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聖心インターナショナルスクール(ISSH / Sacred Heart)完全ガイド:学費・AP実績・清泉との違い・面接対策を徹底解説【2026年版】

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2026年最新
聖心インターナショナルスクール(ISSH / Sacred Heart)完全ガイド:学費・AP実績・清泉との違い・面接対策を徹底解説【2026年版】 - ELTスクール 英語学習コラム
田中 達也

執筆者: 田中 達也|ELT日本法人 代表

聖心インターナショナルスクール(International School of the Sacred Heart / ISSH)とは、東京都渋谷区広尾に所在する、1908年創立のカトリック系米国式インターナショナルスクール(女子校)です。3歳から18歳までを対象に、Kindergarten(K3-K5)のみ共学、Grade 1-12は女子校として運営。世界160以上のSacred Heart姉妹校ネットワークの一員で、約580名の生徒が50カ国以上から在籍しています。

AP(Advanced Placement)24科目を提供し、2025年AP平均スコアは4.27/5、3+取得率は93%、301試験を実施という、米国式インターナショナルスクールとしてトップクラスの実績。Class of 2023-2025の合格実績にはHarvard、Yale、Brown、Cornell、Dartmouth、UPenn、Cambridge、UCLなど世界トップ校が並びます。年間学費は約371-403万円(2026-2027年度・予定)で、日本国籍のみの家庭はGrade 10-12のみ出願可能という制度的特徴があります。

「米国アイビーリーグへの進学を本気で目指したい」

「APベースの専門深掘りを求めたい」

「100年以上の伝統校文化に魅力を感じる」

本記事では、実際に多数のISSH合格をサポートしてきたELTが、公式データと独自の指導ノウハウに基づき、聖心の全体像と合格戦略を徹底解説します。

清泉インターナショナルスクール(Seisen)の詳細は以下の記事を併せてご参照ください。

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1. 聖心インターナショナルスクール(ISSH)とは — 基本情報を5分で

聖心インターナショナルスクールは、1908年に東京・広尾で創立された、日本で最古級の女子インターナショナルスクールです。1800年フランスで創設されたSociety of the Sacred Heart(聖心会)を創立母体とし、世界160以上の姉妹校ネットワークの一員として、115年以上にわたって日本の女子国際教育をリードしてきました。

学校の基本情報

項目

内容

正式名称

International School of the Sacred Heart

創立年

1908年

立地

東京都渋谷区広尾

対象学年

Kindergarten(3歳)~ Grade 12(18歳)

共学/女子校

幼稚部(K3-K5)のみ共学、Grade 1-12は女子校

生徒数

約580名(K-12全体)

国籍数

50カ国以上

カリキュラム

K-12 in-house curriculum + Advanced Placement(AP)

言語

英語(授業はすべて英語)

認定

NEASC、CIS、文部科学省

設立母体

Society of the Sacred Heart(1800年フランスで設立)

姉妹校ネットワーク

Network of Sacred Heart Schools(世界160校以上)

「日本最古級」の歴史と現代化

ISSHの115年以上の歴史は、日本の女子国際教育の歴史そのものです。

  • 1908年: Society of the Sacred Heartによって創立。日本で初期の女子インターナショナルスクールの一つ
  • 戦前・戦中・戦後: 戦争の混乱を経て継続的に運営
  • 1908年以降: 100年以上にわたって、世界中の駐在員家庭の子女を中心に、日本のグローバル教育を支えてきた
  • 現代: APの導入、24科目への拡大、デジタル教育の実装など、伝統校でありながら継続的に進化

「100年以上の歴史×米国式現代教育」という二面性は、ISSHの最大の特徴の一つです。

聖心女子大学とのキャンパス共有

ISSHは、聖心女子大学(University of the Sacred Heart, Tokyo)と同じキャンパスを共有しています。これにより、以下のメリットがあります。

  • 中高大連携: 大学施設の活用、大学教員による特別講義の機会
  • 推薦入学: 聖心女子大学への学校推薦型選抜(指定校推薦)の対象校
  • ロールモデル: 同じキャンパスで学ぶ大学生との接点を通じた将来像の形成

聖心女子大学は東京の女子大学の中でも有数の伝統校であり、英語学位プログラムも持つ国際性のある大学です。「中高大が一貫した聖心ネットワーク」の中で女性のリーダーシップを育てる、これはISSH独自の構造的価値です。

2. ISSHのカリキュラム — Anglosphere型in-house curriculum + AP

ISSHのカリキュラムは、IBではなく「学校独自に設計したAnglosphere型カリキュラム + AP」という構造です。これは清泉のIB一貫校とは根本的に異なる設計思想で、選択時の最大の判断軸となります。

K-12 In-house curriculumの構造

ISSHは、米国・英国・カナダ・オーストラリアなど英語圏(Anglosphere)諸国のカリキュラムを統合した、学校独自のカリキュラムをK-12で運営しています。「IBやCambridge IGCSEのような外部認定カリキュラムをそのまま採用するのではなく、学校が責任を持って設計する」というアプローチで、Sacred Heart Goalsという教育理念と整合させた独自設計です。

高校でのAdvanced Placement(AP)

Grade 11-12(または早期にGrade 10から)では、College Board AP(Advanced Placement)を中心に履修します。APの特徴は以下の通りです。

特徴

内容

提供科目数

24科目(2025-26年度)

履修方式

1年単位で個別履修(IBのような必修パッケージではない)

