「子供をインターナショナルスクールに入れたい」 そう思った瞬間から、日本の学校とは全く異なるルールで動く世界への挑戦が始まります。
「いつから準備すれば間に合う?」 「英語が話せない小学生でも入れる?」 「親の英語力はどれくらい必要?」
インターナショナルスクールの入学は、単なるペーパーテストではありません。お子様の年齢(月齢)によって「入りやすさ」が劇的に変わり、求められる準備も異なります。
本記事は、インターナショナルスクールを検討し始めたばかりの保護者が、「まず何から始めればいいのか」を理解するためのスタートアップガイドです。 幼稚園(K1)から中学生(Grade 8)まで、全年齢に対応したロードマップを解説します。
1. 年齢で決まる! 4つの「入りやすさ」ステージ
インター入学において、最も重要な変数は「子供の年齢」です。 学年が上がるごとに「英語力の要求レベル」というハードルが高くなっていきます。
Stage 1: 0歳〜3歳(プリスクール / K1)
- 難易度: ★☆☆☆☆(最も入りやすい)
- 状況: 多くの学校で「英語力不問」です。
- 審査基準: おむつが外れているか(トイレットトレーニング)、親から離れて泣かずに遊べるか(母子分離)がメイン。
- 親の役割: この時期に入れるのが、子供への負担は最小です。ただし人気校は倍率が高いため、早めの情報収集が鍵です。
Stage 2: 4歳〜5歳(Kindergarten / K2-K3)
- 難易度: ★★☆☆☆(英語の芽生えが必要)
- 状況: 英語環境経験者(プリスクール出身者)が有利になります。
- 審査基準: 先生の簡単な英語の指示("Clean up", "Sit down"など)が理解できるか。お友達と仲良く遊べる社会性が重視されます。
- 注意点: 全くの英語ゼロだと、老舗校(ASIJやYISなど)では不合格のリスクが高まります。
Stage 3: 6歳〜10歳(Elementary / Grade 1-5)
- 難易度: ★★★☆☆〜★★★★☆(英語の壁が出現)
- 状況: ここが最大の分岐点です。「英語を学ぶ」のではなく「英語で学ぶ」段階に入るため、一定の英語力(EALサポート前提)が求められます。
- 審査基準:
- 行動観察: 集団の中での振る舞い。
- 基礎学力: 算数(Math)の力があるか。
- 英語力: 多くの学校で、学年相当より少し下程度の実力が必要です。
- 対策: 英語力ゼロからの入学は非常に狭き門となりますが、EAL(英語補習クラス)が充実している学校ならチャンスはあります。
Stage 4: 11歳〜13歳(Middle School / Grade 6-8)
- 難易度: ★★★★★(ネイティブレベル必須)
- 状況: 授業の内容が高度化し、抽象的な議論が増えます。
- 審査基準: 「ネイティブに近い英語力」がないと授業についていけません。多くの進学校でEALの受け入れが終了します。
- 対策: 学力(特に数学)で突出しているか、帰国子女レベルの英語力がない限り、準備なしでの合格は困難です。
2. まず何から始める? 最初の3ステップ
「検討中」の段階で、まずやっておくべきアクションは以下の3つです。
Step 1: 学年の確認(Age-Grade Check)
インターは「4月始まり」ではありません。
- 8月/9月始まり: 日本の学年と半年〜1年のズレが生じます。
- 生まれ月の区切り:
- UK系(英国式): 9月1日生まれ〜翌8月31日生まれ
- US系(米国式)など: 学校により異なります。
- なぜ重要か: 自分の子が「Gradeいくつの募集枠」に該当するのかを知らないと、問い合わせすらできません。
Step 2: 予算計画(Financial Planning)
学費は年間250万〜400万円。さらに寄付金やバス代がかかります。
確認事項: 「小学校だけ」なのか「高校卒業まで」なのか。為替やインフレによる毎年の学費値上げ(3〜5%程度)も考慮に入れる必要があります。
Step 3: 説明会・見学への参加(School Visit)
Webサイトの情報だけで判断するのは危険です。
見るべきポイント: 生徒の表情(楽しそうか)、先生と生徒の距離感、そして「保護者の雰囲気」です。自分たちと価値観が合うコミュニティかどうかを肌で感じてください。
3. 入試(Screening)の正体と対策
インターの入試は、日本の「お受験」とは全く異なります。 「行儀よく座っていること」よりも、「自分を出せること」が評価されます。
幼児期(〜5歳):行動観察
- Playdate(プレイデート): 先生やお友達と一緒に遊ぶ様子を見られます。
- 見られるポイント:
- 好奇心を持って遊具に向かうか。
- おもちゃを独り占めせず、貸し借り(Sharing)ができるか。
- 先生の目を見て話せるか。
- NG行動: 親の後ろに隠れて一言も発しない、癇癪(かんしゃく)を起こす。
小学生以上(6歳〜):筆記試験と面接
- MAPテスト等: 多くの学校で、タブレットを使った標準テスト(MAP Growth)が課されます。
- Math(算数): 日本の学習進度より進んでいる場合もあるため、英語での出題形式に慣れておく必要があります。
- Reading(英語): 読解力が問われます。
- Interview(面接): 「なぜこの学校に入りたいの?」「好きな教科は?」などを英語で聞かれます。完璧な文法である必要はありませんが、自分の意見を伝える姿勢が必須です。
4. 合格を引き寄せるために「家庭で準備すべきこと」
「英語は学校に入ってから伸びる」というのは半分正解ですが、半分間違いです。 入学のチケットを掴むために、家庭でできる準備があります。
① 「自立(Self-help Skills)」を育てる(幼児向け)
インターでは「自分のことは自分でする」が基本です。
- 自分で靴を履く、ジャケットを着る。
- トイレを一人で済ませる。
- ランチボックスを開けて食べる。 これらができないと、どんなに英語ができても不合格になることがあります。
② 「Math(算数)」を武器にする(小学生向け)
英語力がネイティブに劣るのは仕方ありません。その分、「算数は学年レベル以上だ」ということをアピールできれば、合格の可能性はグッと上がります。
- 数字や計算用語(Plus, Minus, Equalなど)を英語で言えるようにしておきましょう。
③ 「英語嫌い」にさせない
最も重要なのは、子供自身が「英語って楽しい」「インターに行ってみたい」と思うことです。 無理やり単語を詰め込むのではなく、英語のアニメを見たり、外国人の先生と遊んだりする経験を通じて、ポジティブな印象を持たせてください。
5. まとめ:準備は「1年前」から始まる
インターナショナルスクールの受験は、思い立ってすぐできるものではありません。 入学したい時期の「約1年前」から説明会に参加し、出願準備を始めるのが標準的なスケジュールです。
- 0〜3歳: 気負わず、まずは見学へ。
- 4〜6歳: 英語環境(プリスクールや英会話)に触れさせ、集団行動に慣れさせる。
- 7歳以上: 英語学習と並行して、算数の基礎固めを徹底する。
「うちの子にはまだ早い?」「もう遅い?」 そう迷っている間にも、定員は埋まっていきます。まずは一歩、情報収集から踏み出してみましょう。
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- 入試・面接対策:
- 幼児: 行動観察対策や、親子面接の模擬練習(Mock Interview)。
- 小学生〜: MAPテスト対策(Math/Reading)、英語エッセイ指導。
- 願書・推薦状サポート: 合格率を高めるための願書作成支援や、推薦状のアドバイスを行います。
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