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カナディアン・インターナショナルスクール東京(CIS)の評判|カナダ式教育と進学実績のリアル

公開:
2026年最新
カナディアン・インターナショナルスクール東京(CIS)の評判|カナダ式教育と進学実績のリアル - ELT英会話 英語学習コラム
田中 達也

執筆者: 田中 達也|ELT日本法人 代表

「ASIJやTISは親の英語力や国籍の壁が高すぎて現実的ではない。でも、本物のインターナショナルスクールに入れたい」

「国際バカロレア(IB)はよく聞くけれど、『カナダ式カリキュラム』とは何が違うの?」

東京都内の純インターナショナルスクール選びにおいて、超難関・超高額な老舗校の過酷な競争を避けつつ、堅実に世界トップレベルの教育を受けられるとして、富裕層からクレバーな選択肢として支持を集めているのがカナディアン・インターナショナルスクール東京(CIS Tokyo)です。

本記事では、インター受験と海外進学のプロであるELTが、CIS最大の強みである「カナダ(PEI)カリキュラムとAPのハイブリッド」、トロント大など名門大への進学実績、そして入試対策やビル型キャンパスのリアルな評判を徹底解説します。

1. CIS東京とは?「カナダ式」と「IB」の真実

品川区(大崎)等にキャンパスを構えるCIS Tokyoは、カナダ・プリンスエドワード島(PEI)州の認定カリキュラム(K–12)を軸に教育を提供しているオフショアスクール(海外校)です 。

保護者の方が最も誤解しやすいのが、カリキュラムの構造です。 CISは「国際バカロレア(IB)認定校」として知られていますが、実はIBが提供されているのは初等教育(K〜G5のPYP)のみです 。

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  • 初等部(K〜G5): IB PYP(Primary Years Programme)の探究学習を枠組みとしつつ、具体的な教科内容はPEI州のカリキュラムガイドに沿って指導されます 。
  • 中・高等部(G6〜G12): 「IBDP(ディプロマ)」は提供されていません 。卒業時には「カナダ・PEI州の高校卒業資格(PEI High School Diploma)」を取得します 。
  • AP(Advanced Placement)の活用: 高校段階では、米国発の世界的な大学レベルのカリキュラムである「AP」を選択科目として追加履修し、大学出願時の強力な武器にできる設計になっています 。

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「過酷なIBDPで燃え尽きるリスク」を回避し、穏やかな探究学習で土台を作りながら、APで学力を証明するという非常に現実的でしなやかなシステムと言えます。

2. 卒業後の進路:カナダ名門大への「パスポート」

CIS Tokyoでカナダ・PEI州の卒業資格(20単位修得等、州基準と整合)を得ることは、カナダ全州で正式に認知される強力なステータスとなります 。

世界トップランカーへの圧倒的な進学実績

公式が公開している「2020–2025年の大学進学先(Matriculations)」には、目を見張る名門校が並んでいます 。

  • カナダの大学: University of Toronto(トロント大)、University of British Columbia(UBC)、McGill University(マギル大)など 。トロント大などでは、PEIの科目コードを前提とした要件が明示されており、スムーズな評価につながりやすい実務的メリットがあります 。
  • 米国の大学: NYU、UCLA、University of Michiganなど 。AP科目の単位認定やプレースメント方針を持つ大学に対し、CISで提供されるAP(Calculus AB、World History、Chemistry等)が武器になります 。
  • 英国の大学: Oxford、LSE、Imperial College London、King’s College Londonなど 。
  • 日本の大学: 東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、ICUなどへの合格実績も豊富です 。

※注意点として、カナダの高校卒業資格を持っていても「カナダ国外にある学校」の出身となるため、マギル大学のように出願区分や締切が「国外校出願者(インターナショナル)」と同じ扱いになるケースがあります 。出願上の学費区分が自動で国内生扱いになるわけではない点は留意が必要です 。

3. 日本人家庭にとってのCISの魅力と「EAL」体制

老舗インターでは「日本人はEAL(英語サポート)対象外」と突き放されることも少なくありませんが、CIS Tokyoは比較的門戸が開かれています。

学年ごとの「英語力」の現実ライン

独立したESLストリーム(別コース)は持たず、年齢相当の通常クラスに配置された上でサポートを受ける体制です 。

  • 幼稚園(K4/K5): 流暢さは不要ですが、英語で学ぶ意欲が必要です 。
  • 小・中学(G1〜G8): G1〜G3等では必要に応じた言語サポートチームの支援があります 。ただし、学年相当の読解力や、教科書を自力で読んで宿題をこなせる英語力は前提となります 。
  • 高校(G9〜G12): 言語サポート(EAL)はありません 。授業理解のために「near fluent(ほぼ流暢)」な英語力が明確に求められます 。