評価

1-5の5段階。3以上が「合格」、4-5が「優秀」

大学評価

米国大学を中心に、世界の主要大学が評価

単位認定

米国大学では単位認定の対象になることが多い

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IBとAPの本質的な違い

ISSH選択にあたって、保護者が最も理解すべき点はIBとAPの根本的な違いです。

項目

AP(ISSH)

IB Diploma(清泉)

構造

1科目単位の標準テスト

6科目+TOK+EE+CASのパッケージ

履修の柔軟性

高い(得意科目だけ多く履修可)

低い(6科目グループから1科目ずつ選択必須)

専門性

個別科目で深く専門化

総合的バランス重視

大学受験との親和性

米国大学に最適化

世界中の大学に対応

評価方法

標準テスト(年1回)

標準テスト + 内部評価 + Extended Essay

「得意科目を伸ばして米国上位大を狙う」ならAP(ISSH)、「総合的なバランスを保ちながら世界中の大学に通用する資格を取る」ならIB(清泉)、という棲み分けです。

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AP Capstone — IBに対抗する独自の研究プログラム

ISSHは、AP Capstone Diplomaプログラムも提供しています。これは「AP Seminar」「AP Research」の2つの科目を組み合わせた、IBのExtended Essay(EE)に相当する独自の研究プログラムです。

  • AP Seminar(Grade 11): 課題研究の方法論を学ぶ
  • AP Research(Grade 12): 5,000語の独立した学術論文を執筆

AP Capstoneは「ISSHにIBがない」という弱点を補う重要な構造で、米国上位大学ではIB Diplomaと同等の評価を受けます。

3. 2025年最新のAP実績と過去3年トラックレコード

ISSHのAP実績は、過去3年間連続して世界平均を大きく上回るという構造的な強さを持っています。

過去3年のAP DP実績

年度

受験総数

AP平均点

3+取得率

5取得率(参考)

2025年

301試験

4.27 / 5

93%

高い

2024年

253試験

3.8 / 5

86%

2023年

238試験

3.95 / 5

90.3%

出典: ISSH High School Profile

この数字が意味すること

過去3年間、AP平均は3.8-4.27、3+取得率は86-93%という安定した高水準——これは「学校として確立された指導力がある」ことの証拠です。

特に注目すべきは2025年の4.27/5という数字。AP全国平均(米国国内)が約2.9-3.0であることを考えると、ISSHは米国国内のAP受験者全体の平均を約1.3点上回る水準にあります。これは米国のトップ私立校に匹敵する成績です。

AP科目数の継続的拡大

ISSHのAP科目数は継続的に拡大している点も重要です。

年度

提供AP科目数

2023-24

22科目

2024-25

23科目

2025-26

24科目

これは「APに本格的に投資し、生徒の専門性を深掘りできる選択肢を増やしている」というスクールの戦略を示しています。

受験総数の増加

受験総数も238→253→301と着実に増加しており、1人あたりの平均AP履修科目数が増えていることが推測されます。これは生徒の学術的野心の高さを反映しています。

学校は公式に「世界の同年代を上回るAP成績」と説明しており、これは数値で裏づけられた事実です。

4. 進学実績 — 米国アイビーリーグ・英国オックスブリッジへの厚み

ISSHの進学実績の最大の特徴は、米国アイビーリーグ全校の合格者を継続的に輩出している点です。

進路公開データの注意点

最初に注意点を1つ。ISSHは「2023-2025 College Acceptances(合格リスト)」を公開していますが、清泉のように国別・大学別の進学者数(matriculations)は公開していません。したがって「合格者の数」と「実際に進学した数」は同一ではない点にご留意ください。それでも、合格リストに並ぶ大学群は学校の選抜性と評価を示す重要な指標です。

米国アイビーリーグ・トップ私大への合格

大学

カテゴリ

Harvard University

アイビーリーグ

Yale University

アイビーリーグ

Brown University

アイビーリーグ

Cornell University

アイビーリーグ

Dartmouth College

アイビーリーグ

University of Pennsylvania

アイビーリーグ

Johns Hopkins University

米国トップ私大(医学・研究)

Georgetown University

米国トップ私大(国際関係)

Tufts University

米国トップ私大(リベラルアーツ)

New York University

米国トップ私大

Northeastern University

米国総合大学

アイビーリーグ8校のうち、Princeton、Columbia以外の6校から合格者を継続的に輩出——これは米国上位大進学を目指す女子校として、東京で最も厚い実績の一つです。

米国州立トップ・西海岸の名門校

大学

コメント

UC Berkeley

公立大学トップクラス、STEM・ビジネスに強い

UCLA

カリフォルニア州立大学の最難関

University of Southern California(USC)

西海岸の名門私立

英国・カナダ・日本の合格実績

地域

大学

英国

Cambridge、UCL、Edinburgh、Durham、King's College London、Warwick

カナダ

McGill、UBC、Toronto、Waterloo、Western

日本

東京大学、慶應、上智、早稲田、ICU、筑波、名古屋

注目すべきは、Cambridge大学への合格実績東京大学への合格実績の両方を確認できる点。米国一辺倒ではなく、「米国中心だが多地域にも強い」学校としての立ち位置です。

