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ブリティッシュスクール・イン・東京(BST)の特徴|英国式教育の質と日本人生徒の割合

公開:
2026年最新
ブリティッシュスクール・イン・東京(BST)の特徴|英国式教育の質と日本人生徒の割合 - ELT英会話 英語学習コラム
田中 達也

執筆者: 田中 達也|ELT日本法人 代表

2023年、東京のインターナショナルスクール界に激震が走りました。

「麻布台ヒルズ」への新キャンパス開校。

英国の名門、ブリティッシュ・スクール・イン・東京(BST)が、日本一の超都心・再開発エリアに初等部(Primary)を移転させたのです。

「ピカピカの校舎に通わせたい」

「英国式の規律ある教育を受けさせたい」

そう願う保護者が殺到していますが、BSTは都内のインターの中でも「入学難易度が極めて高い」ことで知られています。 単に倍率が高いだけでなく、「英語ができないと門前払い」という厳格な基準があるからです。

本記事では、BSTのキャンパスライフの実態から、A-LevelとIBを併用する最新カリキュラム、そして多くの日本人家庭が壁にぶつかる「入試のリアル」について、2026年の最新情報に基づき徹底解剖します。

1. 2つのキャンパス体制:麻布台ヒルズと昭和女子大

BSTは現在、学年によって通うキャンパスが完全に分かれる「2拠点体制」をとっています。

① 麻布台ヒルズキャンパス(Primary: 3歳〜小6相当)

Nursery(3歳)からYear 6(11歳)までの児童が通うのが、話題の麻布台ヒルズです。

  • 環境: 著名デザイナー、トーマス・ヘザウィック氏が手掛けた校舎は、都心のビル内とは思えないほど開放的です 。
  • 施設: 2つの図書館、アートスタジオ、デジタル・ディスカバリーセンターに加え、屋上には東京タワーを望む「スカイピッチ(校庭)」があります 。
  • 特徴: 港区の中心にありながら緑豊かな環境で、最新のセキュリティとICT設備が整っています。

② 昭和女子大キャンパス(Secondary: 中1〜高3相当)

Year 7(12歳)以上の生徒は、三軒茶屋にある昭和女子大学のキャンパス内で学びます。

  • 環境: 日本の大学のキャンパスを共有しているため、敷地が圧倒的に広いのが特徴です 。
  • 施設: 大小3面のグラウンド、2つの体育館、講堂、室内プールなど、麻布台にはない「本格的な運動施設」が完備されています 。
  • メリット: 中高生に必要なスポーツ活動や大規模なイベントは、こちらの広大なキャンパスで行われます。

兄弟でキャンパスが違う場合は? 学校側が「キャンパス間シャトルバス」を運行しています。例えば、朝に渋谷駅や昭和キャンパスで兄(中学生)を降ろし、そのままバスで妹(小学生)を麻布台へ送るといった連携が可能です 。

2. なぜ「英国式」なのか? A-LevelとIBのハイブリッド

BSTの最大の特徴は、都内では数少ない「英国ナショナル・カリキュラム」を採用している点です。

英国式の王道:IGCSEとA-Level

  • Year 10-11: (I)GCSE(国際中等教育修了資格)に取り組みます。科目ごとに試験があり、義務教育終了時点での学力を客観的に証明します。
  • Year 12-13: A-Level(大学入学資格)に進みます。IB(国際バカロレア)のように「全科目まんべんなく」ではなく、自分の得意な3〜4科目に絞って深く専門的に学ぶのが特徴です 。
    • 実績: 2025年のA-Level結果では、受験者の59%が最高評価のA*/Aを取得しており、学力レベルは極めて高いです 。

新導入!「IBディプロマ」との選択制

ここが最新の注目ポイントです。BSTは2025年8月から、高校課程(Year 12-13)にIBディプロマ・プログラム(IBDP)を導入しました 。 これにより、生徒は以下の2つから進路を選べるようになります。

