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IELTSスコア換算完全ガイド|英検®・TOEFL・TOEIC・Versant・CEFR対応表

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公開:
2026年最新
IELTSスコア換算完全ガイド|英検・TOEFL・TOEIC・Versant・CEFR対応表 - ELT英会話 英語学習コラム
田中 達也

執筆者: 田中 達也|ELT日本法人 代表

大学出願や就職・転職活動において、IELTSのスコアが他の英語試験(TOEFL, TOEIC, 英検, Versant)でどの程度に相当するのかを把握することは戦略的に重要です。本記事では、文部科学省やETS(試験開発元)などの公的・公式データに基づき、信頼性の高い換算表と目安を解説します。

※注意:各試験は評価方法や出題内容が異なるため、換算はあくまで「目安」です。最終的な判断は、必ず出願先や採用元が公表している公式要件(募集要項)に従ってください。

この記事で分かること

共通指標: IELTSと他試験を「CEFR」を通じて横断的に比較

TOEFL: ETS公式の研究に基づく「Overall」および「4技能別」の換算

TOEIC: CEFRマッピングを用いたL&R/S&Wの技能別目安

英検: 英検CSEスコアとCEFRの対応関係

Versant: スピーキング中心の試験特性とCEFRレベルの対応

1. 結論:IELTSと他試験のスコア換算早見表(CEFR基準)

日本国内において複数の英語試験を比較する際、最も信頼できる指標となるのが「CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)」です。文部科学省などが公表している対照データを基に、IELTSのバンドスコアに対応する各試験の目安を整理しました。

【表A】CEFR基準 総合スコア換算表(目安)

CEFR

IELTS (Overall)

TOEFL iBT

TOEIC L&R

英検 (級目安)

C2

8.5 – 9.0

115 – 120

990相当

C1

7.0 – 8.0

94 – 114

945 – 990相当

1級

B2

5.5 – 6.5

46 – 93

785 – 940

準1級 ~ 1級

B1

4.0 – 5.0

31 – 45

550 – 780

2級 ~ 準1級

A2

3.5以下

30以下

550以下

準2級以下

出典:文部科学省資料、IELTS公式、ETS公表データ等を基に作成。

ポイント:

  • ELTS 7.0は、TOEFL iBTで約95点前後、TOEICで945点以上、英検1級レベルに相当します。

  • IELTS 6.0は、TOEFL iBTで60~78点、TOEICで740~820点、英検準1級レベルに相当します。

2. TOEFL iBTとIELTSの換算(公式データ)

大学留学などの出願において最も参照されるのが、IELTSとTOEFL iBTの換算です。この2つの試験については、TOEFL開発元のETSとIELTSパートナーによる共同研究が存在し、信頼性の高い「公式換算表」が公表されています。

【表B】IELTS Overall ↔ TOEFL iBT Total(公式)

IELTS (Overall)

TOEFL iBT (Total)

9.0

120

8.5

115 – 119

8.0

110 – 114

7.5

102 – 109

7.0

94 – 101

6.5

79 – 93

6.0

60 – 78

5.5

46 – 59

出典:ETS "Compare TOEFL iBT Scores"13.

多くの大学学部留学で求められる「IELTS 6.5」は、TOEFL iBTでは「79~93点(概ね80点台後半)」に相当します1。

【表C】IELTS各技能 ↔ TOEFL各セクション(公式)

ETSは4技能ごとの詳細なスコア比較も提供しています。特定の技能(例:ライティング)の要件を確認する際に役立ちます。

IELTS (Band)

Reading (0-30)

Listening (0-30)

Speaking (0-30)

Writing (0-30)

7.5

25

24

26

28

7.0

22 - 24

22 - 23

24 - 25

27

6.5

19 - 21

19 - 21

22 - 23

23 - 24

6.0

16 - 18

16 - 18

19 - 21

19 - 21

5.5

12 - 15

12 - 15

17 - 18

14 - 17

出典:ETS公式データより。

例えば、IELTSのライティングで6.5を取得するには、TOEFLのライティングセクションで23点程度が必要です。

3. TOEICとIELTSの換算(CEFR経由)

TOEICはビジネス英語に特化しており、IELTSとは試験形式が大きく異なります。公式な直接換算表はありませんが、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)を介してレベルを照らし合わせることが可能です。