医学・STEM進学の具体例

大学

分野

Semmelweis University of Medical Sciences

ハンガリー

医学

University of Debrecen

ハンガリー

医学

University of Pécs

ハンガリー

医学

University of Szeged

ハンガリー

医学

HKUST

香港

工学・科学

Purdue University

米国

工学

Rochester Institute of Technology(RIT)

米国

テクノロジー

ハンガリーの医学部に複数の合格者を出している点は、欧州の英語医学プログラムへの認知が高いISSHの特徴です。

聖心女子大学への学校推薦型選抜(指定校推薦)

ISSHの大きな進学パスの一つが、聖心女子大学(University of the Sacred Heart, Tokyo)への学校推薦型選抜(指定校推薦)です。聖心女子大学はISSHとキャンパスを共有しており、長年にわたって両校間の連携が確立されています。

具体的な推薦枠数や学部別の枠は公開情報には記載されていませんが、ISSHの卒業生にとって日本の伝統的女子大学への確実な進路として機能してきた歴史があります。

5. 【最重要】聖心 vs 清泉 — 6つの本質的な違い

カトリック系女子インターを検討する保護者にとって、最大の論点は「聖心と清泉のどちらを選ぶべきか」です。両校とも東京を代表する女子インターですが、教育の骨格から入試制度まで、6つの本質的な違いがあります。

比較表

違い

聖心(ISSH)

清泉(Seisen)

1. カリキュラム

Anglosphere型in-house curriculum + AP(24科目)

IB一貫(PYP/MYP/DP)+ IGCSE選択可

2. 学業実績の見え方

AP平均4.27/5、3+が93%(2025年)

IB平均35点、合格率97.7%(2025年)

3. 進学傾向

米国アイビーリーグ・上位私大の厚み

多地域分散(日アジア39%、米加35%、英欧14%)

4. 日本家庭の制度的入学難易度

Gr9以下は本人または親の片方が非日本国籍必須

海外在住歴2年以上で経路あり

5. 校風

1908年創立の伝統 / 組織的なPA-PAC-Homeroom Parent三層 / 広尾立地

アットホーム / 小規模 / 世田谷立地

6. 宗教教育

Goals / Values / Spiritualityとして運用

Religion classes必修、weekly Mass、daily prayer

違い①: カリキュラム — APベース vs IB一貫

聖心は「米国式に近いAnglosphere型カリキュラム + 24科目のAP」で、得意科目を伸ばす設計。一方、清泉は「PYPからDPまでのIB一貫設計」で、探究型学習を重視します。

「米国大学を見据えて、得意科目で専門性を深く伸ばしたい」なら聖心、「総合的バランスと探究型学習を重視し、世界中の大学を視野に入れたい」なら清泉、という構図です。

違い②: 学業実績の見え方

両校とも世界トップレベルですが、評価指標が異なります。

  • 聖心: AP平均4.27/5、3+が93%(2025年・301試験)
  • 清泉: IB平均35点、合格率97.7%、40点以上8名(2025年・43名)

APは「科目別の到達度」、IBは「総合的学力と探究」を測ります。可視化される強みの形が異なるため、家庭の進路観に応じた選択が必要です。

違い③: 進学傾向 — 米国上位志向 vs 多地域分散

聖心はHarvard、Yale、Brown、Cornell、Dartmouth、UPenn等の米国アイビーリーグ進学に厚みがあります。一方、清泉のClass of 2025はJapan 35%、USA 21%、Canada 14%、UK 8%という多地域分散型。

「米国一流私大を本気で目指す」なら聖心、「世界中のどこにでも進学できる柔軟性」なら清泉、という棲み分けです。

違い④: 日本家庭の制度的入学難易度

ここが実務上、最も重要な違いです。

聖心はGrade 9以下の出願者は、本人または親のどちらかが非日本国籍であることが原則(公式Admissions Policy)。日本国籍のみの家庭は、Grade 10-12のみ出願可能となります。

一方、清泉は「海外在住歴2年以上の日本人生徒」「国際校からの転入」など日本永住家庭にも一定の経路があるという運用です。日本のみの永住家庭にとって、清泉の方が制度的に入学しやすいという構造があります。

違い⑤: 校風 — 伝統 vs アットホーム

校風は、両校の歴史と立地が反映されています。

  • 聖心: 1908年創立の歴史。組織的なPA-PAC-Homeroom Parent三層構造の保護者コミュニティ。広尾という国際的な立地
  • 清泉: 1962年創立。約700名の小規模校で、「アットホームな雰囲気」「親しみやすい保護者コミュニティ」が中心評価

「歴史的伝統と組織的なコミュニティ」を求めるなら聖心、「小規模でアットホームな環境」を求めるなら清泉、という選択軸です。

違い⑥: 宗教教育 — Goals/Values vs Religion classes必修

両校ともカトリック校ですが、宗教教育の運用が大きく異なります。

  • 聖心: Sacred Heart Goals / Values / Spiritualityとして運用。卒業要件Values 1単位。多宗教を歓迎し、Junior School assemblyの祈りは異なる宗教の生徒が担当
  • 清泉: Religion classes必修、weekly Mass、daily prayerという明示的な宗教教育。卒業要件Religious and Cultural Exploration 3単位

ISSHの方が「宗教教育を価値教育・共同体形成として運用」する見え方で、ノンクリスチャン家庭にとっては入りやすい印象を持ちやすいです。一方、清泉はカトリック教育がカリキュラムに明示的に組み込まれています。

