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セント・メリーズ(St. Mary's)インターナショナルスクールの評判・学費・進学実績と入試を徹底解説【2026年版】

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2026年最新
セント・メリーズ(St. Mary's)インターナショナルスクールの評判・学費・進学実績と入試を徹底解説【2026年版】 - ELT School 英語学習コラム
田中 達也

執筆者: 田中 達也|ELT日本法人 代表

「インターなのに男子校? 厳しいの? 出口(進学)は大丈夫?」

共学が主流のインターナショナルスクール界で、セント・メリーズ・インターナショナルスクール(St. Mary's International School:SMIS)は、東京で数少ない男子校として異彩を放っています。

しかし実態は「体育会系のスパルタ校」ではありません。男子の発達特性に合わせて設計された全人教育と、世界平均を上回るIB成績を両立する進学校です。

本記事では、英語・国際教育のプロであるELTが、学校公式の一次情報と支援実績に基づき、評判・学費・進学実績・入試・入学資格までを、誇張なく整理します。

1. セントメリーズとは?東京・世田谷の男子校インター

セント・メーリズは1954年創立、東京都世田谷区にある男子校のカトリック系インターで、WASC・CIS認定・IB DPを提供する非営利の学校法人です。

セント・メリーズ・インターナショナルスクールは、1954年に創立され、1971年に現在地(東京都世田谷区瀬田1-6-19)へ移転した、東京で数少ない男子校のインターナショナルスクールです。カトリックの精神に基づく学校で、幼稚園相当のReadiness Program(RP、5歳から)からGrade12までの一貫教育を、1つのキャンパスで行っています。

学校の性格を正確に押さえておきましょう。セント・メーリズは非営利の学校法人が運営しますが、日本の「一条校」ではなく、東京都の私立各種学校として位置づけられています(この制度面はご家庭により重要なので第6章で詳述します)。宗教的な起源はカトリックの教育修道会(Brothers of Christian Instruction)にありますが、信仰は入学の条件ではなく、多様な背景の生徒を受け入れています。

国際認定・加盟も充実しています。WASC(米国西部)とCIS(国際学校協議会、2024年再認定)の認定校であり、IB World School(コード000134、1979年〜)。さらにIBSC(国際男子校連盟)やEARCOS、米国の大学出願関連団体(NACAC/International ACAC)、合唱指揮者協会(ACDA)などにも加盟しています。

基本情報

項目

内容

正式名称

St. Mary's International School(セント・メリーズ・インターナショナルスクール)

創立

1954年(1971年に現在地へ移転)

所在地

東京都世田谷区瀬田1-6-19(〒158-0095)

形態

男子校・カトリック系・非営利の学校法人(一条校ではない)

対象

RP(5歳)〜Grade12

カリキュラム

高校はIB DP。WASC・CIS認定、IB World School

規模

全校約955名/高校292名/45カ国/Class of 2026は69名

Head of School

Andrew Davies

2. 「男子校」である意味|Boy-Friendly教育と全人教育

セント・メーリズは「男子の発達ニーズに合わせて学びを設計する」ことを公式に掲げ、精神・道徳・芸術・運動・学業を含む全人教育を行っています。

「なぜ今、あえて男子校なのか」

セント・メーリズの答えは、伝統ではなく教育設計にあります。学校は公式の教育理念(Guiding Statements)で、男子だけの環境が男子の発達ニーズに合った学びを実現するという考えを明文化しています。授業設計には「Understanding by Design」の手法をRP〜Grade12で一貫して用い、精神・道徳・芸術・運動・学業のすべてを含む全人教育(whole child)を掲げています。

具体的には、次のような特徴があります。

第一に、「異性の目を気にせず何かに没頭できる」文化です。

共学では「合唱や演劇は苦手」と身構える男子も、セント・メーリズでは芸術に本気で打ち込みます。実際、高校生の90%超が芸術・課外活動(Fine Arts & Activities)に参加しており、国内外で評価される音楽プログラム(合唱・バンド)、模擬国連(MUN)、スピーチ&ディベート、映像・デザインなどが盛んです。伝統のレスリング部をはじめ、関東大会(Kanto Plain)や極東大会(Far East)での実績も豊富です。

