「娘をインターナショナルスクールに通わせるなら、落ち着いた環境でしっかりと学力を伸ばしてあげたい」
そう考える保護者の方にとって、都内の女子インターナショナルスクールは非常に魅力的な選択肢です。中でも清泉インターナショナルスクール(Seisen International School)は、世田谷区の閑静な住宅街にキャンパスを構え、アットホームな雰囲気と世界トップレベルの進学実績を両立させていることで知られています。
しかし、検討を始めると必ずぶつかるのが「清泉(Seisen)と聖心(ISSH)、どちらがいいの?」という疑問です。どちらも歴史あるカトリック系女子校ですが、実は教育の中身は驚くほど異なります。
本記事では、清泉インターナショナルスクールの特徴や評判を、ライバル校である聖心との比較を交えながら深掘りします。2025年の最新IBスコアや入試情報も網羅しましたので、学校選びの参考にしてください。
1. 【徹底比較】清泉 vs 聖心(ISSH) 違いはどこ?
まず、多くの保護者が迷う2校の決定的な違いを整理しましょう。最大の違いは「カリキュラム(IBかAPか)」にあります。
比較項目 | 清泉 (Seisen) | 聖心 (ISSH) |
場所 | 世田谷区用賀 | 渋谷区広尾 |
カリキュラム | IB一貫校 (PYP/MYP/DP) | 米国式 + APプログラム |
教育の特徴 | 日本初の女子IBコンティニュアム校。 | 伝統的な米国カリキュラムをベースに、高校で22科目のAP(大学レベル授業)を選択可能 。 |
進学傾向 | グローバルに分散 | 北米志向が強め |
校風・雰囲気 | アットホームで温かい | 伝統と国際色 |
【選び方のポイント】
- 清泉が向いている子: 探究心が強く、一つのテーマを掘り下げるのが好きな子。欧州やカナダ、国内大学への進学も視野に入れている家庭。
- 聖心が向いている子: 幅広い科目を柔軟に学びたい子。アメリカの大学への進学を第一志望にしている家庭。
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関連記事を読む2. 最新の学業実績とIBスコア【Seisen's Academic Results】
「アットホームな雰囲気」と聞くと、「勉強はそこまで厳しくないのでは?」と思うかもしれません。しかし、清泉の学業実績は日本国内のインターナショナルスクールの中でもトップクラスです。
驚異的なIBディプロマ合格率
2025年の卒業生の実績を見ると、その教育レベルの高さがわかります。
- 平均スコア: 35点(世界平均 30.5点)
- 合格率: 97.7%(世界平均 約80%)
IBディプロマは取得難易度が高いことで有名ですが、清泉ではほぼ全員がフルディプロマを取得し、かつ世界平均を大きく上回るスコアを出しています。毎年40点以上(45点満点)の高得点者も輩出しており、学習指導の質は極めて高いと言えます 。
世界の名門大学への合格実績
この高いIBスコアを武器に、卒業生は世界中の難関大学へ進学しています。
- 海外: ハーバード、プリンストン、コロンビア、スタンフォード、MIT、オックスフォード、ケンブリッジなど 。
- 国内: 早稲田、慶應、上智(カトリック推薦枠あり)、ICUなど 。
特に注目すべきは理系(STEM)への強さです。女子校でありながら医学部や工学部への進学者が多く、性別によるバイアスのない環境で理数系の才能を伸ばしています 。
3. 「カトリック女子校」の実態と評判
「宗教色は強いの?」「女子校って人間関係が難しくない?」といった、保護者の方からよく寄せられる疑問について解説します。
ノンクリスチャンでも大丈夫?
結論から言うと、全く問題ありません。在校生の多くはノンクリスチャンです 。 毎朝のお祈りや宗教の時間(Religious Knowledge)はありますが、これらは信仰を強制するものではなく、「感謝の心」や「倫理観」を育む情操教育の一環として位置づけられています。保護者からは「宗教行事を通じて、娘に思いやりや奉仕の心が育った」と肯定的な声が多く聞かれます 。
女子校だからこそ育つ「リーダーシップ」
清泉では、生徒会長も、スポーツチームのキャプテンも、科学コンテストのリーダーも、すべて女子が務めます。 「理系は男子が得意」「リーダーは男子」といった無意識の刷り込み(アンコンシャス・バイアス)がない環境で過ごすことで、生徒たちは「女性は何にでもなれる」という自信を自然と身につけます 。 実際、世界的なロボットコンテストや科学大会(Firebirdチームなど)で活躍しているのは、清泉の女子生徒たちです 。
4. 入学試験と英語力サポート
清泉への入学を希望する場合、どのような準備が必要なのでしょうか。
幼稚園(Montessori)〜小学校低学年の入試
この時期の入試は、筆記試験よりも「行動観察」と「面接」が中心です。
- プレイデート形式: 先生と一緒に遊びながら、指示を聞けるか、おもちゃをシェアできるか、好奇心を持って取り組めるかが見られます 。
- 英語力: 幼稚園(K1-K3)では、ネイティブレベルである必要はありません。「Hello」と挨拶ができ、先生の簡単な指示に反応できれば合格のチャンスは十分にあります 。
小学校高学年〜高校の入試
学年が上がると、求められる英語力は格段に高くなります。
- MAPテスト: 多くのインターで採用されている適性検査(英語・算数)を受けます 。
- エッセイ・面接: 自分の意見を論理的に書く力と、面接で志望動機を語る力が問われます 。
- EAL(英語補習): 英語サポートクラスはありますが、枠は非常に限られています。高学年での編入の場合、授業についていけるだけの英語力が前提条件となることが一般的です 。
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関連記事を読むまとめ:温かさと知性が共存する学校
清泉インターナショナルスクールは、カトリック校特有の「温かい人間教育」と、IB校としての「厳しい探究学習」が見事に融合した学校です。 派手な「お嬢様学校」というイメージを持たれることもありますが、実際の中身は、多様なバックグラウンドを持つ生徒たちが切磋琢磨し、自立した女性へと成長していく「道場」のような場所でもあります。
もし、「娘には優しさと知性の両方を持ってほしい」「理系やリーダーシップにも挑戦してほしい」と願うなら、清泉は間違いなく最高の環境の一つと言えるでしょう。
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