清泉の詳細は以下の記事で詳しく解説しています。

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6. 学費の完全解説 2026-2027年度

ISSHの学費は、東京の他のインターナショナルスクールと比較して中位帯〜やや高めに位置します。

年間学費(2026-2027年度・予定)

学年

年間学費

K3-K4

3,710,000円

K5

3,830,000円

Grade 1-8

3,920,000円

Grade 9-11

3,940,000円

Grade 12

4,030,000円

入学時のみ必要な初期費用

項目

金額

出願料(Application Fee)

30,000円

登録料(Registration Fee)

300,000円

教育・建物開発費(Capital Levy)

600,000円

初期費用合計

930,000円

初年度総費用シミュレーション

Grade 1-8に新規入学する場合の最低ラインは以下の通りです。

項目

金額

年間学費(Grade 1-8)

3,920,000円

出願料

30,000円

登録料

300,000円

教育・建物開発費

600,000円

初年度総額

4,850,000円

これに制服費用(Grade 1以上)、ランチサービス、AP試験料(Grade 11-12のみ)、Field Trips費用等が別途必要となります。実務的には初年度約500-540万円程度を見込むのが現実的です。

Grade 12では年間学費が400万円超

特にGrade 12(卒業学年)の年間学費は4,030,000円と、東京のインターでも最高水準です。これは「卒業時の進学指導や追加プログラム」を反映した設定と推測されます。

学費レベルの位置づけ

東京のインターナショナルスクールの年間学費は約230万-500万円の幅がありますが、聖心は中位帯〜上位帯(370万-400万円)に位置します。清泉(年間学費約230万-247万円)と比較すると年間で約140-160万円高い設定です。

「Sacred Heartネットワーク・100年以上の伝統校文化・米国アイビーリーグ進学実績」を考慮すると、学費に対する価値判断は家庭の進路観によって大きく異なります。米国上位大進学を本気で目指すなら、聖心の学費は十分妥当な投資となります。

7. 「カトリック女子校」の実態 — Sacred Heart GoalsとValuesの実装

ISSHは1908年創立のカトリック系女子校ですが、宗教教育の運用は「教義の暗記」ではなく「Sacred Heart Goals + Values + Spirituality」という価値教育として設計されています。

Sacred Heart Goalsとは

ISSHを含む世界160以上のSacred Heart姉妹校は、共通のSacred Heart Goals and Criteriaという教育理念を共有しています。

5つのGoalsの最上位: "A Personal and Active Faith in God"

ISSHの教育の最上位に置かれているのは"A Personal and Active Faith in God"(神への個人的かつ積極的な信仰)です。これは「カトリック信仰を強制する」という意味ではなく、「自分自身の信仰・価値観を真剣に持ち、行動に移す姿勢」を育てるという、より広い意味での精神的成長を指します。

Diverse Beliefsを歓迎する姿勢

ISSHは多様な信仰背景の生徒を積極的に歓迎しており、公式情報によれば在校生はnearly 20 unique religions, denominations, and belief systems(約20の異なる宗教・宗派・信念体系)を持っています。

特筆すべきは、Junior School assemblyでの祈りを、異なる宗教・信念体系の生徒が担当するという運用です。これは「カトリック校での祈りはカトリック教徒のみが行う」という排他性ではなく、「全ての信仰伝統を尊重する場として祈りの時間を運用する」という、ISSH独自のオープンなアプローチです。

卒業要件: Values 1単位の意味

ISSHの高校卒業要件にはValues 1単位が含まれます。Theology(神学)やBible(聖書)の授業を必修化するのではなく、「価値教育」として運用するというのがISSHの設計思想です。

具体的には以下のような内容が含まれます。

  • 倫理的ジレンマの議論
  • 多様な宗教・思想の比較理解
  • 社会正義(Social Justice)の考察
  • 自己探求とコミュニティへの責任

多様な信仰背景が共存する仕組み

ISSHが「カトリック校でありながらノンクリスチャン家庭が選びやすい」と言われる理由は、以下の運用にあります。

  • Goal 1で信仰を最上位に置きつつ、その信仰の対象を限定しない
  • Junior School assemblyで複数宗教の祈りを実装
  • Values 1単位という最小限の必修
  • Pastoral Care(霊的・心理的サポート)が中心
  • 改宗を一切要求しない

ノンクリスチャン家庭の保護者の声として、「最初は宗教色が強いと感じたが、実際は『多様性を尊重しながら自分の価値観を持つ』教育として捉えられる」というものが多く聞かれます。

清泉との比較

清泉はReligion classes必修、weekly Mass、daily prayerと、ISSHよりも明示的なカトリック宗教教育を実施しています。「カトリック教育の深さを体験させたい」家庭は清泉、「カトリック的な価値観を尊重しながらも、より広い精神的成長を求めたい」家庭は聖心、という選択軸が成立します。

清泉の詳細は以下の記事をご参照ください。

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8. 女子校×伝統校でのリーダーシップとSTEM

「100年以上の伝統校だが、リーダーシップとSTEMで現代的に強い」——これがISSHの特徴的な姿です。

33の生徒会リーダーシップポジションと6つのCouncil

ISSHの高校では、33の生徒会リーダーシップポジションが用意されています。これは「一部の生徒のみがリーダーシップを発揮する」のではなく、「全ての生徒がいずれかのリーダーシップ役割に就く」という設計です。

