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アメリカンスクール・イン・ジャパン(ASIJ)完全ガイド:学費・入試難易度・SSAT合格ライン・進学実績を徹底解説【2026年版】

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2026年最新
アメリカンスクール・イン・ジャパン(ASIJ)完全ガイド:学費・入試難易度・SSAT合格ライン・進学実績を徹底解説【2026年版】 - ELTスクール 英語学習コラム
田中 達也

執筆者: 田中 達也|ELT日本法人 代表

アメリカンスクール・イン・ジャパン(The American School in Japan / ASIJ)とは、1902年に創立された、日本最古かつ最大規模のインターナショナルスクールです。3歳から18歳までを対象に、米国式カリキュラム + AP(Advanced Placement)を軸とした college-preparatory(大学進学準備)教育を提供。約1,500-1,700名の生徒が40-50カ国以上から在籍し、米国国務省指定校としての地位を持ちます。

東京都調布市の調布メインキャンパス(Kindergarten〜Grade 12、約14.33エーカー = 約58,000㎡の広大な敷地)と、六本木Early Learning Center(ELC、3-5歳)の2拠点体制。3つの体育館、屋内プール、テニスコート、劇場、Design Center(FABラボ)など、都心型インターでは実現できない圧倒的な設備を誇ります。

WASC(Western Association of Schools and Colleges)認定。卒業生の73%が米国大学へ進学し、Harvard、Yale、Princeton、Brown、Columbia、Cornell、Dartmouth、UPennのアイビーリーグ全校、加えてStanford、MIT、Duke、Northwestern、Johns Hopkinsなど世界トップ大学への合格者を継続的に輩出。年間学費は約299-353万円(2025-2026年度)、初年度総費用はGrade 1で約540万円、バス込みで約580万円規模で、東京のインターナショナルスクールの中で最高額帯に位置します。

著名な卒業生にはソニー前CEOの平井一夫氏、NASA火星探査車チームのボバック・フェルドゥーシ氏、歌手の宇多田ヒカルさんなどがいます。

「都心の英国式インターと米国式インター、どちらを選ぶべきか」

「日本国籍家庭でも入学できるのか」

「企業枠(CCP)の活用は現実的か」

「SSATは何パーセンタイルあれば合格できるのか」

本記事では、実際にASIJ合格をサポートしてきたELTが、公式データと独自の指導ノウハウに基づき、ASIJの全体像と合格戦略を徹底解説します。

1. アメリカンスクール・イン・ジャパン(ASIJ)とは — 基本情報を5分で

ASIJは、1902年に創立された、日本最古かつ最大規模のインターナショナルスクールです。123年以上にわたって、日本における国際教育の最前線を牽引し、米国大使館を含む駐在員家庭の子女、米日バイカルチュラル家庭、国際家庭の教育を担ってきました。

学校の基本情報

項目

内容

正式名称

The American School in Japan(ASIJ)

創立年

1902年

対象学年

Nursery(3歳)〜 Grade 12(18歳)

共学/別学

男女共学

生徒数

約1,500-1,700名

国籍数

40-50カ国以上

カリキュラム

米国式(college-preparatory)+ AP

言語

英語(授業はすべて英語)

認定

WASC(Western Association of Schools and Colleges)

国際的地位

米国国務省指定校(Office of Overseas Schools)

キャンパス

調布メインキャンパス + 六本木ELC(2拠点)

「日本最古かつ最大級」というポジション

ASIJは、日本のインターナショナルスクールの中で唯一無二の地位を持っています。

  • 1902年創立: 日本で最初に設立されたインターナショナルスクールの一つ
  • 米国国務省指定校: 米国大使館・米国政府関係者の子女が通う公式の教育機関として位置づけ
  • 規模: 約1,500-1,700名で、東京のインターの中で最大級
  • 卒業生ネットワーク: 100年以上の歴史で、世界中に張り巡らされた強力な卒業生ネットワーク

