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白馬インターナショナルスクールの評判:大自然とサステナビリティ教育の融合

公開:
2026年最新
白馬インターナショナルスクールの評判:大自然とサステナビリティ教育の融合 - ELTスクール 英語学習コラム
田中 達也

執筆者: 田中 達也|ELT日本法人 代表

白馬インターナショナルスクール(Hakuba International School / HIS)は、北アルプスの麓・長野県白馬村に2022年に開校した全寮制のインターナショナルスクールです。 PBL(プロジェクト型学習)・SEL(社会性と感情の学習)・アウトドア教育を3本柱に、「Human Flourishing(人間が豊かに生きること)」を教育の中心に据えた、日本国内では唯一無二の教育モデルを展開しています。

2025-26年度の在籍生徒は約60名、教員25名+インターン4名。生徒対教員比は約2.4:1という驚異的な手厚さです。2027年に初の卒業生を輩出する予定であり、現時点では「可能性と未知数が共存する」段階にある学校といえます。

この記事では、ELT(1984年ロンドン創業)の視点から、HISの公式情報と長野県の行政資料を照合し、「理念」と「実態」のギャップを正直に検証します。「興味はあるが、新しい学校で大丈夫なのか」という保護者の核心的な不安に、データと事実で向き合います。

この記事でわかること:

  • HISの教育モデル「Human Flourishing Curriculum」の具体的な中身
  • 2026-27年度の学費データ(公式明細ベース)
  • IB認定・WASC認定の現状と、卒業資格への影響
  • 入試プロセスと学年別の英語力目安
  • 新設校としてのメリットとリスクの正直な分析
  • Harrow Appi・RSJ・UWC ISAKとの違い

→ 国内ボーディングスクール全体の比較は「日本のボーディングスクール徹底比較」をご覧ください。

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【全寮制】日本のボーディングスクール徹底比較:ラグビー・ISAK・ハロウ安比から小学生寮まで

白馬インターナショナルスクール(HIS)の基本情報

学校概要

項目

内容

正式名称

Hakuba International School(HIS)

所在地

長野県北安曇郡白馬村大字北城11290-1

設立

2015年サマープログラム開始、2022年8月全日制開校

法人

準学校法人 白馬インターナショナルスクール(行政認可:2024年4月)

学校種別

各種学校(一条校ではない)

対象学年

2025-26年度:Grade 7〜11 / 2026-27年度:Grade 7〜12に拡張

初の卒業年

2027年予定

在籍生徒数

約60名(2025-26年度)

学則定員

90名

教職員数

25名+インターン4名

寮生数

約50名(女子寮Blanche・男子寮Miyamaの2棟)

運営形態

非営利法人(理事会統治、授業料+寄付で運営)

創設者

草本朋子(Tomoko Kusamoto)/Founder and Board Chair

共同校長

Lynne Kenney、Chris Balme

大学カウンセラー

2名

HISの設立経緯は、創設者の草本朋子氏が2015年にサマープログラムの運営を開始したことに遡ります。白馬の自然環境の中で子どもたちが変化していく姿に手応えを得て、2022年8月に全日制・寮制の学校として正式開校しました。行政上の「各種学校」としての認可は2024年4月に長野県より取得しています。

アクセスと立地

白馬村は東京から北陸新幹線+在来線で約3〜4時間の距離にあります。スキー場が目の前にあり、徒歩3分の場所には面積約1万坪の学校用地の森が広がります。

白馬の自然環境はHISの教育そのものです。冬はスキー・スノーボード・雪洞掘りが日常になり、春から秋は登山・ラフティング・マウンテンバイク・森でのフィールドワークが展開されます。ただし、冬季は気温が-10℃を下回ることもあり、生活面での覚悟が必要です(生徒が-11℃の中で野外宿泊した実績もあります)。

教育モデル:「Human Flourishing Curriculum」とは何か

3つの教育の柱

HISの教育は、既存の「教科書→テスト→偏差値」という学びとは根本的に異なります。カリキュラムの骨格は Foundational Literacies(基礎リテラシー群)Competencies(コンピテンシー)Mindsets(マインドセット) の3領域で構成され、学習の進捗は「HIS Learning Passport」というポートフォリオで記録されます。