第二に、縦の絆(Brotherhood)です。

5歳から18歳までが同一キャンパスで過ごすため、高校生が小学生を見守る関係が日常的にあり、年齢を超えたつながりが育まれます。

第三に、カトリック校としての価値観です。

RESPECT(尊重)、INTEGRITY(誠実)、COMPASSION(思いやり)、RESPONSIBILITY(責任)、COURAGE(勇気)、HARMONY(調和)を掲げ、奉仕活動などを通じて人間性を育みます。

なお、「男子校だから優れている」と断定するのは適切ではありません。セント・メーリズが公式に示しているのは、あくまで「男子の発達特性に合わせて教育を設計している」という点です。共学の多様な人間関係に価値を置くご家庭には、別の選択肢が合う場合もあります(第6章で比較します)。

3. IB実績と大学進学|世界平均を上回る学術水準

セント・メリーズの高校生はほぼ全員がIB科目を履修し、約88%がフルディプロマを取得します。IB平均点は毎年世界平均を上回り、卒業生は英米加豪日の大学へ進学しています。

「スポーツ校」のイメージが先行しがちですが、セント・メリーズの学術実績は都内トップクラスです。

高校(Grade11-12)ではほぼ全員がIB科目を履修し、約88%がフルディプロマ(HL3科目+SL3科目)に取り組みます。

IBディプロマ実績(School Profile 2025-2026・直近3年)

セント・メリーズ平均

世界平均

最高点

フルディプロマ取得率

世界平均を上回った割合

2025

34

31

44

95%

70%

2024

35

30

44

100%

77%

2023

34

30

44

98%

78%

45点満点で毎年世界平均を3〜5点上回り、最高点はいずれの年も44点。バイリンガルディプロマの取得者も38〜52%に上ります。

理系の層も厚く、Group4に生物・化学・コンピューターサイエンス・デザインテクノロジー・物理、Group5に数学(AA・AI)が用意されています。SATは、Class of 2026(2025年8月時点)で合計の平均1345点(Middle 50%は1300〜1450)でした。

大学進学実績(Class of 2025の地域+2021-2025累計の進学先)

卒業生の進学先を、公式School Profileの数値で正確に見てみましょう。

Class of 2025の進学地域は、米国35%・日本27%・カナダ12%・英国12%・オセアニア8%・欧州3%・アジア3%でした。
海外志向が強い一方、日本の大学(英語・帰国枠等)へ進む生徒も約4分の1います。

2021-2025年の卒業生が進学した主な大学(累計・複数名進学を含む)は、次の通りです。

  • 英国:オックスフォード、インペリアル・カレッジ・ロンドン、UCL、キングス・カレッジ・ロンドン、LSE、エディンバラ、ウォーリック、ブリストル、バース、マンチェスター、リーズ、セント・アンドルーズ
  • 米国:ブラウン、ダートマス、UCバークレー、UCLA、UCサンディエゴ、ミシガン大学、ペンシルベニア大学、シカゴ大学、NYU、ノースウェスタン、ボストン大学、ライス、ジョージア工科大学、パデュー、ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン、バークリー音楽大学
  • カナダ:マギル、トロント大学、UBC
  • 日本・アジア:東京大学、慶應義塾大学(GIGA・PEARL)、早稲田、上智、ICU、大阪大学、立命館APU、シンガポール国立大学(NUS)、香港大学、HKUST、KAIST
  • オセアニア:メルボルン、シドニー、モナッシュ、オーストラリア国立大学(ANU)

※これは2021〜2025年の累計の進学先で、単年の実績ではありません。芸術(音楽・デザイン)から工学・医科学まで、進路が多様なのがSMISの特徴です。

手厚い大学進学支援

進路指導はGrade10から始まります。Grade10でPSATとIB科目選択の擦り合わせ、Grade11でPSAT再受験・担当カウンセラーとの家族面談・毎週の進路プレゼン、Grade12で出願実務の伴走という設計です。卒業生を招くCareer Dayも毎年開催されます。なお、セント・メリーズは世界で出願できる大学数を12校までに制限しており、生徒が戦略的に出願する運用になっています。

IBディプロマの仕組みはこちらの記事もあわせてご覧ください。

関連記事を読む

IBDP(IBディプロマ)完全攻略ガイド:科目選択・TOK/EE・スコア戦略を徹底解説【2026年版】

4. セントメリーズの学費はいくら?初年度総額(2026-27年度)

セント・メリーズの2026-27年度の年間授業料はES286万・MS297万・HS305万円。出願料・登録料・開発基金・施設維持費を加えた初年度総額は約451万〜470万円です。

