「外資系に転職したいが、自分の英語力で通用するか不安」
「求人票の『ビジネスレベル』とは、具体的にどのくらいなのか?」
外資系企業への転職を検討する際、多くの人が直面するのがこの「英語力の壁」です。
実は、求人票に書かれている「TOEIC 800点」などの基準はあくまで入り口に過ぎません。実際の採用現場では、スコアよりも「英語で業務を遂行できる実践力」が厳しく問われています。
本記事では、2025-2026年の最新トレンドに基づき、外資系企業が求める「本当の英語力基準」を業界別に整理し、書類選考と面接を突破するためのポイントを解説します。
この記事で分かること
- 業界別目安: IT、コンサル、金融など主要業界の「足切りスコア」と「実務レベル」
- 現場のリアル: 「TOEIC高得点でも面接で落ちる」理由と対策
- レベル定義: 曖昧な「ビジネスレベル」「流暢」を客観的指標(CEFR/IELTS)で数値化
- 対策: スコアアップだけで終わらせない、内定を勝ち取るための準備
1. 【業界別】外資系企業の英語力目安表
「ビジネスレベル」という言葉は企業によって解釈が異なります。
実際の求人票(JD)や採用現場のデータに基づき、求められる英語力を業界別にまとめました。
業界別・必須英語力マトリクス
業界・職種 | TOEIC L&R目安 | 実務で求められる能力 (CEFR基準) | 英語を使う頻度 |
戦略コンサル / 金融 | 900点〜 | C1 (Advanced) | 高 (90%〜) |
IT / Tech / 製薬 | 800点〜 | B2 (Upper Intermediate) | 中〜高 |
バックオフィス | 750点〜 | B2 | 中 |
エンジニア / 専門職 | 600〜700点 | B1+ (Intermediate) | 低〜中 |
採用担当の本音:
求人票に「TOEIC 800点」とあっても、それはあくまで「書類選考の足切り」です。面接では「点数」の話は一切出ません。「あなたの強みは何か?」という問いに、英語でどう答えるかだけが見られています。
2. なぜ「TOEIC 900点」でも面接で落ちるのか?
「読み書き(TOEIC L&R)」は得意でも、外資系の選考で落ちてしまう人には共通する「3つの欠点」があります。近年はTOEICスコアだけでなく、Versantなどのスピーキングテストを導入する企業も増えています。
① 「結論ファースト(PREP)」で話せていない
日本的な「起承転結(背景→理由→結論)」は、英語面接では「話が長い」「何が言いたいか分からない」と判断されます。
- Global Standard: Point(結論) → Reason(理由) → Example(具体例) → Point(まとめ)
② 「Action Verbs」を使えていない
「〜を担当しました(I was in charge of...)」という受け身の表現は評価されません。
- Global Standard: 「〜を達成した(Achieved)」「〜を牽引した(Led)」「〜を解決した(Solved)」というAction Verbs(能動的な動詞)で成果をアピールする必要があります。
③ 想定外の質問で「沈黙」してしまう
完璧な暗記台本を用意しても、「ここを詳しく教えて」と深掘りされた瞬間に固まってしまうと、その時点で「実務での対応力なし」とみなされます。コミュニケーションの瞬発力が不足していると判断されるからです。
3. 「Business Level」の正体(CEFR・IELTSとの換算)
求人票によくある曖昧な表現を、客観的な指標(CEFR、IELTS、TOEIC)に換算しました。自分の現在地を確認してください。
レベル定義一覧表
求人票の表現 | CEFR | TOEIC L&R | IELTS | 具体的な実務レベル |
日常会話レベル | B1 | 470〜730点 | 4.0〜5.0 | 旅行や日常的なやり取りは可能だが、複雑な業務交渉は難しい。 |
ビジネスレベル | B2 | 700〜800点 | 6.0〜6.5 | 会議で議論に参加し、専門分野の業務を一人で遂行できる最低ライン。 |
流暢 | C1 | 900点〜 | 7.0〜 | ネイティブと遜色なく、複雑なプレゼンやファシリテーションができる。 |
ポイント: 多くの外資系企業が求める「ビジネスレベル」とは、CEFR B2以上を指します。これはIELTSでいうと6.0〜6.5に相当します。
4. 内定を勝ち取るための「2つの必須対策」
独学の英語学習から、「転職対策」へと頭を切り替える必要があります。
対策A:英文レジュメ(CV)は「翻訳」ではない
日本の履歴書をそのまま英訳しても通りません。英文レジュメは「自分を売り込む広告」です。
- NG: 業務内容を羅列する(〜をした、〜を作った)
- OK: 数字と結果で書く("Increased sales by 20%" "Reduced costs by 15%")
対策B:面接は「STARメソッド」で準備する
外資系面接のスタンダードである「STARメソッド」に沿って回答を用意しましょう。
- S (Situation): どんな状況で?
- T (Task): どんな課題があったか?
- A (Action): あなたが何をしたか?(ここが最重要)
- R (Result): その結果どうなったか?(数値で)
「英語力」ではなく「面接力」を鍛えるなら、ELT
外資系転職の準備は、一人で行うには限界があります。 自分の書いたレジュメが「採用担当者に響く英語」になっているか、自分の面接回答が「論理的」か、客観的な判断が必要だからです。
ネイティブ講師による「キャリア特化」サポート
ELTでは、ロンドン出身者をはじめとする100%ネイティブスピーカーの講師陣が、転職成功をサポートします。
① 英文履歴書(Resume/CV)の添削・レビュー
経歴をヒアリングし、より魅力的でプロフェッショナルな表現(Action Verbs)への書き換えをアドバイスします。「翻訳」ではなく「勝てるレジュメ」に仕上げます。
② 本番想定の「模擬面接(Mock Interview)」
想定問答の練習だけでなく、予期せぬ質問への切り返しや、ビジネスシーンにふさわしいフォーマルな表現を指導します。
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