具体的には、以下の6つのCouncilのいずれかに各生徒が所属します。

Council

役割

Academic Council

学術的取り組み、ピアサポート

Fine Arts Council

芸術・音楽・演劇の活動

Social Service Council

コミュニティ奉仕、ボランティア活動

Sports Council

スポーツプログラム、運動行事

Well-being Council

生徒のメンタルヘルス、ウェルネス

World Council

国際交流、グローバル課題

全ての生徒がいずれかのリーダーシップ役割を経験する——これは女子校独自の構造で、男子の目を気にせず伸び伸びとリーダーシップを発揮できる環境を制度的に保証しています。

STEM活動の充実 — Brain Bowl、Medical Society、Math Field Day、Robotics

「女子校はSTEMに弱い」というステレオタイプを、ISSHは複数のSTEMクラブと豊富なAP STEM科目で覆しています。

クラブ・活動

内容

Brain Bowl

学術知識を競う対抗戦

Medical Society

医学への関心を持つ生徒のクラブ

Math Field Day

数学コンペティション

Robotics Program

VEX Roboticsプログラムへの参加

ISSH保護者の公式コメントとして、「娘がrobotics programを愛しており、競技参加を通じて自信が伸びている」という声が紹介されています。これは「STEMにいてもいい」ではなく、「STEMを前に出す」という学校の姿勢を示しています。

AP STEM科目の充実

ISSHの24科目のAP中、STEM分野の科目は以下の通りです。

  • AP Computer Science A
  • AP Calculus AB
  • AP Calculus BC
  • AP Biology
  • AP Chemistry
  • AP Physics 1
  • AP Physics 2
  • AP Statistics
  • AP Environmental Science

これらは米国大学のSTEM専攻への出願において、大きな評価ポイントとなります。

女子校でリーダーシップとSTEMが育つ理由

「男子校・共学校では女子がSTEM活動に手を挙げにくい」という社会調査結果がある中、ISSHでは全ての生徒会ポジション・全てのSTEMクラブのリーダーが女子という環境です。これにより、女子生徒が「リーダーシップを発揮する」「STEMに挑戦する」ことを当然の選択として捉えられる文化が育っています。

9. 入学要件と入試プロセス

ISSHの入試で最も注意すべき点は、日本国籍家庭の出願制限です。

【最重要】日本国籍のみ家庭はGrade 10-12のみ出願可能

ISSH公式Admissions Policyに、以下の制限が明記されています。

Grade 9以下の出願者は、本人または親のどちらかが非日本国籍であることが原則。日本国籍のみの家庭は、Grade 10-12のみ出願可能。

これは、ISSHが「主に駐在員家庭・国際家庭のための学校」として運営されている歴史的背景を反映した制度です。日本永住家庭にとって、Grade 9以下での入学は構造的に困難です。

学年別の入試内容

学年

入試内容

K3-K4

個別面接(具体的な評価方法は非公開)

K5

group or individual screening(集団または個別審査)

Grade 1-4

online math + English reading and writing assessment(オンライン算数+英語読み書き)

Grade 5-12

math + English reading comprehension + English essay writing(算数+英語読解+英語エッセイ)

通過者はfamily interview(家族面接)へ進みます。

NWEA MAPの位置づけ — 在校生のbenchmark testing

ISSHはNWEA MAP(Measures of Academic Progress)を在校生のbenchmark testingとしてGrades 1-8で使用しています。ただし入試ページではMAPを入学試験として明記していない点に注意が必要です。

つまり「ISSHはMAP校だが、公開された入試はmath + reading/writing + essayで説明されている」と整理するのが正確です。

必要書類

出願時に必要な書類は以下の通りです。

  • パスポートのコピー
  • 現学年+過去2年分の成績証明書(英訳)
  • 推薦状(現在の担任または校長から)
  • 必要に応じて標準テスト結果(TOEFL Junior、英検等)
  • 健康診断書

Family Interview — 家族との面接

入試試験を通過した後、family interviewがあります。両親と本人の出席が原則必須です。面接では以下が評価されます。

評価軸

具体的に問われる内容

学術的好奇心

「最近、何に夢中になっている?」「読んでいる本は?」

志望動機

「なぜ聖心なのか」「Sacred Heart Goalsへの理解」

家族の教育観

「家庭でどのような価値観を大切にしているか」

Goalsへの整合性

「家族として聖心の理念にコミットできるか」

学校文化への適合

「100年以上の伝統校文化に適応できるか」

出願の実務情報

  • Rolling admissions(通年で受付、定員に達し次第締切)
  • 結果通知: 通常、面接後数週間以内
  • 合格時の入学手続き: 登録料・教育建物開発費の支払い

10. 求められる英語力とELA(English Language Acquisition)の実態

ISSHは英語力に関する制度が清泉よりもかなり厳格です。これは「米国式高校でAPを履修する」というカリキュラム特性上、英語力の運用基準が高いためです。

ELA(English Language Acquisition)とは

ELAは、英語を母語としない、または英語の運用力が標準学年レベルに満たない生徒のためのサポートプログラムです。

ELAの学年別運用

学年

ELA運用

Grade 1-8

In-class support + small group lessons

Grade 9-10

Modified ELAまたはRegular ELA

Grade 11-12

Regular ELAのみ(最長3年)

重要な制約

ISSH公式に明記されている重要な制約は以下の通りです。

  1. 非英語校出身者は自動的にELA判定対象
  2. 各学年のELA席数はlimited(限定的)
  3. ELA席が満席なら、通常クラスに空席があってもwaiting pool
  4. Grade 10以降はintermediate level of Englishが必要
  5. WIDA(評価機関)によるELA判定

