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外資系企業に必要な英語力は?業界別TOEIC・IELTS・Versantスコア目安表【2026年版】

公開:
2026年最新
外資系企業に必要な英語力は?業界別TOEIC・IELTS・Versantスコア目安表【2026年版】 - ELT英会話 英語学習コラム
田中 達也

執筆者: 田中 達也|ELT日本法人 代表

「外資系に転職したいが、自分の英語力で通用するか不安」

「求人票の『ビジネスレベル』とは、具体的にどのくらいなのか?」

外資系企業への転職を検討する際、多くの人が直面するのがこの「英語力の壁」です。

実は、求人票に書かれている「TOEIC 800点」などの基準はあくまで入り口に過ぎません。実際の採用現場では、スコアよりも「英語で業務を遂行できる実践力」が厳しく問われています。

本記事では、2025-2026年の最新トレンドに基づき、外資系企業が求める「本当の英語力基準」を業界別に整理し、書類選考と面接を突破するためのポイントを解説します。

この記事で分かること

  • 業界別目安: IT、コンサル、金融など主要業界の「足切りスコア」と「実務レベル」
  • 現場のリアル: 「TOEIC高得点でも面接で落ちる」理由と対策
  • レベル定義: 曖昧な「ビジネスレベル」「流暢」を客観的指標(CEFR/IELTS)で数値化
  • 対策: スコアアップだけで終わらせない、内定を勝ち取るための準備

1. 【業界別】外資系企業の英語力目安表

「ビジネスレベル」という言葉は企業によって解釈が異なります。

実際の求人票(JD)や採用現場のデータに基づき、求められる英語力を業界別にまとめました。

業界別・必須英語力マトリクス

業界・職種

TOEIC L&R目安

実務で求められる能力 (CEFR基準)

英語を使う頻度

戦略コンサル / 金融
(McKinsey, Goldman Sachs等)

900点〜

C1 (Advanced)
複雑な議論をリードし、論理的に説得できる

高 (90%〜)
社内公用語が完全英語の場合も多い

IT / Tech / 製薬
(Google, AWS, Pfizer等)

800点〜

B2 (Upper Intermediate)
専門分野について詳細に議論できる

中〜高
レポートライン(上司)や部署による

バックオフィス
(経理、人事、法務)

750点〜

B2
定型業務を遂行し、メールで正確に報告できる


読み書き中心の場合も多い

エンジニア / 専門職

600〜700点

B1+ (Intermediate)
技術文書を読解し、エラー解決の意思疎通ができる

低〜中
まずは技術力(スキル)が優先される

採用担当の本音:

求人票に「TOEIC 800点」とあっても、それはあくまで「書類選考の足切り」です。面接では「点数」の話は一切出ません。「あなたの強みは何か?」という問いに、英語でどう答えるかだけが見られています。

2. なぜ「TOEIC 900点」でも面接で落ちるのか?

「読み書き(TOEIC L&R)」は得意でも、外資系の選考で落ちてしまう人には共通する「3つの欠点」があります。近年はTOEICスコアだけでなく、Versantなどのスピーキングテストを導入する企業も増えています。

① 「結論ファースト(PREP)」で話せていない

日本的な「起承転結(背景→理由→結論)」は、英語面接では「話が長い」「何が言いたいか分からない」と判断されます。

  • Global Standard: Point(結論) → Reason(理由) → Example(具体例) → Point(まとめ)

② 「Action Verbs」を使えていない

「〜を担当しました(I was in charge of...)」という受け身の表現は評価されません。

  • Global Standard: 「〜を達成した(Achieved)」「〜を牽引した(Led)」「〜を解決した(Solved)」というAction Verbs(能動的な動詞)で成果をアピールする必要があります。

③ 想定外の質問で「沈黙」してしまう

完璧な暗記台本を用意しても、「ここを詳しく教えて」と深掘りされた瞬間に固まってしまうと、その時点で「実務での対応力なし」とみなされます。コミュニケーションの瞬発力が不足していると判断されるからです。

3. 「Business Level」の正体(CEFR・IELTSとの換算)