学費・諸費用(2026-27年度・公式)

項目

金額

備考

出願料(Application Fee)

¥50,000

出願ごと・非返金

登録料(Registration)

¥400,000

初年度のみ・非返金

開発基金(Development Fund)

¥1,000,000

初年度のみ・非返金

施設維持費(Building Maintenance)

¥200,000

毎年

授業料 Elementary(小)

¥2,860,000

年額

授業料 Middle(中)

¥2,970,000

年額

授業料 High(高)

¥3,050,000

年額

スクールバス

片道¥310,000/往復¥420,000

利用者のみ

IB受験料

¥20,000/科目

12月請求

端末(iPad/MacBook)

金額非公表

該当学年で必須

初年度総額の目安

一時金(登録料・開発基金)が加わる初年度は、家計インパクトが最大になります。必須費用ベースの初年度総額は、次の通りです(バス・端末・IB受験料等は別途)。

  • Elementary:約 ¥4,510,000
  • Middle:約 ¥4,620,000
  • High:約 ¥4,700,000
  • (計算=出願料+登録料+開発基金+施設維持費+授業料)

在校を継続する場合は、翌年の席を確保するRe-Enrollment Seat Deposit(¥300,000・授業料に充当)があり、実質的な年額は「授業料+施設維持費」で捉えるのが自然です。なお、奨学金・学費補助・兄弟割引は、公式の学費ページでは確認できませんでした(Corporate Contribution Programの案内はあります)。費用の詳細は学校の会計窓口にご確認ください。

5. 入試と編入|Grade1の選考と「編入の壁」

セント・メリーズの入試は学年で異なり、Grade1は秋出願・スクリーニング・行動観察・親子面接。編入は随時ですが、Grade12は受け入れ不可で、英語サポートはGrade8までが目安です。

Grade1(入学の主ルート)

小学1年生(Grade1)からの入学が最も枠が多い主要ルートです。おおまかな流れは次の通りです。

  1. 出願(秋):入学前年の9月初旬〜10月末に出願。幼稚園の先生の推薦状や過去2年分の記録も提出。
  2. 筆記スクリーニング(11月上旬):iPadを使った約30分のテスト(MAP形式)。年齢相応の算数概念や英語のリスニング等を測定。
  3. 行動観察(11月中旬):数名のグループでブロック遊びやお絵かき等を行い、協調性や指示の聞き取りを見る。
  4. 親子面接(12月上旬):校長との面接(英語)。家庭の教育方針と学校の理念が一致しているかを確認。
  5. 結果通知(1月末)

編入(Grade2以降)と、その「壁」

Grade2以降の編入は随時募集(Rolling Admissions)で、MAPテスト(数学・英語)+英語エッセイ+面接で選考されます。ここで、検討前に必ず押さえておきたい制度的な制約があります。

  • Grade12からの編入は受け付けていません。
  • IBディプロマを完走するには、遅くともGrade11の開始時までに入学し、最後の2年間をSMISで学ぶ必要があります。
  • 英語サポート(EAL)はRP〜Grade8が対象で、Grade9-10は限定的、Grade11はEALなし。つまり高学年での編入には、授業や討論についていけるネイティブに近い英語力が求められます。
  • 学年が満席の場合はwaitlist(補欠)となり、先着順ではなくスクリーニング結果に基づいて判断されます。

高学年での編入や、IBを見据えた入学時期の設計は個別性が高いため、早めの準備が有利です。MAP・面接・英語準備は面接対策MAPテスト対策もご参照ください。

「うちの子はいつ、どのルートで入るのがよいか」

ELTの無料カウンセリングで、入学時期と対策のロードマップを整理いたします。

【重要】日本国籍の出願資格

この前提のため、日本国籍のみのお子様は、無条件では出願できません。セント・メリーズの入学方針では、次のいずれかを満たす場合に検討対象とされます。

  • 直近の教育を英語を教授言語とする学校で受けており、小・中では1年以上、高校では2年以上の在籍歴がある。
  • 英語を話す外国籍の親(expatriate parent)を持つ。