  1. A-Level: 特定の科目を突き詰めたい(例:数学と物理だけやりたい)。
  2. IBDP: 幅広い教養と探究スキルを身につけたい(米国の大学などを目指す)。

「英国式の深さ」と「IBの広さ」を選べるインターは都内でも稀有であり、これがBSTの人気をさらに押し上げています。

3. 入試の最難関:「英語力要件」のリアル

BSTは「英語を学ぶ学校」ではなく、「英語『で』高度な学問をする学校」です。そのため、入試における英語力の要求水準は、他のインターナショナルスクールと比べても非常に高いです。

プライマリー(幼・小)の入試

  • 公式見解: 「筆記試験はない」とされていますが、実際には遊びを通じた行動観察(Play-based assessment)で、「先生の英語の指示を理解できるか」「英語でコミュニケーションが取れるか」が厳しく見られます 。
  • 小学生以上の編入: 英語の「読み書きテスト」と「算数テスト」が課されることが一般的です。特に、自由英作文(Writing)で自分の意見を書く力が求められます 。
  • EAL(英語補習)の限界: サポートクラスはありますが、あくまで「授業についていける基礎がある子」が対象です。英語ゼロ(Zero Beginner)での入学は、幼児期(Nursery/Reception)を除き、極めて困難です 。

セカンダリー(中・高)の編入

  • 「英検1級」でも足りない?: 中学部以降の編入には、ネイティブに近いアカデミックな英語力が必須です。授業はディスカッションと論述が中心となるため、単なる語学力だけでなく「論理的思考力」が問われます 。
  • CAT4テスト: 公式には明言されていませんが、多くの受験生がCAT4(認知能力テスト)形式の試験を受けています。これは英語力だけでなく、地頭の良さ(推論能力)を測るものです 。

保護者の英語力も「必須」

BSTでは、「両親のうち少なくとも一人が、通訳なしで学校と議論できる英語力」を入学条件として求めています 。 面接では、「なぜ英国式教育なのか?」「BSTのコミュニティにどう貢献できるか?」を親自身が英語で語る必要があります。

4. 日本人生徒の割合と「優先順位」

「日本人はどれくらいいるの?」という質問をよく頂きます。

日本人の割合と属性

  • 比率: 学年によりますが、日本国籍を持つ生徒は約20〜40%程度と言われています 。
  • 内訳: その大半は、「海外育ちの帰国生」「二重国籍(ハーフ)」の生徒です。純粋に日本の学校のみで育った「純ジャパ」の生徒は少数派です 。
  • 雰囲気: 英国人や欧米系駐在員の割合が高く、校内の公用語は徹底して英語です。PTA活動なども英国的な伝統(サマーフェスティバルやクリスマスフェアなど)を重視するコミュニティです 。

入学の優先順位(Priority)

BSTは人気校のため、常に空き待ち(Waiting Pool)が発生しています。空きが出た場合、以下の順序で案内されます 。

  1. 在校生の兄弟姉妹
  2. 英国籍保持者(親のどちらかが英国籍)
  3. 海外で英国式教育を受けていた外国籍者
  4. 一般(日本国籍など)

日本国内のインターから転校を希望する場合、優先順位は4番目となるため、実力があっても長期間待機となるケースがあります 。

5. 学費と諸経費 (2025-2026年度目安)

麻布台ヒルズに移転しましたが、学費は両キャンパスで統一されています。新キャンパスだからといって追加の寄付金が強制されることはありません 。

項目

金額(概算)

備考

出願料

40,000円

受験時に支払い(非返金)

入学金

500,000円

初年度のみ

教育リソース料

680,000円

初年度のみ・設備教材費

施設維持費

100,000円

毎年必要

年間授業料

282万〜293万円

学年による(Nursery〜Year13)

初年度納入金目安: 約400万〜430万円 (入学金+教育リソース料+授業料+施設費) ※その他、制服代(約5〜6万円)やランチ代が実費でかかります。

結論:BSTは誰のための学校か?

