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【2027年入学】UWC ISAK Japanの入試難易度・学費・奨学金

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2026年最新
【2027年入学】UWC ISAK Japanの入試難易度・学費・奨学金 - ELT School 英語学習コラム
田中 達也

執筆者: 田中 達也|ELT日本法人 代表

軽井沢のUWC ISAK Japanを目指すご家庭が最初に知るべき結論をまとめると、2027年8月入学のGrade 10直接出願は2026年9月1日に受付開始、締切は2026年12月1日です。学費は年間722万5,000円(2026–27年度)ですが、全校生徒の約70%が返済不要のニーズベース奨学金を受給しており、奨学金の申請が合否に影響しない方針(need-blind)が公式に明言されています。また、TOEFLやIELTSなど英語資格スコアの提出は必須ではありません

本記事は2026年8月時点の公開情報(UWC ISAK Japan公式サイト・UWC国際本部・UWC日本協会)に基づき、2027年入学サイクルの出願資格・日程・書類・学費・難易度と、ELTが指導現場で重視する準備のポイントを整理した決定版ガイドです。未公表の情報は「未公表」と明記しています。

UWC ISAK Japanとは?軽井沢に集う「チェンジメーカー」たち

UWC ISAK Japanは、長野県軽井沢町にある全寮制インターナショナルスクール(高校)で、世界各地に加盟校を持つUWC(United World Colleges)の一員です。約199名の生徒が89の国・地域から集まり、Grade 10の約30%が日本国籍または日本在住の生徒、約70%が海外からの入学生という圧倒的な多様性が特徴です。

教育の核は「チェンジメーカーの育成」です。偏差値型の学力選抜ではなく、デザイン思考、プロジェクト型学習、寮生活での実践を通じて、社会に前向きな変化を生み出すリーダーシップを日常のなかで鍛えます。Grade 10はIBDP(国際バカロレア・ディプロマ)開始前の準備学年(Pre-IB)、Grade 11・12でIBDPを履修する3年制です。

2つの入学ルート:直接出願とUWC日本協会

UWC ISAK Japanに入る方法は2つありますが、実質的には別の選考です。直接出願はISAKを指定してGrade 10から3年間学ぶルートUWC日本協会経由は特定校ではなくUWC運動全体に応募し、Grade 11から2年間のIBDPを学ぶルート(ISAKへの配属は保証されない)です。

項目

ISAK Grade 10直接出願

UWC日本協会経由

入学学年・期間

Grade 10から3年間(Pre-IB 1年+IBDP 2年)

Grade 11から2年間(IBDP)

出願先

ISAKアドミッションズへ直接。ISAKのみ志望可

UWC日本協会。派遣先は希望・家計・選考結果・派遣枠で決定

年齢・学年要件

出願時に米Grade 9/英Year 10/日本の中3相当。2011年1月1日〜2012年12月31日生まれ

2026年9月時点でIBDP開始前の学年(高1相当)。2027年8月1日時点で原則16歳以上

国籍・在住地

制限の記載なし(奨学金も国籍不問)

日本国籍または日本永住権保持者等

学校長の承諾書

不要(推薦は教員等2名)

必要(承諾書なしは応募不可)

英語資格

提出不要

4技能の証明が応募資格(英検2級/CSE 1950以上、TOEFL iBT 42以上、IELTS 4.0以上等)

選考方法・言語

書類・動画・面接・グループ評価(すべて英語・オンライン)

国語・数学の筆記、日本語面接、英語面接、日本語グループ討議(東京・大阪で対面)

奨学金

ISAK独自のニーズベース支援を出願時に申請可

日本協会・派遣先校の援助があり得る(派遣先決定に家計が影響)

※ 出典: UWC ISAK Japan「How to Apply」UWC日本協会 2027年度派遣生募集ページ(2026年8月時点)

重要なのは学年の対応関係です。2026年秋に国内インターナショナルスクールのGrade 9(14〜15歳)に在籍する生徒が2027年8月に入学したい場合、学年・年齢要件を満たすのは直接出願のみです。日本協会の2027年度選考は「IBDP直前の学年(Grade 10相当)・原則16歳以上」が対象のため、G9生は要件を満たしません。日本協会ルートは1年後の2028年派遣として、あらためて比較検討する選択肢になります。