入学後は保護者と同居し、日本で有効な在留資格を持つことが原則です。日本国籍のご家庭は、出願資格を満たすか、事前に学校へ確認することを強くおすすめします。

東京の主要インターとの比較

セント・メリーズの位置づけを、共学の主要校と比べて整理します。

学校

形態

上級学年の学術軸

位置づけ

セント・メリーズ

男子校・カトリック・世田谷

IB DP

男子校設計・全人教育・運動/芸術の厚み

ASIJ

共学・調布

米国式+AP

米国型進学・大型校

BST

共学・英国系

A Level

英国系ルート

YIS

共学・横浜

IB一貫

IBの柔軟性

西町

共学・K-9

米common core+毎日日本語

日本語の厚み(G10-12なし)

KIST

共学・K-12・江東

IB PYP/DP+IGCSE

近年のDP実績が高い

【プロの選び方アドバイス】

セント・メリーズが向くご家庭:男子校環境が合う/IBと課外(運動・芸術)を両立したい/高校はIB DPを視野に、遅くともGrade11までに入学する計画が立てられる/理数・STEMを伸ばしたい。

東京のインターを横断的に比較したい方は、こちらの記事もご参照ください。

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【2026年版】東京・首都圏インターナショナルスクール完全ガイド:カリキュラム・学費・入学条件を徹底比較

まとめ:セントメリーズはどんな子に向いている?

セント・メリーズ・インターナショナルスクールは、単なる「英語環境」ではなく、男子の特性を活かす教育設計と、世界平均を上回るIBの学術実績、そして運動・芸術の厚みを兼ね備えた学校です。

理数・STEMに関心がある。

何かに本気で打ち込ませたい。

ある程度の規律のある環境が合う。

そんなお子様には、有力な選択肢になります。

一方で、一条校ではないこと、日本国籍の出願資格、Grade12編入の不可、初年度の費用は、早い段階で確認しておきたい現実です。教育としての魅力と、制度・入学資格・費用は、分けて判断しましょう。

ELTは、英語の土台づくりから、MAP・面接などの入試対策、IB・海外大進学を見据えた進路設計までをサポートします。

「うちの子に合うか」

「いつ、どう入るべきか」

そんなお悩みは、ぜひ一度ELTにご相談ください。

よくある質問

A

2026-27年度の年間授業料はES286万・MS297万・HS305万円。出願料・登録料・開発基金・施設維持費を加えた初年度総額は約451万〜470万円です。バス・端末代等は別途必要です。

A

男子校です。東京の主要インターの中では数少ない男子校で、RP(5歳)からGrade12までの一貫教育です。

A

カトリックの精神に基づく学校(設立はBrothers of Christian Instruction)ですが、信仰は入学条件ではなく、多様な背景の生徒を受け入れています。

A

英語を教授言語とする学校での在籍歴(小中1年以上/高校2年以上)、または英語を話す外国籍の親を持つ場合などに検討されます。事前に学校へご確認ください。

A

高校生はほぼ全員がIBを履修し、約88%がフルディプロマに取り組みます。SMIS平均は2025年34/2024年35/2023年34で、世界平均(31/30/30)を上回り、取得率は95〜100%、最高点は44点です。

A

Class of 2025は米35%・日本27%・カナダ12%・英12%等。2021-2025累計で、Oxford・Imperial・UCL・KCL・LSE、Brown・Dartmouth・UC Berkeley・UCLA・Michigan・Penn、東大・慶應・早稲田・上智などへ進学しています。

A

Grade1は秋出願・筆記スクリーニング・行動観察・親子面接。編入(Grade2以降)はMAPテスト+英語エッセイ+面接です。

A

随時募集ですが満席時はwaitlistです。Grade12からの編入は不可で、IBディプロマ完走にはGrade11開始までの入学が必要です。

A

英語サポート(EAL)はGrade8までが対象で、Grade11はサポートがありません。高学年での編入にはネイティブに近い英語力が必要です。

執筆者について

田中 達也

田中 達也

ELT日本法人 代表

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科を卒業後、同大学大学院に進学し、数値流体解析の研究に取り組む。大学院在学中、アメリカ・ヒューストンにあるライス大学で招聘研究員として宇宙船の流体シミュレーションに従事する。日本に帰国後は研究を継続する傍ら、ハーバード大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンでキャリアフェアの開催を手掛ける。2019年には在学中にセキジン合同会社 (現 株式会社 ELT Education) を設立。2020年、英国法人 ELT School of English Ltd. と提携し、日本市場向けのオンライン英会話事業を開始。創業以来、1,000名以上の英語学習者のカウンセリングを行う。

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