【表D】TOEIC L&RスコアとIELTSの目安

IELTS (Band)

TOEIC L&R (目安)

CEFR

7.0 – 7.5

945点以上

C1

6.0 – 6.5

785点以上

B2

4.0 – 5.0

550点以上

B1

出典:CEFR基準に基づく換算データ。

ポイント:

  • IELTS 6.5を目指す場合、TOEICでは800点台後半から900点近いスコアが一つの目安になります。

  • ただし、IELTSはアウトプット(ライティング・スピーキング)を含むため、TOEIC L&Rが高得点でもIELTSスコアが伸び悩む、あるいはその逆のケースも少なくありません。

4. 英検とIELTSの換算(CSEスコア・級)

英検(実用英語技能検定)は国内での信頼性が高く、CEFRとの対応が明確化されています。

【表E】英検級・CSEスコアとIELTSの目安

IELTS (Band)

英検 (級目安)

CEFR

7.0

1級 (合格~上位)

C1

6.0 – 6.5

準1級 (合格) ~ 1級

B2

4.0 – 5.0

2級 ~ 準1級

B1

3.5以下

準2級以下

A2以下

出典:文部科学省および英検協会CEFR対照表より。

ポイント:

  • 英検1級合格はIELTS 6.5~7.0程度に相当します。

  • 英検準1級はIELTS 5.5~6.0程度とされ、海外大学進学の基礎レベル(B2)に該当します。

5. VersantとIELTSの換算

VersantはAIを活用したスピーキングテストであり、ビジネスシーンでの英会話力測定によく用いられます。IELTSとの直接比較データはありませんが、ピアソン社が公表しているCEFR対応表から推測できます。

【表F】VersantスコアとIELTSの目安

IELTS (Band)

Versantスコア

CEFR

6.5 – 7.0

69 – 78点

C1

5.0 – 6.0

58 – 68点

B2

3.5 – 4.5

47 – 57点

B1

出典:Versant公式資料およびCEFRマッピングより。

注意点:

Versantは主に「聞く・話す」能力を測る試験です。IELTSのようなアカデミックな読解・記述能力とは評価軸が異なるため、この換算はあくまでスピーキング力を中心とした目安と考えてください。

6. 大学出願・就職・転職における活用戦略

大学出願(留学・国内入試)

  • 海外留学: 学部レベルではIELTS 6.0~6.5(TOEFL iBT 80点前後)が標準的な要件です。

  • 国内入試: 英検準1級またはIELTS 5.5~6.0以上で英語試験が免除・加点される大学が増えています。

就職・転職・キャリア

  • 国内企業: 依然としてTOEIC(L&R)が主流です。目安として600点(英検2級/IELTS 4.5)、730点(英検準1級/IELTS 5.5)が区切りとなります。

  • 外資系・海外事業: 実践的な英語力が求められるため、IELTS 6.5以上やTOEIC 800点以上が評価の対象となります。

よくある質問

TOEFL iBTで79~93点(概ね80点台後半)に相当します。多くの大学がこのラインを出願要件としています。

英検準1級合格レベル(CSE 2300以上、CEFR B2)に相当します。

国内の一般的な企業であれば認知度の高いTOEICが有利ですが、外資系企業や海外赴任を見据える場合は、4技能を測るIELTSの高スコア(6.5以上)が強力なアピールになります。

CEFR B1レベルに該当し、IELTSでは4.0~5.0程度と考えられます。ただしVersantはスピーキング特化のため、IELTS受験時はリーディングやライティング対策が別途必要です。

執筆者について

田中 達也

田中 達也

ELT日本法人 代表

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科を卒業後、同大学大学院に進学し、数値流体解析の研究に取り組む。大学院在学中、アメリカ・ヒューストンにあるライス大学で招聘研究員として宇宙船の流体シミュレーションに従事する。日本に帰国後は研究を継続する傍ら、ハーバード大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンでキャリアフェアの開催を手掛ける。2019年には在学中にセキジン合同会社 (現 株式会社 ELT Education) を設立。2020年、英国法人 ELT School of English Ltd. と提携し、日本市場向けのオンライン英会話事業を開始。創業以来、1,000名以上の英語学習者のカウンセリングを行う。

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