これらは、「入学してから英語を基礎から教えてもらう」ことが実務的に不可能であることを意味します。出願時点で十分な英語力が必要です。

必要な英語力の目安

ELTのISSH合格者データから、以下が「安全圏」です。

学年

CEFR

英検目安

TOEFL Junior

K3-K5

A1〜A2

Grade 1-4

A2〜B1

5級〜3級

600+

Grade 5-8

B1〜B2

準2級〜2級

700+

Grade 9-10

B2

2級〜準1級

800+

Grade 11-12

B2〜C1

準1級〜1級

保護者の英語要件

ISSH公式Admissions Policyに「保護者の英語コミュニケーション能力」が要件として明記されています。学校との連絡、保護者会、教員面談、緊急連絡等はすべて英語で行われます。

特にGrade 12の卒業に向けた進路指導や大学出願サポートは、全て英語で行われます。家族の中で少なくとも1名が英語で実務的にコミュニケーションできる必要があります。

11. 面接で問われる「Sacred Heart Goalsとの整合性」

ISSHのfamily interviewで、最も重要視される評価軸の一つが「Sacred Heart Goalsへの理解と家庭の整合性」です。

Goalsを「家庭の具体的エピソード」で語る

合格家庭は、Sacred Heart Goalsを抽象的な理念として語るのではなく、家庭の具体的な経験・エピソードで語ります

例えば、「Goal 3: A social awareness which impels to action(社会への認識と行動)」について語る場合:

  • × 抽象的な答え: 「私たちは社会への意識を大切にしています」
  • ◎ 具体的な答え: 「子どもは8歳の時、地元のコミュニティの食料銀行で6ヶ月間ボランティアをしました。そこで貧困問題への現実的な認識を持ち、現在は学校で社会奉仕クラブのリーダーをしています」

暗記した理念の復唱はNG

暗記した理念を復唱するのは、ISSHが最も嫌うパターンです。Goalsは「カトリック校だからの建前」ではなく「学校が本当に大切にしている運用基準」であり、家族がそれを自分の経験として語れるかどうかが試されます。

「家から近いから」「女子校が良いから」レベルの動機ではNG

志望動機についても同様です。「家から近いから」「女子校が良いから」「英語環境だから」というレベルの答えは、100年以上の伝統校文化に対する敬意の欠如と受け取られます。

合格家庭は、以下のような構造で答えます。

  • Sacred Heart Goalsの何に共感したか
  • 100年以上の伝統校文化の何に魅力を感じたか
  • 姉妹校ネットワークの世界的な意義をどう理解しているか
  • 家族として聖心の卒業生コミュニティに長期的にコミットする意志

親子の理念整合性

両親と本人の答えが一貫しているかどうかも評価されます。「親は『社会奉仕を大切にする家庭』と言うが、子どもの答えからはそれが見えない」という不整合は、Goalsへの本物のコミットメントの欠如と判断されます。

ELTの面接対策では、家族全員でSacred Heart Goalsを家族の言葉に翻訳するセッションを行い、親子で一貫したストーリーを準備します。

12. ELTが分析する「ISSHに合格する家庭」の特徴

ELTは、多数のISSH合格家庭をサポートしてきました。その経験から見えた、合格する家庭に共通する5つの特徴を共有します。

特徴①: Sacred Heart Goalsを家庭文化として実装している

合格する家庭は、Sacred Heart Goalsの5要素(信仰、知性、社会意識、コミュニティ、自己成長)が家庭文化として実装されていることを語れます。「面接対策で教えられた答え」ではなく、「家族として日常的に体現していること」として語れる家庭が選ばれます。

特徴②: 米国大学進学を真剣に視野に入れている

ISSHはAPベースで米国大学進学に最適化された学校です。「米国大学進学を本気で考えている」「APの学習負荷を理解している」家庭が、ISSHのカリキュラムと整合します。「日本のトップ大学を主目標」または「英国・カナダ・欧州志向」の家庭は、清泉の方が適合する可能性が高いと言えます。

特徴③: 100年以上の伝統校文化を歓迎する

ISSHは1908年創立の伝統校で、PA-PAC-Homeroom Parentの三層保護者組織、Family Festival、Bingo Night等の組織的なコミュニティ文化があります。「フォーマルな環境を歓迎する」「保護者として学校コミュニティに積極的に関与する意志がある」家庭が向いています。

特徴④: 親子で英語コミュニケーションが完結する

ISSH Admissions Policyに記載されている通り、親子ともに英語で学校とのコミュニケーションが完結する必要があります。特に高学年ではELA席数が限定されているため、子どもに十分な英語力があることが必須です。

特徴⑤: 制度的な入学要件を満たしている

Grade 9以下を志望する場合、本人または親の片方が非日本国籍という要件を満たしている家庭。日本国籍のみの家庭はGrade 10-12のみ出願可能という制度を理解した上で出願戦略を立てている家庭が成功します。

Year別の合格者プロファイル例

ELTがサポートしてきた合格者の典型的なプロファイルを紹介します。

  • Kindergarten新規入学: 国際家庭(駐在員、または日本人と外国人の家庭)の3-5歳児
  • Grade 1-8編入: 海外帰国子女、または都内インターからの転校。CEFR B1以上の英語力
  • Grade 9-12編入: 国際家庭の生徒、または日本国籍のみで Grade 10以上での新規入学。AP履修に対応できる英語力(CEFR B2-C1)
  • Grade 12 Sixth Form入学: 海外インター卒、または英語強化校卒。AP単位を活用した米国大学出願戦略を持っている