PBL(Project-Based Learning)── 「実際に作る」ことで学ぶ

HISのPBLは「教室で理論を学び、テストで測る」のではなく、実際のプロジェクトを通じて学術知識を獲得する設計です。

公式サイトで紹介されている具体例を挙げると、生徒たちは学校の森で「暖かく乾燥した持続可能な冬のシェルター(小屋)」を設計・建築するプロジェクトに取り組みました。先住民の知恵、現代建築、物理学の原理を統合しながら、グループで2泊できるサイズの小屋を完成させています。別のプロジェクトでは「生卵を壊さずに着地させるロケットの設計」を通じて物理法則を体得するなど、学術内容を「作る→試す→改善する」のサイクルで学ぶアプローチが一貫しています。

SEL(Social Emotional Learning)── 非認知能力の育成

SELは「人との関わり方や感情のマネジメントなどの非認知能力を身につけるための学び」として、長野県の行政資料でも教育の特徴として明記されています。具体的な週あたりの実施時間や評価方法は公式サイトでは詳細が開示されていませんが、寮生活そのものがSELの実践の場として設計されています。

アウトドア教育 ── 白馬全体がキャンパス

HISの年間カレンダーは、6週間の集中学習期間(「bursts」と呼ばれる)の間に、休暇または「自然への1週間遠征」が組み込まれる独自の設計です。

冬のWinter Campでは、スキーやスノーシューに加え、生徒が自分たちで雪洞(snow caves)を掘って宿泊するプログラムが実施されます。秋は学年ごとに目的を持った遠征(長距離トレイル、白馬バックカントリー登山、マルチデイの川旅など)、春は日本各地への学習旅行が組まれています。

アカデミックの実態:AP科目の提供

「PBLとアウトドアだけで、学力は大丈夫なのか」という疑問は当然です。

HISは、卒業に最低42単位(1単位=1学期での1科目)を要求し、週4日は1日6コースの授業、週1日は校外プロジェクトや応用学習に充てる構成を採用しています。

注目すべきは、HISが AP(Advanced Placement)科目 を提供していることです。コースブックレット(2025-26)によると、Pre-Calculus、Calculus AB/BC、AP Seminar、AP Research、AP Macro/Micro Economics、AP日本語などが開設されています。APは米国の大学進学で広く認知された資格であり、HISの「独自カリキュラム=学術的に不十分」という懸念を払拭する重要な材料です。

さらにHISは Mastery Transcript Consortium のメンバーであることも明記しています。これは、従来のGPA/成績表に代わる「コンピテンシーベース」の成績証明を大学に提供する仕組みで、米国を中心に導入が進んでいます。

サステナビリティ教育 ── システム思考で気候危機に向き合う

HISのサステナビリティ教育は、「ゴミを拾いましょう」レベルの環境教育とは次元が異なります。教育の学術的骨格として MITの「Compassionate Systems Framework」 の研修を受けたチームが、自然観察を通じてシステム思考を育てる設計を採用しています。

運営面でも、行政資料によるとコンポスト運営、校舎や寮の断熱改修、ペレットストーブの追加導入など、学校自体がサステナビリティを実践しています。白馬村の降雪量の変化や生態系の変動を「教材」として活用し、気候変動を机上の知識ではなく日常的な体感として学べる環境は、日本国内でHISにしかない独自の強みです。

言語教育:英語+日本語必修

主たる指導言語は英語です。全生徒が能力別の日本語授業を受け、中学(Middle School)3年間は日本語が必修、上級学年でも最低1年は日本語学習が必修とされています。英語が母語でない生徒には、reading/writing/speakingを伸ばすlanguage supportも提供されています。

IB認定・WASC認定の現状 ── 最も重要な確認事項

IBは現時点で「認定も候補校も確認できない」

保護者が最も気にするポイントの一つがIB(国際バカロレア)認定の状況です。

結論として、2026年3月時点で、HISはIBワールドスクールとして認定されておらず、候補校としても文部科学省IB教育推進コンソーシアムの公式リスト(2025年12月31日時点)に掲載されていません。