著名な卒業生

ASIJの卒業生には、日本のグローバルリーダーが多数含まれています。

卒業生

経歴

平井 一夫

ソニー前CEO、ソニー・エンタテインメント・アメリカ前会長

宇多田ヒカル

シンガーソングライター、音楽プロデューサー

ボバック・フェルドゥーシ

NASA火星探査機キュリオシティ・チームの主要メンバー

米国国務省指定校としての意味

ASIJは米国国務省 Office of Overseas Schoolsから指定を受けている、日本でも数少ない学校です。これは:

  • 米国大使館員・米国政府関係者の子女が通う公式の教育機関
  • 米国本国の教育水準と同等の教育保証
  • 米国大学への進学パイプラインの太さ
  • 米国の教育機関・国際組織からの信頼性

を意味します。日本では他にYIS(横浜インターナショナルスクール)、OCSI(沖縄クリスチャンスクール・インターナショナル)等が同様の指定を受けています。

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横浜インターナショナルスクール(YIS)の魅力:IB一貫校の校風と新キャンパス

2. 2つのキャンパス体制 — 六本木ELCと調布メインキャンパス

ASIJの最大の特徴の一つが、年齢により完全に分かれる2拠点キャンパス体制です。3-5歳の幼児教育と、Kindergarten以降の本格的な学校生活が、地理的にも教育文化的にも明確に分離されています。

調布メインキャンパス(Kindergarten〜Grade 12)

14.33エーカー(約58,000㎡、東京ドーム約1.2個分)という、都心型インターでは絶対に実現できない圧倒的な広さを誇ります。

調布メインキャンパスの主要設備:

設備

内容

規模

14.33エーカー(約58,000㎡)

体育施設

3つの体育館

プール

屋内温水プール

屋外施設

テニスコート、人工芝フィールド、トラック

劇場

大型劇場(演劇・音楽公演用)

ICT/STEM施設

Design Center(FABラボ)、Science Lab多数

課外活動

170以上のクラブ・活動

授業時間

8:00-15:00

アクセス

調布駅・三鷹駅からバス、または専用Mustang Busで都内各所から

ELT保護者の声として、「東京のインター見学の中で、ASIJの調布キャンパスは『これは別格だ』と思った。日本の私立中高レベルの設備が揃っている」というコメントが多く聞かれます。

六本木Early Learning Center(ELC、3-5歳)

港区六本木の六本木ヒルズ近接に位置するELCは、Nursery〜Kindergartenの幼児教育専用施設です。

六本木ELCの特徴:

項目

内容

規模

145名、約1,736㎡

教師数

18名

国籍数

20カ国以上

教育哲学

Purposeful play / Emergent curriculum / Reggio Emilia-inspired

授業時間

8:30-14:30

アクセス

都心の好立地、港区・渋谷区・千代田区の家庭に圧倒的に便利

ELCは、イタリアのReggio Emilia教育を参考にした「子ども主導の探究的学習」を実装。「遊びを通じた学び」「子どものagency(主体性)」「emergent curriculum(生徒の興味から派生するカリキュラム)」を中心に据えています。

「同じ学校だが文化が異なる」という重要な事実

ELCと調布キャンパスは「同じASIJ」ですが、生活感は大きく異なります。

  • ELC: 都心立地、小規模、家族的、幼児教育に特化
  • 調布: 14エーカーの広大さ、170+の活動、米国型college-prep、活動量が多い

Grade 1進級時に、子どもは六本木の小さな世界から調布の広大な世界へ移行します。これは家庭の朝のオペレーション(送り迎え、起床時間、通学準備)を完全に変える大きな変化です。

通学のリアル — 都心家庭の最大の負担

ASIJ最大の物理的負担は、調布キャンパスへの通学です。公式情報によると、1,000人超の生徒がスクールバス(Mustang Bus、33台体制)を利用し、都内各所に停留所が設定されています。

公開されている保護者の体験談によると、六本木方面からの片道は通常約60分、混雑時(特に金曜午後)は約90分かかります。これに公式の8:00授業開始を踏まえると:

  • 朝のバス停到着: 6時台後半〜7時前後
  • 帰宅時刻: 16時台前半〜17時前後(混雑日)