ブリティッシュ・スクール・イン・東京は、単なる「英語環境」を提供する学校ではありません。

「英国流の規律(Politeness)」「高い学術的水準(Academic Rigor)」「多国籍なコミュニティ」の3つが揃った、真のエリート教育機関です。

この学校に向いているご家庭:

  • お子様に、探究心だけでなく「確かな知識・学力」を身につけさせたい(A-Level/IGCSE)。
  • 将来はイギリス(Oxbridge)やアメリカの名門大学への進学を本気で考えている。
  • 保護者自身が英語で学校とコミュニケーションを取る意欲があり、国際的なコミュニティに参加したい。
  • 麻布台ヒルズという最先端の環境で、感性を磨かせたい。

一方で、「英語はこれから」「自由でのびのびさせたい」というご家庭には、入学のハードルもカルチャーも合わない可能性があります。

BSTは、親子共に「選ばれし者」が通う学校であると言えるでしょう。

BST公式サイトでAdmissions情報を確認する

難関・BSTへの入学対策なら「ELT」へ

「BSTに入れたいけれど、英語力が足りるか不安」 「CAT4テストや親の面接対策はどうすればいい?」 「A-LevelとIB、うちの子にはどっちが合っている?」

ブリティッシュ・スクール・イン・東京への入学は、都内インターの中でも最難関の一つです。 合格を勝ち取るためには、一般的な英会話レッスンではなく、「英国式カリキュラムに特化した対策」が必要です。

インターナショナルスクール専門の個別指導・コンサルティング「ELT」では、BSTの入試傾向を熟知したプロフェッショナルがサポートします。

ELTのBST対策プログラム

  1. 入試直結の英語・算数指導: BSTの入試で重視される「Writing(ライティング)」や、英語での「Math(算数)」を個別指導で強化します。
  2. CAT4・インタビュー対策: 中高編入で課される認知能力テスト(CAT4)の傾向対策や、お子様・保護者様それぞれの英語面接トレーニングを行います。
  3. 志望動機の言語化: 「なぜBSTなのか」を、学校の理念(British Heritage)に合わせてロジカルに語るための願書・面接準備をお手伝いします。

まずは無料カウンセリングで、現在の英語力と合格の可能性を分析しませんか? 憧れのBST合格に向けて、ELTが伴走します。

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よくある質問

学年によりますが、かなり厳しいです。 3歳〜4歳(Nursery/Reception)であれば、英語力が低くてもポテンシャルで合格する可能性があります。しかし、Year 1(5歳)以降は授業についていける英語力が必須となります。特に高学年での「英語ゼロ」からの入学は、原則受け入れられません 。

屋外スペースは確保されています。 屋上の「スカイピッチ」や低層階のプレイエリアがあり、日常的な遊びには十分です。また、本格的なスポーツ活動が必要な場合は、昭和女子大キャンパス(世田谷)の施設を利用する連携体制が整っています 。

必須ではありませんが、駐在員家庭は有利です。 BSTには「コーポレート・コントリビューション・プログラム(CCP)」があり、企業が寄付を行うことで駐在員の子女の受け入れをスムーズにする制度があります。個人での応募ももちろん可能ですが、人気校ゆえにウェイティングプールでの競争は激しいのが現実です 。

執筆者について

田中 達也

田中 達也

ELT日本法人 代表

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科を卒業後、同大学大学院に進学し、数値流体解析の研究に取り組む。大学院在学中、アメリカ・ヒューストンにあるライス大学で招聘研究員として宇宙船の流体シミュレーションに従事する。日本に帰国後は研究を継続する傍ら、ハーバード大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンでキャリアフェアの開催を手掛ける。2019年には在学中にセキジン合同会社 (現 株式会社 ELT Education) を設立。2020年、英国法人 ELT School of English Ltd. と提携し、日本市場向けのオンライン英会話事業を開始。創業以来、1,000名以上の英語学習者のカウンセリングを行う。

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