また、日本協会の一次選考は国語(高1程度の読解・国語知識)と数学(数学I範囲)の日本語筆記試験です。英語で学んできたインター生にとってのボトルネックは英語ではなく日本語と数学の筆記であることも、ルート選択時に押さえておくべきポイントです。

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応募資格と出願書類【2027年入学・直接出願】

2027年8月入学のGrade 10直接出願の応募資格は、次の2条件です。

  • 学年: 出願時に米国Grade 9、英国Year 10、日本の中学3年相当に在籍し、2027年8月までにその学年を修了すること
  • 生年月日: 2011年1月1日〜2012年12月31日生まれであること

第一次審査で提出する書類・課題は以下の通りです(2026年8月時点の公式要項)。

提出物

内容

成績資料

現在年度+過去2年度分を本人がアップロード(出願時は学校からの公式送付不要)

推薦

academic reference(現在または過去の教員等)1名+non-academic reference(コーチ、音楽教師、ボランティア団体責任者など親族以外)1名

短答エッセイ

複数問、各最大250語

長文エッセイ

1問、最大500語

動画課題

本人動画2本、最大2分

奨学金申請(希望者)

Financial Assistance Request Form+所得証明等(締切は出願と同じ12月1日)

英語資格試験(TOEFL・IELTS等)の提出は必須ではありません。公式が「授業に適応しやすい推奨水準」として示すのは英検2級、TOEFL iBT 65、TOEIC 600、IELTS 6程度ですが、これは足切りスコアではなく、非ネイティブでも応募できます。

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出願日程【2026年9月1日受付開始】

2027年8月入学の直接出願日程は、すでに公式発表されています。

日付

手続き

2026年9月1日

オンライン出願開始

2026年12月1日

出願・推薦・成績・奨学金資料の締切

2026年12月2日〜2027年1月13日

第一次書類審査

2027年1月15日

第一次結果通知

2027年1月23日〜2月4日

オンライン面接・グループ評価

2027年2月12日

早期結果通知(日本の4月始まり学年暦の学校に在籍する生徒向け)

2027年2月18日

早期結果対象者の入学意思回答期限

2027年2月24日

通常結果通知

2027年3月2日

通常入学意思回答期限

※ 出典: UWC ISAK Japan「How to Apply」

注意したいのは、2月12日の「早期結果」は米国型のEarly Decision(早期出願)ではない点です。出願開始日と締切(12月1日)は全員共通で、日本の学年暦に従う学校(4月始まりの一条校など)の進路決定事情に合わせて結果通知だけを早める制度です。早期通知を選んでも合格可能性は上がりも下がりもしないと公式に明記されています。選考はすべてオンライン・英語で行われ、来日の必要はありません。

学費と奨学金:約70%が受給するニーズベース支援

学費(2026–27年度)

費目

年額

授業料

4,900,000円

寮費

1,825,000円

施設費

500,000円

合計

7,225,000円

※ 出典: UWC ISAK Japan「Fees & Financial Assistance」。2027–28年度の学費は未公表(2026年8月時点)。学費は毎年見直されるため、単純計算の3年総額(約2,168万円)は確定額ではありません。このほか入学時の一時金、PC、渡航費、個人費用等が別途かかります。

奨学金はメリット型ではなく「ニーズベース」

ISAKの奨学金は返済不要で、家計状況のみに基づくニーズベース型です。成績優秀者やスポーツ実績への給付(メリットベース)はありません。年間の奨学金総額は約6億円、全校生徒の約70%が全額または部分支援を受けています

特に重要なのが、「入学審査は家庭の経済状態と独立して実施する」と公式に明言されている点です。奨学金を申請したことが合否に不利に働くことはなく、財務資料は奨学金担当者のみが扱います。経済的な理由で出願をためらう必要はありません。

家計状況別の実際の負担額として、現Grade 10の奨学金受給家庭の2025年度実績(奨学金控除後に家庭が平均して支払った年間の学校費用・入学金除く)が公表されています。

世帯所得

平均自己負担額(年)

