「上智大学を受けたいけれど、英検準1級になかなか受からない」
「立教大学の入試で、TEAPと英検どちらを使うべきか迷っている」
難関私立大学、特に上智大学や立教大学を目指す受験生にとって、TEAP(ティープ)は避けて通れない、あるいは「大逆転」を可能にする重要な試験です。
しかし、英検に比べて情報が少なく、「何点取ればいいのか」「どんな対策が必要なのか」が見えにくいのが現状です。
本記事では、TEAPの基礎知識から、英検との決定的な違い、そして2026年度入試における合格スコアの目安までを徹底解説します。
1. TEAPとは? 英検との決定的違い
TEAP(Test of English for Academic Purposes)は、上智大学と日本英語検定協会が共同開発した、「大学での学習(アカデミック英語)」に特化した試験です。
英検が「日常会話〜社会問題」を扱うのに対し、TEAPは「講義を聞く」「文献を読む」「意見を述べる」といった大学生活のシチュエーションが出題されます。
【保存版】英検 vs TEAP スペック比較表
項目 | 英検 (従来型 / S-CBT) | TEAP (PBTのみ) |
試験目的 | 一般的な英語力 (General) | アカデミック英語 (Academic) |
測定技能 | 4技能 (RLWS) | 4技能 (RLWS) |
難易度 | 級別に分かれている (準1級など) | 全受験生が同じ問題を解く (スコア制) |
スコア満点 | 級による (準1級はCSE 3000) | 400点満点 (各100点) |
実施回数 | 年3回 (S-CBTは原則毎週) | 年3回 (7月・9月・11月など) |
試験日程 | 従来型は2日、S-CBTは1日 | 1日で全4技能完結 |
スピーキング | 面接官と対面 (S-CBTは録音) | 面接官と対面 (1対1) |
ライティング | 意見論述 (Essay) | 要約 (Summary) + 図表分析 (Graph) |
★ここがポイント:
英検準1級の壁に阻まれている人にとって、TEAPは「一発逆転」のチャンスです。
英検は「合格/不合格」がはっきり出ますが、TEAPはスコア制なので、「不合格で手元に何も残らない」というリスクがありません。取れた点数がそのまま出願に使えます。
2. 何点取ればいい? スコア換算と目標ライン
TEAPのスコアは400点満点です。英検級やCEFR(国際基準)と比較すると、自分の立ち位置が見えてきます。
TEAPスコア換算・目標ライン表
CEFR | TEAPスコア | 英検換算 (目安) | レベル感・合格目安 |
C1 | 334〜 | 1級 | 上智(外国語・国教) の合格安全圏。かなりの高得点。 |
B2 | 309〜 | 準1級 | 上智(一般学部)・GMARCH の合格目標ライン。 |
B1 | 225〜 | 2級 | 日東駒専 レベル。難関大では足切りラインになる可能性あり。 |
上智大学:学部別・合格目安スコア (2026入試トレンド)
上智大学の「TEAPスコア利用方式」では、以下のスコアを持っていると安心です。
- 外国語学部(英語学科): 330〜350点
英語の配点が高いため、高スコアが必須です。
- 総合グローバル学部 / 文学部(英文): 320〜340点
- 法・経済・商・理工学部: 300〜320点
300点(B2レベル)を超えていることが、実質的なスタートラインと言えます。
3. 英検S-CBT vs TEAP:どっちを受けるべき?
多くの受験生が悩むこの問題。結論は「志望校」と「現状の英語力」で決まります。
TEAPを受けるべき人
- 第一志望が「上智大学」である:
TEAP利用型入試の定員が多く、対策がそのまま入学後の学習に直結します。
- 英検準1級にあと一歩で落ち続けている:
英検の「語彙問題」が苦手な人は、文脈推測で解けるTEAPの方が高スコアが出やすい傾向にあります(逆転現象)。
- 「図表の読み取り」に抵抗がない:
地理やデータ分析が得意な人は、ライティングで稼げます。
英検S-CBTを優先すべき人
- 立教大学・明治大学などが第一志望:
これらの大学は英検スコア(CSEスコア)も公平に評価します。毎週受けられるS-CBTで、何度も挑戦してベストスコアを提出する「数打ちゃ当たる戦法」が使えます。
- スピーキング(対面)が極度に苦手:
S-CBTならPCへの吹き込みなので、対人の緊張感を避けられます。
4. セクション別・TEAP攻略の「クセ」と対策
TEAPには、英検にはない独特な問題形式があります。これを知っているだけでスコアが伸びます。
Reading: 速読即解の「事務処理能力」
- 特徴: 大学の掲示板、シラバス、Eメールなど、実用的な文書が多いです。
- 対策: 文法的に複雑な文を解読するより、「必要な情報を素早く探し出す(スキャニング)」練習が有効です。
Listening: 「講義」を聞くスタミナ
- 特徴: Part 2では大学の講義(Lecture)を聞き取ります。時間が長いです。
- 対策: 専門用語("photosynthesis" 光合成、など)に慣れつつ、「話の展開(序論→本論→具体例→結論)」をメモする練習をしましょう。
Writing: 鬼門の「Task 1」図表分析
- 特徴: グラフや図表を見て、その内容を要約・分析します(Task A)。英検の意見論述(Task B)とは全く異なります。
- 対策:
「上昇した (increase, rise)」「減少した (decrease, drop)」「横ばい (remain steady)」 などの表現を丸暗記する。
客観的な事実だけを書き、自分の意見は入れないこと。
Speaking: 「1対1」の大学生活シミュレーション
- 特徴: 「留学生にキャンパスを案内する」「教授に質問する」といったロールプレイがあります。
- 対策: 受験英語ではなく、「会話を続けるための定型フレーズ(相槌、聞き返し)」をマスターしましょう。アティチュード(積極性)も評価されます。
5. まとめ:上智・立教志望ならTEAPから逃げるな
TEAPは「難しい」と思われがちですが、問題形式に慣れてしまえば、英検準1級よりもスコアを伸ばしやすい試験です。
特に上智大学を目指すなら、TEAP対策は避けて通れません。
まずは過去問を一度解いてみて、自分の現在地(スコア)を確認することから始めましょう。
英検対策と並行して、「図表ライティング」などの特化対策を行えば、合格への道は確実に開けます。
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