「一次試験に合格したのは嬉しいけれど、面接が不安で仕方ない」 「英語を話すのが恥ずかしいし、もし沈黙してしまったらどうしよう…」
初めての二次試験(面接)は、誰でも緊張するものです。しかし、安心してください。 英検の面接は、英語の流暢さだけを競う場ではありません。「コミュニケーションを取ろうとする姿勢(アティチュード)」さえしっかりしていれば、多少のミスを補い合格を狙える試験です。
本記事では、全級共通の「入室から退出までの流れ」と、合格率を大きく左右する「アティチュード点の稼ぎ方」を徹底解説します。 さらに、3級から1級まで、各グレード別のワンポイント攻略法もまとめました。この記事を読んでシミュレーションすれば、当日は落ち着いて試験に臨めるはずです。
1. 意外と知らない?当日の服装と持ち物
面接試験は、会場に入った瞬間から始まっています。まずは形から整えましょう。
服装(Attire)は何を着ていく?
- 学生(中高生): 制服が最も無難で安心です。面接官にも「真面目な学生」という印象を与えられます。
- 小学生・社会人: 私服でOKですが、「清潔感」が大切です。
OK: 襟付きシャツ、ブラウス、チノパン、スカートなど(オフィスカジュアルやよそ行きの服)。
NG: ダメージジーンズ、短パン、サンダル、派手すぎるTシャツなど。
必須の持ち物リスト
- 受験票(写真の貼り忘れに注意!)
- 身分証明書(学生証、保険証、パスポートなど)
- 筆記用具(HBの黒鉛筆またはシャープペンシル)
- 上履き&靴袋(会場によって必要な場合があります。受験票を確認!)
2. 【全級共通】入室から退出までの完全シミュレーション
面接の流れは、どの級でも基本的には同じです。このフローチャートを頭に入れておくだけで、当日の緊張が半分になります。
Step 1: 入室 (Entering the Room)
係員の指示があったら、ドアをノックします。
- あなた: (Knock, knock)
- あなた: "May I come in?" (入ってもよろしいですか?)
- 面接官: "Please come in."
- あなた: "Hello." (明るく挨拶!)
Step 2: 「面接カード」を渡す
入室したら、面接官にカードを手渡します。
- あなた: "Here you are." (はい、どうぞ)
- 面接官: "Thank you. Please have a seat."
- あなた: "Thank you." (着席する)
Step 3: 氏名・級の確認 & 挨拶 (Check & Greeting)
- 面接官: "May I have your name, please?"
- あなた: "My name is [Yuki Tanaka]."
- 面接官: "Mr. Tanaka, this is the Grade [Pre-2] test, OK?"
- あなた: "OK."
- 面接官: "How are you today?"
- あなた: "I'm fine, thank you. And you?" (ここでの会話は採点されませんが、笑顔で答えましょう!)
Step 4: 試験本番 (The Test)
面接官から「問題カード」を受け取り、試験が始まります。 (※級別の試験内容は後半で解説します)
Step 5: 退室 (Leaving the Room)
試験が終わったら、問題カードを返却して退室します。
- 面接官: "That's all. May I have the card back, please?"
- あなた: "Here you are."
- 面接官: "You may go now. Have a nice day."
- あなた: "Thank you. Have a nice day, too. Goodbye."
重要: 退室してドアを閉めるまでが試験です。最後まで気を抜かずに!
3. 合否を分ける「アティチュード(態度)」の稼ぎ方
3級・準2級・2級には、英語力とは別に「アティチュード点(3点満点)」という配点があります。 これは「積極的にコミュニケーションを取ろうとする意欲」を評価するものです。
満点を取るための3つのルール
- 大きな声で話す (Voice): 小さな声は自信なさげに見え、減点対象です。間違っていても堂々と話しましょう。
- アイコンタクト (Eye Contact): ずっと下を向いたり、カードばかり見ているのはNG。面接官の目を見て話します。
- 沈黙しない (No Silence): これが一番の減点です。答えに詰まっても、黙り込まずに繋ぎ言葉を使いましょう。
沈黙回避!魔法のフレーズ集
- 聞き取れなかった時:
- "Pardon?" (もう一度お願いします)
- "Could you say that again?" (もう一度言っていただけますか?)
- ※自然な聞き返しなら、1回目は減点されません。
- 考える時間が欲しい時:
- "Well..." (ええと…)
- "Let me see..." (そうですね…)
- "That's a difficult question, but..." (難しい質問ですが…)
4. 【級別】ワンポイント攻略ガイド
英検3級・準2級・2級の攻略法
この3つの級は形式が似ています。
- パッセージ音読: タイトルから読み始めます。ゆっくり、はっきり読むことが大切。
- 音読についての質問: No.1の問題は、パッセージの中に答えがあります。"Why"や"How"を見逃さずに抜き出しましょう。
- イラスト描写: 「何をしているか」「どういう状況か」を現在進行形(is ~ing)などで説明します。
- 自分自身の意見: No.4〜5は、カードを伏せて答えます。「Yes/No」だけでなく、「Why?」と聞かれた後の理由付け(Because...)が勝負です。
英検準1級・1級の攻略法
ここからはレベルが一気に上がります。
- ナレーション(準1級): 4コマ漫画のストーリーを説明します。「誰が、いつ、どこで、何をして、どうなった」を1コマずつ描写します。
- スピーチ(1級): 5つのトピックから1つ選び、2分間スピーチを行います。導入・本論・結論の構成力が問われます。
- Q&A: 社会問題に対する鋭い質問が飛びます。自分の意見(Agree/Disagree)を明確にし、論理的に守り切る力が試されます。
5. まとめ:練習不足は「不安」の元
英検二次試験は、流れとマナーさえ押さえておけば、決して怖い試験ではありません。 「落ちる人」の多くは、英語力が足りないのではなく、緊張して何も言えずに終わってしまう人です。
逆に言えば、「事前のシミュレーション」さえしっかりしていれば、合格はぐっと近づきます。
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