港区・渋谷区在住の家庭にとって、幼児期はELC(六本木)で利便性を確保しながら、Grade 1以降は通学型のリズムへ移行するという構造を理解することが重要です。

「子どもにとって往復2-3時間の通学は負担ではないか」という懸念は当然で、ELTのカウンセリングでも頻出する論点です。

3. ASIJのカリキュラム — 米国式 + AP + 米国上位校への装備

ASIJのカリキュラムは、米国式 college-preparatory(大学進学準備)+ APを軸とした、米国大学進学に最適化された設計です。

学年別のカリキュラム構造

学年

カリキュラム

Nursery〜Pre-K

Reggio Emilia-inspired、Purposeful play

Kindergarten〜Grade 5

Lower School、米国式基礎教育

Grade 6-8

Middle School、教科別専門教員指導の開始

Grade 9-12

High School、AP中心のcollege-preparatory

「APを採用する」というASIJの選択

ASIJはIB(国際バカロレア)を導入せず、APを軸とすると公式に明言しています。これは「APの方がIBより優れている」のではなく、教育哲学に基づく明確な選択です。

公式FAQによると、APを採用する理由は以下の通りです。

AP(ASIJの選択)

IB Diploma

科目ごとに独立して履修できる

6科目を2年間同時並行で履修必須

受験数に上限なし(得意分野を多く履修可)

6科目グループから1科目ずつ選択必須

1年完結型(各科目で完結)

2年間の統合プログラム

単一科目の深いrigor(厳格性)

統合的な汎用性

大学単位認定につながりやすい

大学受験資格として広く認知

「得意な科目で専門性を深く伸ばし、米国大学へ進学する」ならAP(ASIJの選択)、「総合的バランスを取りながら世界中の大学に通用する資格を取る」ならIB、という選択軸です。

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AP Capstone Diploma — IBに対抗する独自の研究プログラム

ASIJは、AP Capstone Diplomaプログラムを提供。これは「AP Seminar」「AP Research」の2科目を組み合わせた、IBのExtended Essay(EE)に相当する独自の研究プログラムです。

  • AP Seminar(Grade 11): 課題研究の方法論を学ぶ
  • AP Research(Grade 12): 5,000語の独立した学術論文を執筆

AP Capstoneは「ASIJにIBがない」という弱点を補う重要な構造で、米国上位大学ではIB Diplomaと同等の評価を受けます。

上位層を伸ばす独自プログラム

ASIJは、APに加えて、上位生徒の伸びしろを拡大する複数の独自プログラムを運営しています。

プログラム

内容

SUPA(Syracuse University Project Advance)

シラキュース大学の単位を高校在学中に取得

GOA(Global Online Academy)

世界の名門校とのオンライン共同授業

Deep Learning Signature Program

探究型・プロジェクト型の独自プログラム

AP Capstone Diploma

AP Seminar + AP Researchの研究プログラム

これらは「AP単独ではなく、大学レベルの学習を高校段階で経験できる」という、ASIJ独特の上位層育成装備です。

詳しいAP制度については以下の記事もご参照ください。

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【2026年版】AP(Advanced Placement)完全ガイド|科目一覧・試験日程・スコアと大学単位認定

日本語クラス — 50以上のレベル分け

ASIJは、日本語教育を重視していることも特徴です。

  • 日本語クラスは50以上のレベルに分けて運用
  • 日本語ネイティブ生徒向けのネイティブ国語クラスは小学部で毎日実施
  • 内容は高度で「ASIJの最上位日本語クラスは純日本人でも相当ハード」との評価
  • 日本語第二言語の外国籍生徒向けにはJSL(Japanese as a Second Language)クラスを別途提供

これは、「日本に住みながら米国式教育を受ける」という生徒の多くが、日本語スキルも維持・発展できる仕組みです。

ELL(English Language Learning)の限界

ASIJは、Grade 1-8で英語学習サポート(ELL)を提供しています。ただし重要な制約があります。

  • Grade 9以降は公的なELL/EAL-likeサポートが前面に出されていない
  • 「a high level of English proficiency is needed to be successful in our program」と公式に明言
  • Grade 3以降の一般応募で「英語ゼロ」は実務上極めて困難