対象家庭数

500万円以下

607,500円

21

500万〜1,000万円

1,750,000円

13

1,000万〜1,500万円

2,318,182円

18

1,500万〜2,000万円

3,388,889円

7

2,000万〜3,000万円

4,500,000円

5

※ 同じ所得帯でも資産・支出等により給付額は異なります。出典: 公式「Fees & Financial Assistance」ページ(2026年8月時点)

運用面の注意点は2つです。第一に、奨学金は原則毎年更新申請が必要ですが、家計に大きな変化がなければ3年間同水準が継続されるのが通常です。第二に、Grade 10出願時に申請しなかった家庭が、Grade 11以降に新規申請することは原則できません(家計の著しい変化がある場合を除く)。支援が必要な可能性が少しでもあれば、出願時に申請しておくべきです。

入試難易度と倍率:直接出願は非公表、日本協会は3.8〜6.1倍

直接出願の難易度について、ISAKはGrade 10の受け入れ人数が約40名であることは公表していますが、応募者数や合格率は非公表です。「偏差値」に相当する指標は存在せず、後述するUWC共通基準による全人的評価が行われます。

参考として、UWC日本協会(Grade 11からの2年制ルート)は倍率を公表しています。

派遣年度

公式倍率

2026年度

3.8倍

2025年度

5.2倍

2024年度

4.7倍

2023年度

6.1倍

2022年度

4.4倍

※ 出典: UWC日本協会公表データ。二次合格後も派遣先校の最終承認があるため、大学入試型の「合格率」とは性質が異なります。

なお、ISAKサマースクールへの参加は本科出願の要件ではなく、参加が選考上有利になるという公式方針も確認できません。学校体験としての価値はありますが、「サマースクール参加=合格に近づく」という前提で計画を立てるべきではありません。キャンパス見学や説明会も同様に、選考とは直接関係しないと説明されています。

IBDP(国際バカロレア)実績と進路

ISAKの学業面の実績として、2024年のIBDP合格率は96.5%、平均スコアは35点(世界平均は約30点)です。卒業生はPrinceton、Brown、Columbia、Yaleなどの米国トップ大学、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、ICUなどの国内大学へ進学しているほか、ギャップイヤーや起業といった多様な進路も支援されています。

IBDPのカリキュラムや対策についてはIBコース対策の詳細をご覧ください。

合格への準備:ELTが指導で重視する4つのポイント

選考の公式基準は、UWC共通の知的好奇心、価値観へのコミットメント、多様な背景の人と協働する力、レジリエンス(困難からの回復力)と自己認識、責任感と誠実さ、IBDPに耐えうる学力基盤です。役職や肩書きではなく、「実際に何を観察し、どう行動し、何を学んだか」を具体例で示せるかが問われます。この前提で、ELTは次の4点を軸に指導しています。

1. エッセイ:「状況→判断→行動→結果→反省」の構造で書く

いきなり英文を書き始めるのではなく、


「どの経験が自分の価値観を形成したか」
「困難な場面で何を考え、どう行動したか」
「他者の意見で自分がどう変わったか」

を日本語・英語の双方で棚卸しすることから始めます。

「環境問題に関心がある」「リーダーになりたい」という抽象論ではなく、小規模でも自分で気づき、試行し、失敗から修正した経験のほうが、UWCの評価基準に対して説得力を持ちます。

2. 動画課題:台本の暗記より「自然な思考の筋道」

動画2本(最大2分)では、映像の完成度よりも、話し方、考えの筋道、関心の具体性、自然な英語での意思伝達が見られると考えるべきです。台本の一言一句暗記は本人らしさを損ないます。60〜90秒で「要点→具体例→学び」を伝える練習を複数テーマで行うのが効果的です。

3. 個人面接:深掘り質問に耐える自己理解

面接では出願エッセイの内容を基にした深掘りや、志望理由、弱み、失敗経験が問われます。想定問答の暗記ではなく、「なぜそうしたのか」「別の選択肢はなかったか」「今ならどうするか」という二段階・三段階の追質問に、防御的にならず答える練習が実践的です。

