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IELTSは何点あればいい?留学・大学院・移住の目的別スコア目安表【2026年最新版】

公開:
2026年最新
IELTSは何点あればいい?留学・大学院・移住の目的別スコア目安表【2026年最新版】 - ELT英会話 英語学習コラム
田中 達也

執筆者: 田中 達也|ELT日本法人 代表

「留学するなら、とりあえずIELTS 7.0を目指せばいいんですよね?」

カウンセリングでよく耳にする言葉ですが、実はこれは危険な誤解です。IELTSの目標スコアは、「どこの国の、どのレベルの大学か」「移住なのか進学なのか」によって天と地ほどの差があります。

目標設定を間違えると、出願直前になって「Overallは足りているのに、Writingが0.5足りなくて出願できない」という悲劇が起こりかねません。

本記事では、2026年時点の最新データに基づき、【留学・移住・国内入試】の目的別スコア目安を一覧化しました。まずは自分のゴールがどこにあるのか、数字で確認することから始めましょう。

1. 【重要】「Overall」と「Each Band」の違いを知ろう

スコアの目安を見る前に、IELTS受験者が必ず知っておくべき「鉄の掟」があります。それは、多くの大学やビザ要件において、総合点(Overall)だけでなく、各技能の最低点(Each Band Score)もクリアしなければならないということです。

よくある不合格パターン

  • 大学の要件: Overall 6.5 (Each Band 6.0以上)
  • 取得スコア:
    • Reading: 7.5
    • Listening: 7.0
    • Speaking: 6.0
    • Writing: 5.5
    • Overall: 6.5

この場合、Overallは6.5に達していますが、Writingが6.0未満のため「不合格(出願不可)」となります。

「平均点」だけで安心せず、必ず「全科目の最低ライン」を意識して対策を立てる必要があります。

2. 【留学】大学・大学院進学に必要なスコア目安

世界トップレベルの大学から、一般的な州立大学、大学進学準備コース(ファウンデーション)まで、レベル別の相場を見てみましょう。

大学・大学院スコア目安表(2024-2025)

カテゴリ

大学・コース例

Overall目安

Each Band目安

超難関校
(Top Tier)

Oxford / Cambridge (英)
Columbia / Harvard (米)
UCLA (米)

7.0 〜 7.5

6.5 〜 7.0

上位〜中堅校
(Mid-High Tier)

Manchester / Edinburgh (英)
UBC / Toronto (加)
Sydney / Melbourne (豪)

6.0 〜 6.5

6.0

ファウンデーション
(大学予備科)

英・豪の大学進学準備コース

5.0 〜 5.5

4.5 〜 5.0

ポイント解説

  • トップ校の壁: オックスフォードやケンブリッジ、アイビーリーグを目指す場合、7.5(各7.0)という非常に高い英語力が求められます。これはネイティブに近い運用能力です。
  • 一般的な基準: 世界の多くの大学(学部・大学院)において、「Overall 6.5(各6.0)」がスタンダードです。まずはここを第一目標にするのが無難です。
  • 専攻による違い: 同じ大学でも、法学・医学・文学・教育学などは、理工系よりも0.5〜1.0高いスコア(7.0〜7.5)を要求されることが一般的です。

3. 【移住・就職】ビザ申請に必要なスコア目安(General)

海外移住や永住権取得を目指す場合、アカデミック・モジュールではなく「ジェネラル・トレーニング・モジュール(General Training)」のスコアが必要になることが大半です。

カナダ(永住権・Express Entry)

カナダ移民局はCLB(Canadian Language Benchmark)という基準を用いています。

  • 最低ライン: CLB 7(IELTS General 各6.0
  • 加点ライン: CLB 9(Listening 8.0 / Reading 7.0 / Writing 7.0 / Speaking 7.0)

    Express Entryで永住権を狙うなら、CLB 9以上の「高得点」を取ってポイントを稼ぐのが定石です。

オーストラリア(技術独立ビザ等)