「入学してからELLで英語を伸ばせばよい」という発想は、Grade 3以上では成立しません

4. 2025年最新の学業実績

ASIJの学業実績は、米国本国のトップ私立校に匹敵する水準です。

2025年AP受験データ

指標

数値

高等部AP受験者数

386名

卒業生のうち6科目以上APを履修した割合

72%

AP提供科目数

20科目以上

出典: ASIJ公式 High School Page、Tokyo Academics「ASIJレビュー」

SAT・ACT平均スコア

試験

ASIJ平均

米国全国平均(参考)

SAT総合

1340

約1050

SAT ERW(Reading & Writing)

650

SAT Math

690

ACT総合

30

約20

出典: Tokyo Academics「ASIJ School Profile Review」

この数字が意味すること

SAT 1340という平均スコアは、米国全国平均(約1050)の約290点上。これは米国の選抜性が極めて高い大学(アイビーリーグ受験者層)に近い水準です。

ACT 30も同様に、米国全国上位約7%に相当します。

72%が6科目以上のAPを履修という事実は、ASIJが「学校全体としてアカデミック・ヘビー」であることを示します。「軽量なインター」ではなく、AP6科目+の負荷を当然視する文化があります。

学業実績の「層の厚さ」

ASIJは「上位だけが優秀」ではなく「層が厚い」のが特徴です。

  • 386名がAP受験 = 高等部のほぼ全員がAPを受験している
  • 72%が6科目以上 = 「3-4科目で済ませる」のではなく「6科目以上を当たり前に履修」
  • AP Capstone、SUPA、GOA、Deep Learning Signature Programなど、上位層に追加で深掘りする装備がある

ELTの保護者の声として、「ASIJに入った途端、子どもの周囲が全員APを6科目以上履修する世界になり、ペースが上がった」というコメントが多く聞かれます。

5. 進学実績 — アイビーリーグ全校への道(重要な注意点付き)

ASIJの進学実績の最大の特徴は、米国アイビーリーグ8校全てに合格者を継続的に輩出している点です。

【重要な注意点】公開情報の透明性について

ASIJ公式は、recently acceptedの大学名は公開していますが、年別の進学者数(matriculation)は公開していません。

公式 College Admissions ページには「For a full list, please see our High School Profile.」とあり、High School Profileを取り寄せても大学別人数の年別データは原則非公開です。

これは「ASIJに不利な情報を隠している」のではなく、米国の私立校の標準的な開示ポリシーです。「合格大学のリスト」と「実際に進学した人数」は別物であり、混同しないことが重要です。

公式に確認できる進学先大学

ASIJのCollege Admissions ページに「recently accepted」として掲載されている大学:

米国アイビーリーグ・トップ私立大学

大学

カテゴリ

Harvard University

アイビーリーグ

Yale University

アイビーリーグ

Princeton University

アイビーリーグ

Brown University

アイビーリーグ

Columbia University

アイビーリーグ

Cornell University

アイビーリーグ

Dartmouth College

アイビーリーグ

University of Pennsylvania

アイビーリーグ

Stanford University

米国トップ私大

Massachusetts Institute of Technology(MIT)

米国トップ私大

University of Chicago

米国トップ私大

Duke University

米国トップ私大

Northwestern University

米国トップ私大

Johns Hopkins University

米国トップ私大

Rice University

米国トップ私大

Georgetown University

米国トップ私大

アイビーリーグ全8校に「recently accepted」として掲載されている学校は、日本のインターナショナルスクールでもごく僅かです。

日本の大学への進学実績

大学

慶應義塾大学

早稲田大学

上智大学

ICU(国際基督教大学)

大阪大学、名古屋大学

明治大学、Temple University Japan

ASIJは一条校認定を受けているため、卒業資格で日本の大学受験も可能です。ただし、卒業生の大半は海外(特に米国)大学を志向します。

進路の地域別分布

Tokyo Academicsによる分析データ(直近卒業生クラス):

地域

進学率

米国

73%

カナダ

6%

英国

6%

その他海外

12%

日本

3%

この進学実績の意味

注目すべきは以下の3点:

1. アイビーリーグ全8校への合格 Harvard、Yale、Princeton、Brown、Columbia、Cornell、Dartmouth、UPennの全てへの合格実績は、東京のインターでは特筆すべき実績。

