「都心から通える英国名門ボーディングスクールがあるって本当?」 「年間学費や、実際の偏差値・入試難易度が知りたい」
2023年、千葉県・柏の葉スマートシティに開校したラグビースクール・ジャパン(Rugby School Japan:以下RSJ) 。英国「ザ・ナイン」に数えられる名門校が、東京都心から約30分という好立地に誕生したことで、教育熱心なご家庭から熱狂的な注目を集めています 。
しかし、「日本の偏差値でいうとどれくらい?」「通学と寮生活、どちらが良いの?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。 本記事では、実際に多数の英国系ボーディングスクール合格をサポートしてきたELTが、公式データと独自の合格ノウハウに基づき、RSJの「本当の価値」と「合格を勝ち取るための入試対策」を徹底解説します。
1. 英国名門のDNA「全人教育(The Whole Person)」と圧倒的な学習環境
RSJの最大の特徴は、「The Whole Person, The Whole Point(全人教育)」という理念を、単なるスローガンではなく日々の生活設計として完全に実装している点です 。
一般的な日本の通学制学校が年間1000時間程度の学習時間であるのに対し、RSJでは月曜日から金曜日の7:00〜22:00、さらに土曜日の午前中まで「知的活動+課外活動」が組み込まれています 。 これにより、年間総活動時間は3000時間規模に達します 。授業だけでなく、スポーツ、音楽、アート、社会貢献(コミュニティアクション)、そして監督下の自習を通じて、学業成績だけでなく身体的・創造的・感情的成長を促し、レジリエンス(折れにくさ)を備えた人物を育成する方針が貫かれています 。
2. 学費内訳と最大の特徴「選べる3つのスタイル」
自然の中での完全全寮制を敷く「ハロウ安比校」に対し、都市部にあるRSJの魅力は、ご家庭の教育方針に合わせて3つの通学・ボーディングスタイルを選べることです 。
- Day Pupil(通学生): 授業料のみを支払い、自宅から通学するスタイルです(食費は別請求) 。
- Weekly Boarder(週寮制): 月〜金曜日は寮で濃密な時間を過ごし、週末は家族と過ごすスタイルです 。日本の富裕層に非常に人気があります。
- Full Boarder(全寮制): 週末も含めて完全に学校コミュニティに没入し、活動に参加するスタイルです 。
重要なのは、どの形態を選んでも「全生徒がハウス(寮組織)に所属する」ことです 。ハウスには専任のスタッフがおり、日々の意思決定や人間関係をコミュニティの中で鍛える仕組みが整っています 。
年間費用(授業料+寮費)の目安(2025/26年度)
以下は公式に発表されている「授業料+寮費」の年額です 。
学年 | Day(通学生) | Weekly(週寮制) | Full(全寮制) |
Year 7 | 4,500,000円 | 7,400,000円 | 7,700,000円 |
Year 8–9 | 4,750,000円 | 7,650,000円 | 7,950,000円 |
Year 10–11 | 5,300,000円 | 8,200,000円 | 8,500,000円 |
Year 12–13 | 5,500,000円 | 8,400,000円 | 8,700,000円 |
実質的な費用は「年1,000万円」に届く可能性も
上記の金額に加え、RSJでは以下の費用が別途発生します。
- 入学時一時金: 出願料40,000円、入学金500,000円、スクール開発費500,000円 。
- 年次費用: 施設維持費として毎年500,000円 。
- 食費: 別請求となり、年間換算でDayは約23万円、Weeklyは約62万円、Fullは約83万円が目安となります 。
これらを合算すると、特に上級学年のFull Boarderの場合、実質的な年間費用は1,000万円規模になり得る構造です 。
3. ラグビースクール・ジャパンに「偏差値」はある?(学力と進学先)
日本の保護者が最も気にする「偏差値」ですが、英国式カリキュラムを採用するインターナショナルスクールに偏差値という概念はありません。 RSJでは、14〜16歳向けにIGCSE、16〜18歳向けにA-Level(外部試験による評価)を採用し、明確な到達基準によって学力を管理しています 。
英国式カリキュラム(A-Level / IGCSE)とは?専門性を深める進路選択の強み
驚異的な進学実績
新設校でありながら、進学実績はすでに世界トップレベルです。 RSJの公式リリースによると、初期の卒業生(first leavers)はUCL、King's College London、エディンバラ大学、マギル大学、北京大学、早稲田大学などへ進学しています 。さらに、2026年卒業予定の生徒からは、オックスフォード大学およびケンブリッジ大学(オックスブリッジ)から3名が早期オファーを獲得したことが公表されています 。
4. RSJの入試(Admissions)内容とプロが教える対策
「お金さえ払えば入れる」という学校ではありません。各学年の定員は厳しく制限されており、ローリング方式(随時受付)で定員に達し次第締め切られます 。
入試プロセスは、事前面談を経て、CAT4テスト、Oxford English Placement Test、そして上級教員面接へと進みます 。
① CAT4(Cognitive Abilities Test)の壁
入試で最も重要視されるのが、認知能力を測るCAT4です 。 これは「学習で覚えた知識」ではなく、言語・非言語・数量・空間の4領域における「主要推論能力(学習し伸びる土台)」を測るテストです 。日本の一般的な受験勉強だけでは対応が難しく、専門的な対策がスコアに直結します。
CAT4(認知能力テスト)の完全対策|英国系インター・ボーディングスクールの受験の要
② 求められる英語力
RSJは「英語力に固定のスコア要件はない」としていますが、カリキュラムはすべて英語で提供されるため、ネイティブまたは同等レベルで流暢にコミュニケーションできる必要があります 。 また、学校との実務連絡が英語で行われるため、少なくとも保護者1名が英語で対応できることが必須条件となります 。
③ 最も重視される「面接(インタビュー)」
面接では、学術的好奇心や動機、課外活動への意欲が問われます 。 RSJが探しているのは、探究心があり、失敗を恐れず、社会への貢献意欲を持つ人物、すなわち「Whole Person」の体現者です 。単に学力が高いだけでなく、学校の文化・価値観に合うかどうかが厳しく見極められます 。
5. ELTが分析する「RSJに合格する家庭」の特徴
ELTの合格指導の経験から言えることは、RSJ入試で勝ちやすいのは「学習適性(CAT4スコア)」×「学術好奇心」×「共同体適性(ハウス生活への適応)」を自分の言葉で言語化できるご家庭です 。
「なぜRSJなのか」「これまで何に熱中してきたか」「共同生活でどう振る舞えるか」を面接で具体的に語れるよう、人物と生活の設計を入念に行う必要があります 。また、親御様自身がRSJの「スポーツ・芸術・奉仕・学術を両立させる全人教育」に深くコミットできるかが、合格の大きな鍵を握ります 。
「今の実力で合格できる?」プロが診断します
RSJの入試は、日本の詰め込み型受験のノウハウが全く通用しない特殊なプロセスです。「現在の英語力や成績で合格ラインに届くか知りたい」「CAT4や面接の具体的な対策をプロに任せたい」という方は、ELTのボーディングスクール受験カウンセリングをご活用ください。
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