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UWC ISAK Japanの入試難易度と学費|軽井沢から世界を目指すリーダー教育

公開:
2026年最新
UWC ISAK Japanの入試難易度と学費|軽井沢から世界を目指すリーダー教育 - ELT英会話 英語学習コラム
田中 達也

執筆者: 田中 達也|ELT日本法人 代表

「日本の偏差値で言うとどれくらいレベルが高いの?」

「学費が高そうだけど、一般家庭でも目指せる?」

長野県・軽井沢にある「UWC ISAK Japan」は、日本初の全寮制国際高校(Grade 10–12対象)として、従来の学校とは全く異なる独自の教育を行っています 。東京から新幹線で約70分という好アクセスでありながら、世界中から生徒が集まる環境は、日本のご家庭にとっても大きな魅力です 。

本記事では、IB校やボーディングスクール受験を多数サポートしてきたELTが、ISAKの「真の入試難易度」と「奨学金のリアル」、そして合格を勝ち取るための対策を徹底解説します。

1. UWC ISAK Japanとは?軽井沢に集う「チェンジメーカー」たち

ISAKの中心概念は、「チェンジメーカー(社会にポジティブな変化を生み出す人)」の育成です 。 学校はリーダーシップを「肩書」ではなく、「誰もが訓練で身につけられる練習(practice)」として設計し、日常に埋め込んでいます 。

  • デザイン思考×プロジェクト型学習: 実社会の課題に向き合い、「調査→検証→計画と行動→評価」のサイクルを回すプログラムが組まれています 。
  • 生活のすべてがカリキュラム: リーダーシップの実践は授業だけでなく、寮(レジデンシャル)体験や課外活動を含む生活のあらゆる側面に統合されています 。
  • 意図された多様性(Deliberate Diversity): 在籍生徒199名の国籍は89カ国に及びます 。Grade 10の在校生の約30%が日本国籍または日本在住者で、残り70%が世界中から集まっています 。国籍だけでなく、思考や社会経済的背景まで含めた多様性を重視しています 。

2. 偏差値では測れない「入試難易度」と2つの出願ルート

ISAKの入試に、日本の「偏差値」という概念は存在しません。学校は意図的に序列化を避け、GPAの算出や生徒の順位付けを行いません 。 その代わり、知的好奇心、価値観へのコミット、レジリエンス(困難を乗り越える力)、多様な他者との協働姿勢などを厳しく評価します 。

入試は、入学年次によって「2つのルート」に分かれます 。

ルート(2系統)

主な対象

概要と選考内容

奨学金・経済支援

ISAK直接出願

Grade 10入学(3年制)

短文/長文エッセイ、2分動画、面接などを通じ、「課題発見→行動→学び直し」のストーリーが評価されます 。

ISAK独自のニードベースの経済支援があります 。

UWC国内委員会 / GSP

Grade 11入学(2年制)

国内委員会(NC)経由は筆記や面接があります 。GSPは特定のUWC校に直接出願する仕組みです 。

NC経由は支援枠の可能性がありますが、ISAKでのGSP選抜生は奨学金対象外と明記されています 。

3. 学費と圧倒的な「奨学金(Need-based)」制度

ISAKの費用は毎年見直されますが、公式に公開されている最新レベルのコストは以下の通りです。

  • 2026–27学年度の年額合計: 授業料・寮費・施設費の合計で7,225,000円です 。
  • その他の費用: ノートPC代、休暇中の移動費、大学出願関連費などは学費に含まれず別途必要になります 。

これだけ見ると超富裕層向けに見えますが、ISAKの最大の強みは「手厚い経済支援(Financial Assistance)」の存在です。

  • 約70%が受給: 年次報告によると、学生の71.8%に奨学金が提供されています 。
  • ニードベース(必要性ベース)に特化: 支援はすべて家計状況に応じたニードベースであり、成績や実績によるメリットベースの奨学金は提供していません 。 これにより、経済格差に関わらず優秀な生徒を集め、真の多様性を守る仕組みが機能しています 。

4. IBDP(国際バカロレア)と世界トップ大学への進路

ISAKでは、Grade 10でリーダーシップとプロジェクトを重視するPre-IBを履修し、Grade 11–12で国際バカロレア(IBDP)を中心に学びます 。 学業レベルは非常に高く、2024年のIBディプロマ取得率は96.5%、平均スコアは35点(世界平均30点)を記録しています 。

大学への出願は世界で最大10校に制限されますが、卒業生の進学先は世界トップクラスです 。

  • 海外のトップ大学: プリンストン大学、ブラウン大学、コロンビア大学、イェール大学などのアイビーリーグへの進学実績があります 。
  • 日本のトップ大学: 東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、ICUなどにも進学しています 。 また、ギャップイヤー、ボランティア、起業プロジェクトなど、受験一本道ではない多様な選択も尊重されています 。

5. ELTが教えるISAK合格への3つの準備

「点数」で測れないISAKに合格するには、日々の生活からの準備が不可欠です。

  1. 「思考→行動→学び直し」の経験を積む: 課外活動の派手さよりも、自分で課題を見つけ、失敗を含めてどう検証・改善したかが問われます 。
  2. 多様な他者との協働: 自分一人で完結するのではなく、異なるバックグラウンドを持つ人々とどう協力したかの履歴を作りましょう 。
  3. レジリエンス(自己管理力)の言語化: 寮生活を自走するため、ストレスへの対処力や、必要な時に助けを求める力を面接で自分の言葉で語れるようにすることが重要です 。

まとめ:「どう行動できる人になれるか」を問う学校

UWC ISAK Japanは、「子どもが何者になれるか」ではなく「どう学び、どう行動できる人になれるか」を評価する学校です 。GPAの序列化を避け、リーダーシップ実践と多様性の中での成長を設計し、経済支援でそれを守り抜いています 。

「現在の英語力や課外活動の実績でISAKに挑戦できるか診断してほしい」

「IB校特有のエッセイや面接対策をプロに任せたい」

このような方は、ぜひELTのボーディングスクール受験カウンセリングをご活用ください。

執筆者について

田中 達也

田中 達也

ELT日本法人 代表

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科を卒業後、同大学大学院に進学し、数値流体解析の研究に取り組む。大学院在学中、アメリカ・ヒューストンにあるライス大学で招聘研究員として宇宙船の流体シミュレーションに従事する。日本に帰国後は研究を継続する傍ら、ハーバード大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンでキャリアフェアの開催を手掛ける。2019年には在学中にセキジン合同会社 (現 株式会社 ELT Education) を設立。2020年、英国法人 ELT School of English Ltd. と提携し、日本市場向けのオンライン英会話事業を開始。創業以来、1,000名以上の英語学習者のカウンセリングを行う。

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