過去の外部記事には「IBベースで開校予定」といった記述が見られますが、これは2017-2018年頃の初期構想であり、現在のHISは AP科目の提供+独自のHuman Flourishing Curriculum という、IBとは異なるアプローチを採用しています。

WASCは「認定プロセス中」

公式Quick Factsでは、HISが WASC(Western Association of Schools and Colleges)の認定プロセス中 であることが明記されています。WASCは米国西部地域の学校認定機関であり、この認定を取得すれば日本の大学入学資格にも関わる重要な分岐点になります。

文部科学省は、WASC・CIS・ACSI等の国際認定を受けた教育施設の12年課程修了が大学入学資格に関わり得ることを制度上整理しています。つまり、WASC認定が取得できれば、HIS卒業生の日本の大学出願への道が開ける可能性がある一方、認定が取得できなければ、日本の大学への出願ルートが限定されるリスクがあります。

卒業資格への影響:保護者が確認すべき3つの質問

HISは行政上「各種学校」であり、日本の高卒資格は取得できません。IBディプロマも現時点では提供されていません。この状態で大学進学をどう設計するのかは、入学検討の最重要論点です。

保護者がHISに直接確認すべき質問は以下の3つです。

① WASC認定の見込み時期はいつか? — 「プロセス中」の具体的な段階(訪問調査前か、仮認定段階か等)を確認してください。

② 2027年の初の卒業生は、どのような資格・成績証明で大学に出願するのか? — AP科目のスコア、Mastery Transcript、HIS独自のDiploma等、具体的な出願書類の設計を確認してください。

③ 日本の大学を志望する場合、具体的にどのルートが使えるか? — WASC未取得の場合の代替策(個別の大学との事前相談、海外大学経由等)を確認してください。

学費・費用の全体像【2026-27年度 公式データ】

年間費用の内訳

公式のAdmissions Processページに掲載されている2026-27年度の学費データです。

費目

中学(Middle School)寮生

高校(High School)寮生

授業料(Tuition)

3,930,000円

4,450,000円

寮費(Boarding Fee)

2,150,000円

2,150,000円

維持・設備費(Maintenance & Equipment)

530,000円

530,000円

年間合計

6,610,000円

7,130,000円

一時金(入学時)

金額

出願料(Application Fee)

25,000円(返金不可)

登録料(Registration Fee)

国内300,000円 / 海外500,000円(返金不可)

初年度の総額目安: 高校・寮生の場合、年間7,130,000円+登録料300,000〜500,000円+出願料25,000円=約745万〜755万円

他校との費用比較

学校名

年間費用(寮生)

食費

IB/AP

学校種別

HIS(高校)

約713万円

要確認

AP提供

各種学校

UWC ISAK

約669万〜723万円

込み

IB DP

一条校

Harrow Appi Y7

約977万円

込み

A-Level

各種学校

RSJ Y7 Full

約903万円(食費別込み)

別請求

A-Level

各種学校

NUCB

約410万円

込み(3食)

IB DP

一条校

HISの費用はUWC ISAKと同程度の水準で、Harrow AppiやRSJよりは低い位置にあります。ただし、維持・設備費(53万円)にどこまでの費用が含まれるか(食費、装備、保険等)は公式ページでは詳細が開示されていないため、入学前に確認が必要です。

奨学金・経済支援

公式のGiving FAQでは「授業料は実コストの一部であり、年間予算の60%以上が寄付で賄われている」「寄付により奨学金提供が可能」と明記されています。これは、HISが非営利法人として寄付による運営を前提としていることを意味し、奨学金制度が存在する可能性は高いといえます。

ただし、ニードベースかメリットベースか、給付率や実績データなどの具体的な条件は公式サイトでは確認できませんでした。奨学金を前提に検討する場合は、Admissions Officeに直接問い合わせてください。