4. グループ評価:「目立つ」ではなく「協働を示す」

グループ選考で評価されるリーダーシップは、最も多く発言することではありません。30〜45秒で主張と理由を簡潔に述べる、他者の発言を要約してから自分の意見を加える、発言の少ない参加者に意見を求める、より良い案が出たら理由を添えて自分の案を修正する、こうした行動がUWCの評価基準(異文化協働・適応力・他者への配慮)と直結します。

出願前の活動づくりは、活動の「数」より、1〜2の関心領域を継続して実際の責任を担うことが重要です。面接対策ボーディングスクール出願支援では、この観点での個別指導を行っています。

まとめ:12月1日の締切から逆算して準備を

UWC ISAK Japanの選考は、テストの点数ではなく「どう考え、どう行動してきたか」を問う選考です。だからこそ、締切直前の付け焼き刃ではなく、エッセイの土台となる自己分析、動画・面接での自然な英語のアウトプット、グループでの協働行動を、時間をかけて積み上げた受験生が強くなります。

2026年12月1日の締切から逆算すると、夏〜初秋のうちに自己分析と活動の棚卸しを終え、9月の出願開始と同時にエッセイのドラフトに入るのが理想的なスケジュールです。ELTは1984年のロンドン創業以来、ボーディングスクール・インターナショナルスクール受験の出願戦略、エッセイ、面接対策を個別に支援してきました。ISAK出願をご検討中の方は、まずは無料相談で現在地と準備プランをご確認ください。

よくある質問

A

Grade 10直接出願の応募者数・合格率は非公表です(受け入れは約40名)。参考として、Grade 11から入るUWC日本協会選考の倍率は近年3.8〜6.1倍で推移しています。偏差値型の選抜ではなく、エッセイ・動画・面接・グループ評価による全人的な選考です。

A

2026–27年度は授業料490万円+寮費182万5,000円+施設費50万円の年間合計722万5,000円です(2027–28年度は未公表)。このほか入学時一時金や渡航費等が別途かかります。

A

全校生徒の約70%が返済不要のニーズベース奨学金(年間総額約6億円)を受給しています。明確な年収制限はなく、資産・支出・家族構成等を総合審査します。公表実績では、世帯所得500万円以下の受給家庭の平均自己負担は年約61万円、1,000万〜1,500万円の家庭でも年約232万円です。

A

なりません。ISAKは「入学審査は家庭の経済状態と独立して実施する」と公式に明言しています(need-blind)。ただしGrade 11以降の新規申請は原則できないため、必要な可能性があればGrade 10出願時に申請してください。

A

直接出願では英語資格スコアの提出は必須ではありません。公式の推奨水準は英検2級・TOEFL iBT 65・TOEIC 600・IELTS 6程度ですが、足切りではありません。なおUWC日本協会経由の場合は4技能資格の証明(英検2級以上等)が応募資格になります。

A

2027年8月入学の直接出願は、2026年9月1日受付開始・2026年12月1日締切です。第一次結果は2027年1月15日、最終結果は2月24日(日本の4月始まり校の生徒は2月12日に早期通知)です。

A

サマースクール参加は出願要件ではなく、選考で優遇されるという公式方針も確認できません。学校の教育や寮生活を体験する場としては有益ですが、合格のための必須ステップではありません。

A

2027年8月入学を目指す場合、国内インター校のGrade 9生(14〜15歳)が学年・年齢要件を満たすのは直接出願のみです。直接出願はISAKを指定でき、英語のみ・オンラインで完結します。日本協会経由はGrade 11からの2年制で、世界のUWC加盟校に派遣される可能性がある一方、配属校は選べず、国語・数学の日本語筆記試験があります。学年・言語・志望の確実性で判断してください。

執筆者について

田中 達也

田中 達也

ELT日本法人 代表

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科を卒業後、同大学大学院に進学し、数値流体解析の研究に取り組む。大学院在学中、アメリカ・ヒューストンにあるライス大学で招聘研究員として宇宙船の流体シミュレーションに従事する。日本に帰国後は研究を継続する傍ら、ハーバード大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンでキャリアフェアの開催を手掛ける。2019年には在学中にセキジン合同会社 (現 株式会社 ELT Education) を設立。2020年、英国法人 ELT School of English Ltd. と提携し、日本市場向けのオンライン英会話事業を開始。創業以来、1,000名以上の英語学習者のカウンセリングを行う。

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