13. ISSHに向いている家庭・向いていない家庭

正直に申し上げると、ISSHはすべての家庭に向く学校ではありません。年間学費約400万円、米国式の高度なAPカリキュラム、そしてSacred Heart Goalsへの本物のコミットを考えると、家族の価値観と教育観の適合度を慎重に判断すべきです。

向いている家庭

  • 米国アイビーリーグ・上位私大進学を本気で目指す家庭 — APベースのカリキュラムと米国上位大合格実績の厚み
  • APで得意科目を伸ばしたい家庭 — IBの必修パッケージではなく、個別科目深掘り型
  • 国際家庭または海外駐在経験のある家庭 — Grade 9以下の入学要件を満たす
  • 100年以上の伝統校文化に魅力を感じる家庭 — 組織的な保護者コミュニティ、長期的な卒業生ネットワーク
  • Sacred Heart Goalsに共感する家庭 — 信仰・知性・社会意識・コミュニティ・自己成長の5要素を家庭文化として実装
  • 広尾の立地を活用したい家庭 — 国際的な環境、都心アクセス

向いていない家庭

  • IBベースの探究型学習を求める家庭 — 清泉Seisenが適合
  • 多地域進学を視野に入れている家庭 — 清泉の多地域分散型がより適合
  • 日本国籍のみでGrade 9以下を志望する家庭 — 制度的に出願不可(Grade 10-12のみ可)
  • 年間学費400万円超の負担が長期的に困難な家庭
  • カトリック教育の深さを求める家庭 — 清泉の方がReligion classes必修等で明示的
  • 英語が話せず、学校とのコミュニケーションを子に依存する家庭 — 緊急時のリスクが高い

「聖心と清泉のどちらか迷っている家庭」への判断指針

迷っている場合、以下の5つの問いで答えが見えてきます。

  1. 米国大学進学を本気で目指すか、多地域進学を視野に入れるか
  2. APの個別科目深掘りを求めるか、IBの総合バランスを求めるか
  3. 伝統校文化に魅力を感じるか、アットホームな小規模校を求めるか
  4. 家族に非日本国籍メンバーがいるか、日本国籍のみ
  5. Sacred Heart Goalsの価値教育型を歓迎するか、Religion classes必修の明示的宗教教育を歓迎するか

これらの問いに対して、3つ以上で聖心寄りの回答が出る家庭は、聖心が適合する可能性が高いと言えます。

15. ELTの聖心受験対策:合格までの一貫サポート

ELTは、Kindergarten新規入学からGrade 1-9編入(国際家庭の場合)、Grade 10-12 Sixth Form入学まで、すべての学年でISSH合格をサポートしてきました。「米国式インターナショナルスクールとしてのISSHの入試特性」「Sacred Heart Goalsへの整合性」「APを見据えた英語力強化」を踏まえた一貫サポートを提供しています。

ELTの聖心受験対策の特徴

  • K5 screening対策: 集団・個別審査に対応した行動観察対策、英語の自己表現練習
  • Grade 1-4試験対策: online math + English reading/writing assessmentに対応した、CELTA/DELTA保有のネイティブ講師による指導
  • Grade 5-12試験対策: math + English reading comprehension + English essay writingに対応した、エッセイ構造化指導
  • Family Interview対策: Sacred Heart Goalsへの整合性を踏まえた志望動機の構造化、家族面接ロールプレイ
  • 英語強化: AP対応のCEFR B2-C1を目指すマンツーマン指導
  • 願書作成サポート: 過去2年成績の英訳、推薦状依頼の助言、エッセイ添削
  • Sixth Form入学対策(Grade 10-12): AP履修計画、米国大学出願戦略

こんな家庭にELTは選ばれています

  • 聖心と清泉のどちらが家族に合うか判断できない家庭
  • Sacred Heart Goalsを家族の言葉でどう語ればよいか分からない家庭
  • Grade 5以上のEnglish essay writing対策の方法が分からない家庭
  • Grade 10以降の編入を検討しているが、現在の英語力で足りるか判断できない家庭
  • Year 12 Sixth Form入学で米国アイビーリーグを目指したい家庭
  • 1度不合格になり、次年度の再挑戦戦略を立てたい家庭

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「現在の英語力や成績で聖心の合格ラインに届くか知りたい」「K5 screening・English essay writing・Family Interviewの具体的対策をプロに任せたい」「Kindergarten新規・Grade 1-9編入・Sixth Form入学のどれが最適か診断してほしい」、こうしたお悩みに、合格実績豊富なコンサルタントが個別にお応えします

よくある質問

A

英国式・米国式・IBカリキュラムを採用するインターナショナルスクールに「偏差値」という概念はありません。代わりに、AP(Advanced Placement)のスコア(5点満点)が学力指標となります。ISSHの2025年AP平均は4.27/5、3+取得率は93%。日本の偏差値で言えば「最難関の中高一貫校に匹敵する難易度」と理解されることが多いです。