入試プロセスと求められる英語力

出願の流れ

HISの入試はローリング(通年受付)で、以下のステップで進みます。

  1. Inquiry Form提出 — 公式サイトから問い合わせフォームを送信
  2. 書類提出 — Application(出願書類)、成績表(Transcripts)、推薦状(Recommendations)
  3. Zoom面接 — オンラインでの面接
  4. 合否通知

入学時期は通常8月の年度開始ですが、若干名の途中入学も受け付けています。

学年別の英語力目安

HISは公式に英語力の推奨水準を公表しています。標準テストスコアの提出は必須ではありませんが、以下が目安です。

学年

英検

TOEFL Jr

CEFR

Grade 7

準2級以上

630以上

A2以上

Grade 8

2級以上

740以上

B1以上

Grade 9〜12

準1級以上

860以上

B2以上

公式は「流暢である必要はないが、英語のみで行われる複雑な授業ディスカッションに参加できる準備が必要」としています。英語力の判定は、会話・ライブライティングサンプル・成績情報等を組み合わせて総合的に行われます。

Pop-Up School(体験入学)

HISはAdmissions Eventsとして「Pop-Up School」を定期的に開催しています。参加費25,000円で、白馬のキャンパスでHISの学びを模擬体験できるプログラムです。説明会は英語+日本語同時通訳で提供されます。

入学を真剣に検討している場合、Pop-Up Schoolへの参加はほぼ必須と考えてください。白馬という立地が子どもに合うかどうか、PBLの学び方がフィットするかどうかを、実際に体験して確認する機会です。

新設校としてのメリットとリスク ── 正直な分析

メリット

生徒対教員比2.4:1という驚異的な手厚さ。 約60名の生徒に対して教員25名+インターン4名。この比率は国内のどのボーディングスクールよりも圧倒的に手厚く、一人ひとりの生徒に目が届く環境を意味します。

学校文化の「創設メンバー」になれる。 開校から間もない学校は、文化がまだ固まっておらず、生徒自身が学校の伝統やルールを作り上げていく過程に参加できます。これは既存校では得られない、きわめて貴重な経験です。

カリキュラムの改善サイクルが速い。 新設校は毎年カリキュラムを改善・進化させています。既存の大規模校では変更に時間がかかる部分が、HISでは教員と生徒のフィードバックに基づいて迅速に改善されます。

非営利運営ならではの教育優先の意思決定。 年間予算の60%以上が寄付で賄われているということは、「学費収入の最大化」ではなく「教育の質の最大化」に経営判断が向きやすい構造です。

リスク

卒業生がまだ出ていない。 2027年に初の卒業生を輩出する予定ですが、現時点では大学進学実績はゼロです。「どんな大学に入れるか」を実績で判断することができません。

IB DP認定がない
文科省のIB認定校・候補校リストにHISは掲載されていません。当初の構想ではIBベースの計画がありましたが、現在はAP+独自カリキュラムというIBとは異なる路線を採用しています。IBディプロマを取得したい場合、HISは選択肢になりません。

WASC認定は「プロセス中」で未取得
WASCの認定は日本の大学入学資格に影響する重要な要素ですが、現時点では取得済みではありません。認定のタイムラインが不透明であることは、日本の大学を視野に入れる家庭にとってリスクです。

日本の高卒資格は取得できない。 各種学校であるため、日本の高校卒業資格は得られません。日本の大学の一般選抜(共通テスト+個別試験)は受験できません。

60名規模のコミュニティの限界
少人数ゆえの手厚さはメリットですが、同時に「同学年の友人が10〜15人しかいない」「部活動の選択肢が限られる」「多様性のサンプル数が小さい」というデメリットも生じます。

教員確保の構造的リスク
長野県の行政資料では、円安が長期化すると海外人材の確保が困難になる懸念、白馬村の地価上昇・賃貸不足が教員の住居確保の課題になっている点が指摘されています。

「リスク」との向き合い方 ── ELTの視点

新設校のリスクは「避けるべきもの」ではなく「理解した上で判断するもの」です。以下の5つの質問を入学前にHISに確認してください。

  1. WASC認定の具体的な進捗状況と見込み取得時期は?
  2. 2027年の初の卒業生は、具体的にどのような書類で大学に出願する設計か?
  3. AP科目以外に、今後提供を計画している国際資格はあるか?
  4. 万が一学校が合わなかった場合の退学・転校時の学費返金ポリシーは?(公式では「Fees are non-refundable」と記載あり)
  5. 教員の定着率と、今後の教員採用計画は?