英語初心者からの立ち上げが現実的なのは「幼稚園〜小学校低学年」までと心得ておくべきです 。 また、保護者側も「少なくとも一人が機能的に英語で教師と自信をもってやり取りできること」が必須要件として明記されています 。

4. 学費と「キャンパス」のリアルな評判

初年度の学費シミュレーション(必須コスト)

2026–2027年度の公式情報を基にした、入学初年度の概算総額(周辺費用除く)は以下の通りです 。

学年帯

出願・登録・校舎開発費(一時金)

年間授業料+校舎維持費

初年度合計(目安)

小学校(G1–G5)

¥935,000

¥2,900,000

¥3,835,000

中学校(G6–G8)

¥935,000

¥3,050,000

¥3,985,000

高校(G9–G12)

¥935,000

¥3,150,000

¥4,085,000

※出願料¥35,000、登録料¥300,000、校舎開発費¥600,000の合算を一時金としています 。制服、ランチ、スクールバス、校外学習費等は別途発生します 。

大崎・中目黒キャンパスと日本人の割合

CISを検討する際に注意すべき「生活面のリアル」が2点あります。

  1. キャンパスが分かれている: 本部・中高は大崎ですが、小学校(G1〜G5)は「中目黒」のキャンパスになります 。兄弟で通わせる場合など、送迎・生活動線への影響を事前に考慮してください 。
  2. ビル型キャンパスの制約: 東京都のポータルサイト等では「校庭なし/プールなし」等と記載されるビル型の都市型キャンパスです 。大崎の建物内にGym(体育施設)などはありますが、見学時に「屋外運動はどうしているか」を確認することをおすすめします 。
  3. 日本語環境の懸念: 生徒のローカル(日本)とインターナショナルの比率が「48:52」程度と、日本にルーツを持つ生徒が多い環境です 。休み時間に日本語が聞こえやすい土壌があるため、学校見学時に言語ルールの運用実態を確認すると安心です 。

5. CIS東京の入試(スクリーニング)と面接対策

CISの入試(小〜高)は、「MAPテスト(英語・数学)+英語エッセイ+ファミリー面談」という構成です 。

  • MAPテスト対策: MAPはコンピュータ適応型のテストであり、短期の詰め込みよりも、学年相当の英単語力(アカデミック語彙)や基礎的な読解力の積み上げがスコアに直結します 。
  • ファミリー面接: 流暢な発音よりも、「学校の教育方針(探究やカナダの多様性尊重)への理解」と、保護者が「学校と実務的な連絡を英語で回せるか」が見られます 。

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まとめ:出願前の不安をプロと一緒に解消しませんか?

カナディアン・インターナショナルスクール東京(CIS Tokyo)は、過酷なIBDPの競争を避け、PEIカリキュラムとAPを組み合わせて世界名門大へのパスポートを堅実に狙える、非常にクレバーな選択肢です。

「うちの子の英語力でMAPテストの基準をクリアできる?」

「G1〜G5の中目黒キャンパスに向けた、英文エッセイと面接の対策をしたい」

「保護者の英語面接(ネイティブとのやり取り)が不安なのでモック・インタビューを行いたい」

このようなご要望がありましたら、ぜひELTの個別カウンセリング・体験レッスンをご活用ください。インター受験に精通したネイティブ講師とコンサルタントが、CIS合格に向けた万全の対策をサポートいたします。お子様の実力診断から、家庭の魅力を伝える面接戦略まで、プロの視点でアドバイスさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。

執筆者について

田中 達也

田中 達也

ELT日本法人 代表

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科を卒業後、同大学大学院に進学し、数値流体解析の研究に取り組む。大学院在学中、アメリカ・ヒューストンにあるライス大学で招聘研究員として宇宙船の流体シミュレーションに従事する。日本に帰国後は研究を継続する傍ら、ハーバード大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンでキャリアフェアの開催を手掛ける。2019年には在学中にセキジン合同会社 (現 株式会社 ELT Education) を設立。2020年、英国法人 ELT School of English Ltd. と提携し、日本市場向けのオンライン英会話事業を開始。創業以来、1,000名以上の英語学習者のカウンセリングを行う。

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