A

年間学費は学年によって371万-403万円(2026-2027年度・予定)。初年度はこれに初期費用93万円が加算され、Grade 1-8の場合は約485万円が最低ラインです。これに制服、ランチサービス、AP試験料、Field Trips費用等を加えると、実務的には初年度約500-540万円です。

A

はい、ISSHはノンクリスチャン家庭を積極的に受け入れています。実際に在校生は約20の異なる宗教・宗派・信念体系を持っており、Junior School assemblyの祈りも異なる宗教の生徒が担当しています。Sacred Heart Goals / Values / Spiritualityとして運用されており、改宗を求めることはありません。

A

公式Admissions Policyに「保護者の英語コミュニケーション能力」が要件として明記されています。学校との連絡はすべて英語で行われるため、少なくとも保護者1名が英語で実務的にコミュニケーションできる必要があります。Grade 11-12では大学進学指導も英語で行われるため、家族全体での英語環境が望まれます。

A

Grades 1-8でin-class support + small group lessons、Grades 9-10でModified ELAまたはRegular ELA、Grades 11-12はRegular ELAのみで最長3年という運用です。各学年のELA席数はlimited(限定的)で、満席の場合は通常クラスに空席があってもwaiting poolに入ります。「入学してから英語を基礎から教えてもらう」ことは実務的に不可能です。

A

両校ともトップレベルの女子インターですが、本質的に異なる学校です。APベース・米国上位志向を求めるなら聖心、IB一貫教育・多地域分散を求めるなら清泉。また日本国籍のみ家庭はGrade 10-12のみ出願可能というISSHの制度的特徴も重要な判断ポイントです。詳しくは本記事の「H2-5 聖心 vs 清泉」セクションをご参照ください。

A

2025年AP平均4.27/5、3+取得率93%、301試験を実施。過去3年(2023-2025)の推移は、平均が3.95→3.8→4.27、3+取得率が90.3%→86%→93%、受験数が238→253→301と着実に増加。AP科目数も22→23→24と継続的に拡大しており、APに対する学校の投資が継続しています。

A

公式に固定スコア要件はありませんが、ELTの合格者データからは以下が目安です:

  • K3-K5: 簡単な挨拶レベル
  • Grade 1-4: CEFR A2-B1相当(英検5級-3級、TOEFL Junior 600+)
  • Grade 5-8: CEFR B1-B2相当(英検準2級-2級、TOEFL Junior 700+)
  • Grade 9-10: CEFR B2相当(英検2級-準1級、TOEFL Junior 800+)
  • Grade 11-12: CEFR B2-C1相当(英検準1級-1級)
A

APは1科目単位で個別履修でき、得意科目で深く専門化できます。米国大学進学に最適化されています。一方、IB Diplomaは6科目+TOK+EE+CASのパッケージで、総合的バランスを取りながら世界中の大学に通用します。米国大学を本気で目指すならAP(聖心)、世界中の大学を視野に入れるならIB(清泉)、という選択軸です。

A

ISSHは聖心女子大学とキャンパスを共有しており、学校推薦型選抜(指定校推薦)の対象校です。具体的な枠数は学部・年度により異なります。ISSHの卒業生にとって日本の伝統的女子大学への確実な進路として機能してきた歴史があります。

A

Brain Bowl(学術知識競技)、Medical Society(医学への関心を持つ生徒のクラブ)、Math Field Day(数学コンペティション)、Robotics Program(VEX Robotics)、各種スポーツ(バスケットボール、バレーボール、サッカー等)、ドラマ部、合唱団、Model United Nations等多彩です。33の生徒会リーダーシップポジション6つのCouncil(Academic、Fine Arts、Social Service、Sports、Well-being、World)も特徴的です。

A

非常に強いです。AP STEM科目(Computer Science A、Calculus AB/BC、Biology、Chemistry、Physics 1/2、Statistics、Environmental Science)が充実し、Brain Bowl、Medical Society、Math Field Day、Robotics Programの活動も活発。米国アイビーリーグや欧州医学部(Semmelweis、Debrecen等)への進学実績で裏付けられた強さがあります。

A

Grade 10-12のみ出願可能です。Grade 9以下は本人または親のどちらかが非日本国籍であることが原則(公式Admissions Policy)。日本国籍のみの家庭は、Grade 10-12のSixth Form(高校最後の3年間)のみ出願可能となります。日本永住家庭でGrade 1-9から入学を検討している場合は、清泉Seisenの方が制度的に入学しやすい選択肢です。

A

12ヶ月前からの開始を推奨します。特にGrade 5-12の出願ではEnglish essay writingFamily interviewでのSacred Heart Goalsへの整合性が重要で、十分な準備期間が必要です。Grade 11-12(Sixth Form)入学を目指す場合は、18ヶ月以上前から準備し、AP対応の英語力(CEFR B2-C1)を確保することを推奨します。

執筆者について

田中 達也

田中 達也

ELT日本法人 代表

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科を卒業後、同大学大学院に進学し、数値流体解析の研究に取り組む。大学院在学中、アメリカ・ヒューストンにあるライス大学で招聘研究員として宇宙船の流体シミュレーションに従事する。日本に帰国後は研究を継続する傍ら、ハーバード大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンでキャリアフェアの開催を手掛ける。2019年には在学中にセキジン合同会社 (現 株式会社 ELT Education) を設立。2020年、英国法人 ELT School of English Ltd. と提携し、日本市場向けのオンライン英会話事業を開始。創業以来、1,000名以上の英語学習者のカウンセリングを行う。

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