2. 米国トップ私立大学への厚み Stanford、MIT、Duke、Northwestern、Johns Hopkins等への合格者を継続的に輩出。

3. 日本進学は3% 「米国大学進学を本気で目指す」家庭が選ぶ学校であることが、進学先データから明確。

進学指導体制 — College Counseling Office

ASIJの進学指導は、米国大学のadmissions officersと密接に連携した、東京で最も充実した体制の一つです。

  • 100校以上の大学入学担当者がASIJを訪問(毎年)
  • カウンセラーが各生徒と1対1で志望校選定から出願準備までサポート
  • UCAS(英国)、Common App(米国)、日本の帰国子女入試の三大ルートをすべて支援
  • 卒業生ネットワークを活用した米国大学情報の入手

ELTの保護者からは、「ASIJのカウンセラーは米国大学とのコネクションが豊富で、大学進学はカウンセラーの力量次第とも言われる。米国大学を目指すならASIJに行く価値がある」という声が多く聞かれます。

6. 【最重要】ASIJと並列で検討される米国式インター4校の比較

ASIJを検討する家庭は、ほぼ必ず他の米国式インター/IB校と比較します。本セクションでは、ASIJと最も並列で検討される3校との徹底比較を提示します。

4校比較表

項目

ASIJ

聖心ISSH

セントメリーズ

KIST

創立年

1902年

1908年

1954年

1997年

立地

調布市

渋谷区広尾

世田谷区瀬田

江東区東雲

共学/別学

共学

女子校

男子校

共学

規模

約1,500-1,700名

約580名

約950名

約900名

カリキュラム

米国式+AP

米国式+AP(24科目)

米国式+IB DP

IB一貫(PYP/MYP/DP)

認定

WASC

NEASC/CIS

CIS

IB/NEASC/CIS

米国国務省指定校

年間学費

約330万円

約392万円

約340万円

約280万円

米国大学進学率

73%

高(Ivyへの厚み)

米英欧分散

入試難易度

極めて高

極めて高

日本国籍家庭の制約

CCP重視

Gr10-12のみ

4校の選び方

ASIJが選ばれる理由:

  • 米国大学進学を本気で目指す家庭の第一選択肢
  • 米国国務省指定校としての国際的地位
  • アイビーリーグ全校への合格実績の厚み
  • 14.33エーカーの広大なキャンパス、170+の活動
  • 米国系コミュニティの濃さ(駐在員家庭中心)

聖心ISSHが選ばれる理由:

  • 女子校としての国際的なブランド
  • Sacred Heart姉妹校ネットワーク(世界160校以上)
  • 米国式 + AP24科目で米国上位大進学に厚み
  • 都心立地(広尾)の利便性

セントメリーズが選ばれる理由:

  • 男子校としての教育環境
  • カトリック系男子校としての伝統
  • IBとAPの両方を選べる柔軟性
  • 数学・スポーツの強さ

KISTが選ばれる理由:

  • IB一貫教育(PYP/MYP/DP)
  • 共学・コンパクトな規模
  • 学費が比較的抑えめ(約280万円)
  • 江東区の都心立地

「ASIJか聖心か、ASIJかセントメリーズか」という典型的な迷い

ELTのカウンセリングで頻出する迷いの構造:

ケース1: 女子で米国大学進学 → ASIJ(共学・米国式)と聖心ISSH(女子校・米国式)を比較 → 大規模・多様性のASIJか、女子校の特化型ISSHか

ケース2: 男子で米国大学進学 → ASIJ(共学・米国式)とセントメリーズ(男子校・米国式+IB)を比較 → 大規模・多様性のASIJか、男子校の特化型セントメリーズか

ケース3: IB vs AP → ASIJ(AP)とKIST(IB一貫)を比較 → APの専門深掘りか、IBの総合バランスか

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7. 学費の完全解説 2025-2026年度(公式データに基づく精密版)

ASIJの学費は、東京のインターナショナルスクールの中で最高額帯に位置します。「世界最高水準の米国式教育を日本で受ける」コストを、正確に理解することが重要です。

公式の費用内訳(2025-2026年度)