また、まずは サマースクール2026 に参加して「お試し」することを強くお勧めします。2週間のプログラムで、白馬の環境とHISの学びが子どもにフィットするかを、入学前に検証できます。

寮生活と白馬での日常

寮の概要

HISには女子寮「Blanche」と男子寮「Miyama」の2棟があり、約50名の生徒が寮生活を送っています。Blancheは伝統的な旅館を改修して2022年8月に開寮した建物で、厨房(調理設備)や学習スペースが備わっています。

教員もキャンパス内に居住しており、少人数ゆえの「家族的な」コミュニティが形成されています。

白馬の四季と生活のリアル

冬(12月〜3月)
スキー・スノーボードが文字通り「日常」になります。冬季の週末は監督付きスキーが毎週土日に提供され、加えて週末アクティビティが1つ用意されています。Winter Campでは雪洞を掘って宿泊するプログラムも。

秋(9月〜11月)
学年ごとの遠征プログラムが実施されます。長距離トレイル、バックカントリー登山、マルチデイの川旅など、難度のある体験が含まれます。公式ブログでは、秋キャンプの振り返りとして生徒の声が紹介されており、「5日間シャワーがない」「雨で濡れる」といったリアルな体験が語られています。

春(4月〜6月)
日本各地への学習旅行が組まれ、学年が上がるほど遠方への遠征に挑戦します。

サマースクール2026 ── 入学検討者にとって最良の「お試し」

日程: 2026年7月6日(月)〜7月17日(金)の2週間 テーマ: 「Flourishing People, Flourishing Planet」/ 「Sustainability in Action」 対象: Grade 6〜9相当 参加費: 575,000円(フルボード。宿泊、食事、教材、保険、計画された活動を含む。往復交通費は別途) キャンセル規定: 5月31日まで全額返金(振込手数料控除)、6月15日以降は返金不可

サマースクールは科学、音楽/アート、システム思考、アウトドア活動を組み合わせた学際的プログラムで、白馬の自然の中でPBLを体験できます。定員は限られているため、早めの申込をお勧めします。

他のボーディングスクールとの違い

比較軸

HIS

Harrow Appi

RSJ

UWC ISAK

教育の核

環境×ウェルビーイング×PBL

英国式全人教育×A-Level

全人教育×時間設計×A-Level

多様性×リーダーシップ×IB

カリキュラム

独自+AP

英国式→IGCSE→A-Level

英国式→IGCSE→A-Level

IB DP

学校種別

各種学校

各種学校

各種学校

一条校

国際認定

WASC申請中

要確認

要確認

IB認定

規模

約60名

約900名

300名

約200名

年間費用(寮生)

約661万〜713万円

約977万〜1,061万円

約903万〜1,003万円

約669万〜723万円

立地

長野・白馬(山)

岩手・安比(山)

千葉・柏の葉(都市近郊)

長野・軽井沢(高原)

教育の「色」

グリーンスクール型

英国名門校型

英国名門校型

社会変革型

HISは、Harrow AppiやRSJのような「英国式エリート教育」とも、UWC ISAKのような「多様性とリーダーシップ」とも異なる、「自然環境×サステナビリティ×プロジェクト型学習」 という独自のポジションを占めています。海外のGreen School Bali(インドネシア)のモデルに近い発想であり、日本国内にはHIS以外にこのタイプの学校は存在しません。

まとめ:HISが合う家庭・合わない家庭

HISが合う可能性が高い家庭:

  • 偏差値型の教育に疑問を感じ、PBL・SEL・アウトドアという「作って学ぶ」教育に共感できる
  • 子どもが自然環境が好きで、体を動かすことに抵抗がない
  • 海外大学進学を主軸に考えており、日本の一般選抜への依存度が低い
  • 新しい学校の「可能性」に賭けることに、家族として覚悟と柔軟性がある
  • 少人数の「家族的な」コミュニティで子どもを育てたい

慎重に検討すべき家庭:

  • 日本の大学(特に一般選抜ルート)への進学を強く希望している
  • IB DP取得を入学の前提条件としている
  • 進学実績のある「実績校」の安心感を重視する
  • 冬季の寒冷環境やハードなアウトドア活動に子どもが適応できるか不安がある
  • 60名規模のコミュニティでは物足りない(部活動、同学年の友人数等)

最初のステップ: まずはPop-Up School(体験入学)またはサマースクール2026(7月6日〜17日、575,000円)に参加し、白馬の環境とHISの学びが子どもにフィットするかを実際に確認してください。ウェブサイトだけでは分からない「空気感」を体感することが、最も確実な判断材料になります。

ELTでは、HISを含む国内ボーディングスクールの比較検討から、入試準備、英語力の底上げまでサポートしています。「HISとISAKで迷っている」「新設校のリスクをどう評価すべきか」といった相談も、お気軽にお問い合わせください。

よくある質問

A

いいえ。2026年3月時点で、HISはIBワールドスクールとして認定されておらず、文科省のIB認定校・候補校リストにも掲載されていません。当初IBベースの構想がありましたが、現在はAP科目+独自のHuman Flourishing Curriculumを採用しています。WASCの認定プロセスは進行中です。

A

2027年に初の卒業生が出る予定であり、現時点では進学実績データはありません。大学カウンセラーが2名配置されており、Grade 9から進路支援を開始する体制です。AP科目のスコアとプロジェクトポートフォリオを組み合わせた出願が設計されています。

A

取得できません。HISは行政上「各種学校」であり、一条校ではないため日本の高校卒業資格は付与されません。日本の大学を受験する場合は、WASC認定の取得状況が重要な分岐点になります。

A

学年によりますが、完全にゼロからの入学は現実的ではありません。Grade 7では英検準2級(CEFR A2)以上、Grade 9以上では準1級(CEFR B2)以上が推奨水準として公式に示されています。language supportは提供されていますが、「英語で複雑なディスカッションに参加できる準備」が前提です。

A

2026-27年度の公式データでは、中学寮生が年間約661万円、高校寮生が年間約713万円です。初年度は登録料(国内30万円/海外50万円)と出願料(2.5万円)が別途かかります。

A

冬季は気温が-10℃を下回ることがあり、生活面での適応は必要です。ただし、HISはこの環境を「教育の一部」として設計しており、冬のスキー、雪洞掘り、雪中キャンプなどを通じてレジリエンスと自己管理力を養います。寒さが苦手な子どもには向かない可能性がある一方、この環境で成長する子どももいます。まずはサマースクールで白馬の環境を体験してみてください。

A

HISは「環境×ウェルビーイング×PBL」を軸にした独自カリキュラムで、英国式やIBとは根本的にアプローチが異なります。「偏差値やA-Level/IBのスコアで勝負する」学校ではなく、「プロジェクトのポートフォリオとAP科目で自分を証明する」学校です。この教育観に共感できるかどうかが、最大の判断基準になります。

執筆者について

田中 達也

田中 達也

ELT日本法人 代表

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科を卒業後、同大学大学院に進学し、数値流体解析の研究に取り組む。大学院在学中、アメリカ・ヒューストンにあるライス大学で招聘研究員として宇宙船の流体シミュレーションに従事する。日本に帰国後は研究を継続する傍ら、ハーバード大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンでキャリアフェアの開催を手掛ける。2019年には在学中にセキジン合同会社 (現 株式会社 ELT Education) を設立。2020年、英国法人 ELT School of English Ltd. と提携し、日本市場向けのオンライン英会話事業を開始。創業以来、1,000名以上の英語学習者のカウンセリングを行う。

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