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プリスクールの学費は実質いくら?「無償化」対象の条件と隠れた費用を徹底解説

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公開:
2026年最新
プリスクールの学費は実質いくら?「無償化」対象の条件と隠れた費用を徹底解説 - ELT英会話 英語学習コラム
田中 達也

執筆者: 田中 達也|ELT日本法人 代表

「プリスクールは年間200万円以上かかる富裕層だけの世界」

そう思って諦めていませんか?

実は、2019年から始まった「幼児教育・保育の無償化」制度を賢く使い、さらに自治体の独自補助を組み合わせることで、実質負担額を「月額5〜7万円台」(認可保育園+習い事と大差ない水準)まで下げられるケースがあります。

本記事では、ファイナンシャルプランナーの視点から、公式サイトには載らない「隠れコスト」まで含めたリアルな総額と、複雑な「無償化適用の条件」を徹底シミュレーションします。

1. まず結論!プリスクール無償化の「適用ルール」

プリスクール(認可外保育施設)に通う場合、3歳になったら自動的に無料になるわけではありません。以下の2つの条件をクリアする必要があります。

条件①:共働きなどで「保育の必要性」があるか?

無償化の対象となるには、お住まいの自治体から「新2号認定」(または新3号認定)を受ける必要があります。

  • 認定される人: 共働き(月48〜64時間以上の就労など自治体基準による)、介護、求職活動中など。
  • 認定されない人: 専業主婦(夫)家庭で、保育の必要性がない場合。

条件②:月額37,000円が上限

認可保育園とは違い、全額無料にはなりません。

  • 3歳〜5歳児クラス: 月額 37,000円 まで補助。
  • 0歳〜2歳児クラス(住民税非課税世帯のみ): 月額 42,000円 まで補助。

つまり、月謝が10万円のプリスクールなら、「10万円 - 3.7万円 = 6.3万円」が自己負担となります。

2. 公式サイトには載らない「隠れコスト」の正体

「授業料」だけを見て予算を組むと、後で痛い目を見ます。

実際のプリスクール運営では、以下のような「見えない出費」が積み重なります。

年間費用内訳シミュレーション表(3歳児クラス・初年度)

費目

A. 老舗インター (ASIJ, BST等)

B. 大手プリスクール (KDI, キンダーキッズ等)

C. 地域密着型プリスクール

入学金

30万〜100万円

10万〜20万円

5万〜15万円

年間授業料

250万〜300万円

120万〜150万円

90万〜120万円

施設維持・教材費

年20万〜50万円

年10万〜20万円

年5万〜10万円

ランチ代

年15万〜20万円

年10万〜15万円

弁当持参 or 選択制

バス代

年30万〜50万円

年10万〜20万円

なし(送迎必須)

制服・カバン代

10万円〜

5万〜10万円

3万〜5万円

季節講習 (Summer School)

任意(高い)

ほぼ必須 (10万〜20万)

任意 or なし

初年度総額

約350万〜500万円

約180万〜230万円

約120万〜150万円

★ここが注意点:

特に「B. 大手プリスクール」の場合、長期休み中のサマースクール・ウィンタースクールが事実上の「必須参加」となっている園が多く、ここで年間10〜20万円の追加出費が発生します。

バイリンガル幼稚園・プリスクールの選び方完全ガイド|費用・メリット・卒園後の進路まで

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3. 東京都独自の「上乗せ補助」が強力すぎる!

東京都内(特に港区、渋谷区、世田谷区など)にお住まいの方は、国の37,000円に加えて、自治体独自の補助金がもらえる可能性があります。

港区の例(認可外保育施設保育料助成制度)

  • 対象: 認可外保育施設指導監督基準を満たす施設に通う区民。
  • 補助額: 国の補助と合わせて、認可保育園に通った場合の保育料との差額を助成(上限あり)。
    • 実質、最大月額8〜10万円近くまで補助されるケースもあり、自己負担が数万円で済むことも。

※制度は毎年度変わるため、必ず区役所のHPで「認可外保育施設助成」の最新情報を確認してください。

4. 徹底比較:「認可園+習い事」vs「プリスクール」

「高い」と思われているプリスクールですが、トータルコストで比較するとどうでしょうか?

共働き家庭(世帯年収1,000万円・3歳児)をモデルに試算しました。

月額実質負担の比較チャート

パターン

内訳(月額換算)

補助金

実質負担額 (月)

① 認可保育園 + 習い事

保育料: 0円 (無償)
給食費: 7,500円
英会話 (週1): 12,000円
水泳 (週1): 8,000円

なし

約 27,500円

② プリスクール (無償化適用)

授業料等: 130,000円
(ランチ・バス・施設費込)

▲37,000円
(+都独自補助 α)

約 93,000円
(都補助ありなら 5〜7万円)

【結論】差額は月2〜4万円程度

東京都の手厚い補助が受けられる地域であれば、認可保育園との差額は意外と縮まります。

この差額で、「週1回の英会話(45分)」ではなく「毎日5時間以上の英語環境」が手に入ると考えれば、投資対効果(コスパ)は非常に高いと言えます。

5. まとめ:まずは「認定」と「総額」の確認を

プリスクールの費用は、表面的な授業料だけでなく「隠れコスト」と「補助金」の両方を見ないと判断できません。

  1. 自治体に確認: 「新2号認定」を取れる就労状況か確認する。
  2. 園に確認: サマースクール代やバス代を含めた「年間見積もり」をもらう。
  3. 独自補助をチェック: お住まいの区市町村に「認可外保育施設への上乗せ助成」がないか調べる。

これらをクリアにすれば、憧れのバイリンガル教育は意外と手の届く範囲にあるかもしれません。

学費シミュレーション・進路相談

「我が家の世帯年収でプリスクールは現実的?」「補助金の手続きがよく分からない」

ELTでは、教育資金と英語教育のバランスを考えた個別カウンセリングを行っています。

  • ライフプラン相談: 小学校以降の学費も含めた長期シミュレーション
  • スクール選び: 予算内で通える良質なプリスクールの紹介
  • 英語環境の補完: プリスクールに通わない場合の「自宅英語学習計画」

執筆者について

田中 達也

田中 達也

ELT日本法人 代表

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科を卒業後、同大学大学院に進学し、数値流体解析の研究に取り組む。大学院在学中、アメリカ・ヒューストンにあるライス大学で招聘研究員として宇宙船の流体シミュレーションに従事する。日本に帰国後は研究を継続する傍ら、ハーバード大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンでキャリアフェアの開催を手掛ける。2019年には在学中にセキジン合同会社 (現 株式会社 ELT Education) を設立。2020年、英国法人 ELT School of English Ltd. と提携し、日本市場向けのオンライン英会話事業を開始。創業以来、1,000名以上の英語学習者のカウンセリングを行う。

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