項目

金額

備考

Application Fee

50,000円

出願時・非返金

Registration Fee

300,000円

合格後の登録時・非返金

Building Maintenance Fee

1,525,000円

入学時一時金・非返金

Capital Assessment

250,000円/年

毎年・非返金

Tuition: Nursery〜Pre-K

2,987,000円

年額

Tuition: Kindergarten〜Grade 5

3,269,000円

年額

Tuition: Grade 6-8

3,425,000円

年額

Tuition: Grade 9-12

3,533,000円

年額

Mustang Bus

390,000円/年

調布キャンパス利用者のみ

出典: ASIJ公式 Tuition & Fees Page(2025-2026年度)

初年度総費用シミュレーション

ASIJの初年度総額は、新規入学時の一時金(Registration Fee + Building Maintenance Fee)と授業料・諸費用を合算する必要があります。

学年帯

バスなし

バスあり

コメント

Nursery〜Pre-K

5,112,000円

原則想定外

ELC(六本木)で通常バス対象外

Kindergarten〜Grade 5

5,394,000円

5,784,000円

Grade 4-5はiPad必須

Grade 6-8

5,550,000円

5,940,000円

MacBook必須

Grade 9-12

5,658,000円

6,048,000円

MacBook必須

計算式: Application + Registration + Building Maintenance + Capital Assessment + Tuition + Bus(ある場合)

「隠れコスト」を見落とさない

公式の Tuition & Fees ページに記載されているが、上表の総額に含まれない実費負担項目:

  • Travel Programs(中高で遠征・探索型プログラムが増えると、年間数十万円単位)
  • Food Services(カフェテリアでの個別購入、ELCはoptional lunch deliveryあり)
  • ICT機器の家庭負担(Grade 4-5: iPad、Grade 6-12: MacBook、指定スペック)
  • Sports Travel/Equipment(部活遠征、用具)
  • Annual Fund寄付(任意ながら強く推奨)

これらを加えると、初年度の実質的な家庭負担は約580-650万円と見積もるのが現実的です。

2年目以降の年間費用

2年目以降は、初期費用(Registration Fee + Building Maintenance Fee = 1,825,000円)が不要となるため、年間費用は約330-400万円台に落ち着きます。

ただし、Capital Assessment(250,000円/年)、バス代(利用者のみ390,000円/年)、Travel Programs、Annual Fund等は毎年継続発生します。

学費レベルの位置づけ — 東京のインターで最高額帯

学校

年間学費(中学相当)

評価

ASIJ

約343万円

最高額帯

聖心ISSH

約392万円

最高額帯

BST

約284万円

中位帯

清泉SIS

約247万円

中位帯

ASIJの学費は、シンガポールのインター並みである年間500万円を目指して段階的に値上げしているという保護者の声があります。実際、過去5年で年間100万円ほど値上がりした記録もあります。

寄付の正しい理解 — 「合格の裏口」ではない

ASIJの寄付(Annual Fund)について、よくある誤解を訂正します。

誤解: 「寄付すれば合格しやすくなる」

公式の事実:

  • ASIJ公式 Admissions FAQに「prospective familiesからの giftは admissions process 中には受け取らない」と明記
  • ただし、在籍後のAnnual Fundは「voluntary」(任意)ながら「earnestly requested」(強く推奨)
  • 授業料だけでは教育コストを賄えないため、寄付は学校運営の重要な構成要素

つまり「寄付は入学後のコミュニティ文化として存在するが、出願中の裏口カードではない」というのが正確な理解です。

8. CCP(Corporate Contribution Program)— 企業枠の壁の正しい理解

ASIJの入試で日本人家庭が見落としがちな最大の構造的特徴が、CCP(Corporate Contribution Program)です。これは1978年にASIJが創設した、企業駐在員の子女のためのプログラムです

CCPとは

CCP(Corporate Contribution Program)は、企業が従業員の子女の学費負担を支援する寄付型の学費補助制度です。

項目

内容

起源

1978年にASIJが創設

仕組み

企業がASIJに直接寄付、奨学金として生徒に充当

税法上の扱い

従業員個人の課税所得とみなされない(国税庁認可)

