)と比較しても遜色ない、世界トップクラスのスコアを安定して叩き出しています。

世界のトップ大学・日本の難関大への進学

卒業生は世界21カ国から700以上の大学オファーを獲得しています。

  • 米国: UC Davis、UC San Diego、ボストン大学、カーネギーメロン大学など。
  • 英国: UCL、King's College London、エディンバラ大学、マンチェスター大学など。
  • 日本: 大阪大学など、帰国生入試や英語学位プログラムでの合格実績もあります。

4. KISの学費と初期費用(Bangkok・Reignwood Park)

キャンパスによって学費の構造が異なります。公式の学費表(2025/26年度)に基づく、MYP(中学生/Grade 6〜10)の新入生を想定した初年度のキャッシュアウト(必須支払い総額)を比較しました。

初年度総額シミュレーション(THB:タイバーツ)

費用項目

Bangkok校 (Day)

Reignwood Park校 (Day)

Reignwood Park校 (Full Boarding/週7泊)

出願料 (Application Fee)

6,000

6,000

6,000

登録料 (Registration Fee)

260,000

260,000

260,000

学校開発費 (SDF) ※1

250,000

250,000

250,000

寮デポジット ※2

-

-

20,000

年間授業料 (MYP)

859,700

945,000

945,000

年間フル寮費

-

-

535,600

初年度キャッシュアウト合計

1,375,700 THB

1,461,000 THB

2,016,600 THB

※1 学校開発費は「年次45,000 THB(非返金)」または「一括250,000 THB(条件付き返金)」から選択可能です。上記は一括を選択した場合の初期キャッシュアウト額です。

※2 寮デポジットは未使用分が年度末に返金されます。

※別途、昼食代(スマートカード購入)、スクールバス代、制服代、追加のEAL費用などが発生します。

最新の巨大キャンパスを誇るReignwood Park校は、Bangkok校に比べて授業料がやや高く設定されています。

5. 入試ハードル(MAPテスト)とEAL(英語サポート)の実態

KISは「アットホームだから入りやすい」というわけではありません。特に高学年での編入は、非常に厳しい英語基準が設けられています。

EAL(英語サポート)の厳格な「デッドライン」

日本人家庭にとって最も恐ろしいのが、KISのEALポリシーです。

学校側は、「EALはGrade 9(中3相当)終了までに完了し、Grade 11からのIBDPに耐える英語力に到達している必要がある」と明確に規定しています。さらに、「入学時点で、Grade 9までにメインストリーム(通常授業)に戻れる見込みがなければ入学できない」という厳しい判定基準があります。

つまり、「英語力ゼロの中学生」が編入できる余地は制度上ほぼなく、入試の段階で「Academic English(教科学習に耐えうる英語力)」のポテンシャルを証明しなければなりません。

MAPテスト(適応型コンピューターテスト)の壁

KISの入試や入学後の学力ベンチマークとして活用されるのが、英語と数学のコンピューターベーステスト(Reignwood Park校では「MAP Growth」と明記)です。

MAPテストは受験者の回答レベルに合わせて次の問題の難易度が変わる「適応型(Adaptive)」であり、以下の対策が必須です。

  1. 英語での算数・数学: 計算力だけでなく、英語の文章題(単位・条件・比較)を正確に読み解く力。
  2. 読解力(Reading): 単なる和訳ではなく、「要約・根拠探し・推論」を時間制限内で処理する能力。
  3. コンピューター操作の慣れ: 画面上でのハイライトやオンライン電卓の操作などに事前に慣れておくこと。

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まとめ:NISTの併願校から「大本命」へ

KISインターナショナルスクールは、NISTに匹敵する圧倒的なIBスコアと、親密で温かいコミュニティを両立させたバンコク屈指の名門校です。さらに、Reignwood Park新キャンパスの誕生により、「郊外ボーディング(全寮制)」という新たな魅力も加わりました。

しかし、その分入試における「英語力(MAPテスト・EAL基準)」の壁は高く、事前の綿密な戦略が不可欠です。

「うちの子の英語力で、Grade 9までにEALを卒業できるポテンシャルを示せるか?」

「MAPテスト形式の『英語での数学・読解』対策をネイティブ講師と行いたい」

「NISTのウェイティング状況を見据え、KISのどちらのキャンパスに出願すべきか相談したい」

このようなご不安をお持ちの方は、ぜひ一度ELTの個別カウンセリング・体験レッスンをご活用ください。タイのトップIB校受験を知り尽くしたプロフェッショナルが、KISの厳しい英語アセスメントを突破するための完全オーダーメイドの対策と、最適な出願戦略をご提案します。

執筆者について

田中 達也

田中 達也

ELT日本法人 代表

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科を卒業後、同大学大学院に進学し、数値流体解析の研究に取り組む。大学院在学中、アメリカ・ヒューストンにあるライス大学で招聘研究員として宇宙船の流体シミュレーションに従事する。日本に帰国後は研究を継続する傍ら、ハーバード大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンでキャリアフェアの開催を手掛ける。2019年には在学中にセキジン合同会社 (現 株式会社 ELT Education) を設立。2020年、英国法人 ELT School of English Ltd. と提携し、日本市場向けのオンライン英会話事業を開始。創業以来、1,000名以上の英語学習者のカウンセリングを行う。

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