求人票によくある曖昧な表現を、客観的な指標(CEFR、IELTS、TOEIC)に換算しました。自分の現在地を確認してください。

レベル定義一覧表

求人票の表現

CEFR

TOEIC L&R

IELTS

具体的な実務レベル

日常会話レベル
(Conversational)

B1

470〜730点

4.0〜5.0

旅行や日常的なやり取りは可能だが、複雑な業務交渉は難しい。

ビジネスレベル
(Business Level)

B2

700〜800点

6.0〜6.5

会議で議論に参加し、専門分野の業務を一人で遂行できる最低ライン。

流暢
(Fluent)

C1

900点〜

7.0〜

ネイティブと遜色なく、複雑なプレゼンやファシリテーションができる。

ポイント: 多くの外資系企業が求める「ビジネスレベル」とは、CEFR B2以上を指します。これはIELTSでいうと6.0〜6.5に相当します。

4. 内定を勝ち取るための「2つの必須対策」

独学の英語学習から、「転職対策」へと頭を切り替える必要があります。

対策A:英文レジュメ(CV)は「翻訳」ではない

日本の履歴書をそのまま英訳しても通りません。英文レジュメは「自分を売り込む広告」です。

  • NG: 業務内容を羅列する(〜をした、〜を作った)
  • OK: 数字と結果で書く("Increased sales by 20%" "Reduced costs by 15%")

対策B:面接は「STARメソッド」で準備する

外資系面接のスタンダードである「STARメソッド」に沿って回答を用意しましょう。

  • S (Situation): どんな状況で?
  • T (Task): どんな課題があったか?
  • A (Action): あなたが何をしたか?(ここが最重要)
  • R (Result): その結果どうなったか?(数値で)

「英語力」ではなく「面接力」を鍛えるなら、ELT

外資系転職の準備は、一人で行うには限界があります。 自分の書いたレジュメが「採用担当者に響く英語」になっているか、自分の面接回答が「論理的」か、客観的な判断が必要だからです。

ネイティブ講師による「キャリア特化」サポート

ELTでは、ロンドン出身者をはじめとする100%ネイティブスピーカーの講師陣が、転職成功をサポートします。

① 英文履歴書(Resume/CV)の添削・レビュー

経歴をヒアリングし、より魅力的でプロフェッショナルな表現(Action Verbs)への書き換えをアドバイスします。「翻訳」ではなく「勝てるレジュメ」に仕上げます。

② 本番想定の「模擬面接(Mock Interview)」

想定問答の練習だけでなく、予期せぬ質問への切り返しや、ビジネスシーンにふさわしいフォーマルな表現を指導します。

「英語のせいでキャリアを諦めたくない」

とお悩みの方、まずはプロの視点で現在の実力を診断してみませんか?

よくある質問

いいえ、多少の文法ミス(三単現のs漏れなど)では落ちません。それよりも「質問の意図を理解しているか」「論理的に答えているか」「自信を持って話しているか」の方が圧倒的に重要視されます。

一般的に「自分の専門分野において、トラブルシューティングや交渉が英語でできるレベル」を指します。CEFR B2以上(TOEIC 700〜800点、IELTS 6.0〜6.5)が一つの目安です。

一般的な英会話スクールでは「日常会話」の相手はしてくれますが、「ビジネス視点でのフィードバック(回答が論理的か、職務経歴書として魅力的か)」までは難しいのが現状です。外資系対策を専門とするプロに見てもらうことをお勧めします。

執筆者について

田中 達也

田中 達也

ELT日本法人 代表

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科を卒業後、同大学大学院に進学し、数値流体解析の研究に取り組む。大学院在学中、アメリカ・ヒューストンにあるライス大学で招聘研究員として宇宙船の流体シミュレーションに従事する。日本に帰国後は研究を継続する傍ら、ハーバード大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンでキャリアフェアの開催を手掛ける。2019年には在学中にセキジン合同会社 (現 株式会社 ELT Education) を設立。2020年、英国法人 ELT School of English Ltd. と提携し、日本市場向けのオンライン英会話事業を開始。創業以来、1,000名以上の英語学習者のカウンセリングを行う。

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