IELTSのスコアに応じて、ビザ申請の「ポイント」が加算されます。

  • Competent (0点): 各6.0(申請の最低条件)
  • Proficient (+10点): 各7.0
  • Superior (+20点): 各8.0

    各セクションで一つでも下回るとポイントが得られないため、「4技能揃える」ことが極めて重要です。

イギリス(就労ビザ・Skilled Worker)

  • 現在: CEFR B1レベル(IELTS 4.0〜5.0程度)
  • 注意: 2026年以降、新規申請の基準が引き上げられる(B2レベル=各5.5程度)可能性があります。最新の移民局情報を必ず確認してください。

4. 【国内】日本の大学入試・就職での活用

「IELTSは海外に行かないと意味がない」と思っていませんか? 実は国内の大学入試や就職活動でも、強力な武器になります。

大学入試(総合型選抜・一般入試)

多くの大学が、IELTSスコアを出願資格や英語試験の免除・加点に利用しています。

  • 早稲田大学: 国際教養学部などで、IELTS 6.5以上あれば英語筆記試験が免除されるケースがあります。また、社会科学部の自己推薦は4.0から出願可能です。
  • 上智大学: IELTS 5.5以上で共通テストの英語得点に加点、6.5以上で満点換算などの優遇措置があります。
  • 立教大学・MARCH: 5.5〜6.0程度のスコアがあれば、英語の試験を満点換算したり、出願資格として認めたりする大学が増えています。

就職・公務員試験

  • 国家公務員(総合職): IELTS 5.5以上で15点、6.5以上で25点が試験の最終得点に加算されます。
  • 教員採用試験: 東京都や大阪府などでは、IELTS 7.0(英検1級相当)を持っていると、英語科の一次試験や実技試験が免除される制度があります。

5. IELTSスコアのレベル感(TOEIC・英検換算)

「結局、IELTS 6.0ってどれくらい難しいの?」という方のために、馴染みのある試験との換算目安(文部科学省CEFR対照表などを参照)をまとめました。

IELTS

英検

TOEIC L&R

レベル感

4.0 - 5.0

2級

500 - 600

基礎レベル。国内大学入試の最低ライン。

5.5 - 6.0

準1級

740 - 820

中級レベル。交換留学や中堅大学への進学目安。

6.5

1級

870 - 970

上級レベル。多くの海外大学・大学院の合格ライン。

7.0 - 7.5

1級上位

970+

最上級レベル。難関大・MBA・通訳業務レベル。

※TOEICはリスニング・リーディングのみの試験であるため、4技能試験であるIELTSとの単純比較は難しいですが、目安として捉えてください。

まとめ:まずは「志望校の要件」を公式サイトで確認を

IELTSの目標スコアは、あなたの「夢」によって決まります。

「なんとなく7.0」ではなく、志望校や申請したいビザの公式サイト(Admission Requirement)を必ず確認し、「Overall」と「Each Band」の正確な数値を把握することからスタートしてください。

もし、「Overallは届きそうだけど、どうしてもWritingだけが基準に届かない……」と悩んでいるなら、独学の限界かもしれません。戦略的に弱点を補強すれば、0.5の壁は必ず越えられます。

IELTS対策なら「ELT」

ELTでは、志望校や目的に合わせた「最短ルート」の学習プランを提案します。「Writing 6.0の壁」や「Speakingの伸び悩み」にお困りの方は、ぜひ無料カウンセリングでご相談ください。

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執筆者について

田中 達也

田中 達也

ELT日本法人 代表

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科を卒業後、同大学大学院に進学し、数値流体解析の研究に取り組む。大学院在学中、アメリカ・ヒューストンにあるライス大学で招聘研究員として宇宙船の流体シミュレーションに従事する。日本に帰国後は研究を継続する傍ら、ハーバード大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンでキャリアフェアの開催を手掛ける。2019年には在学中にセキジン合同会社 (現 株式会社 ELT Education) を設立。2020年、英国法人 ELT School of English Ltd. と提携し、日本市場向けのオンライン英会話事業を開始。創業以来、1,000名以上の英語学習者のカウンセリングを行う。

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