効果

学費を企業が直接補填する場合に発生する高額な所得税を回避できる

認可校

ASIJを含む主要インター10数校が国税庁認可のもと導入

CCPと入学優先度の関係 — 公式に明記された「考慮事項」

ここが最も重要な点です。ASIJ公式 Admissions Guidelinesに、合否判定の考慮事項として「Corporate Contribution Programの応募者には consideration がある」と明記されています

これは「CCP参加企業の駐在員家庭は同等の成績ならば優先される」ことを公式に示しています。同様に、卒業生子女、在校生兄弟姉妹も明示的にconsiderationの対象です。

CCP参加企業のタイプ

CCPに参加している企業は、主に以下のタイプ:

企業タイプ

米系企業

投資銀行、コンサル、テック、製薬等の在日法人

欧州系企業

欧州系銀行、コンサル、製薬等

日系大手企業

商社、金融、製造業の海外駐在員家庭向け

大使館・国際機関

米国大使館、日本国連大学、世界銀行等

ASIJ Admissions Guidelinesは、CCPを「日本の個人所得税を含めたコスト効率の代替手段」として案内しており、外資系企業幹部・医師法人・法律事務所パートナー家庭のように法人側で福利厚生設計を組める家庭にとって、検討価値の高い制度です。

一般応募との優先度の差

ELTがサポートしてきた合格者データから見えるパターン:

CCP参加企業の駐在員家庭:

  • 受け入れがスムーズ
  • 一般応募よりも有利な扱い
  • 兄弟姉妹優先・卒業生子女優先と並んで、合否判定で考慮される

一般応募家庭(CCPなし):

  • 米国系・国際家庭の子女、英語ネイティブ、SSAT 95+の生徒は通常選考で勝負可能
  • 純日本人家庭で一般応募の場合、合格ハードルは極めて高い
  • ウェイティング・プールが長期化することがある

日本企業への開かれ方

CCPは米系企業のみの制度ではありません。日系大手企業(商社、金融、製造業等)の海外駐在員家庭も参加可能です。ただし、参加企業はASIJに対する寄付金をコミットしている企業に限られるため、勤務先がCCP参加企業かを事前に確認することが重要です。

個人寄付(Annual Fund)との違い

項目

CCP

Annual Fund(個人寄付)

主体

企業

個人(家庭)

入試での考慮

あり(公式に明記)

なし(公式に明記)

税法上の扱い

従業員所得課税なし

寄付金控除対象

性質

福利厚生制度

コミュニティへの貢献

CCPは入試で公式に考慮される一方、個人のAnnual Fundは入試では考慮されないという、明確な区別があります。

9. 【最重要】入試の最難関 — 公式優先順位と「家族の適合性」

ASIJの入試は「点数で合否が決まる」のではなく、限られた席を「英語力・適合性・必要性・貢献可能性」で奪い合う構造です。

ASIJ公式が示す合否判定軸

ASIJ Admissions Guidelinesに公式に記載されている、合否判定の考慮事項:

順位

考慮事項

内容

1

Family-school alignment

学校理念と家庭の教育観の整合性

2

英語媒介教育の必要性

「a need for English-medium education」

3

多様性バランス

国籍・学年・性別等の構成バランス

4

学校側の支援可能性

ASIJが提供する教育で生徒を支援できるか

5

卒業生・CCP参加企業への考慮

公式にconsiderationの対象

これは「SSAT満点でも、Family-school alignmentが弱いと不合格になり得る」ことを意味します。

学年別の入試内容

ELC〜Grade 2: グループスクリーニング

筆記試験はなく、グループでのスクリーニング(行動観察)が中心。教師が以下を評価します:

  • 英語の指示理解("Tidy up", "Line up", "Can I play?" 等の教室英語)
  • 他児との協力(協調性、社交性)
  • 知的好奇心(学習意欲、探究的な姿勢)
  • 自立性(親と離れて1時間集団行動できるか等)

「家庭が日本語環境でも、教室英語が自然に出るレベル」が必須です。

Grade 3-5: 標準テスト + 書類

必要書類

内容

過去2年成績表

英訳済み

推薦状

現担任または校長から

標準テストスコア

MAP, SSAT, CogAT, Iowa, TerraNova, ISA, IGCSE等

公式に明記された重要な制約: 「TOEFL や英検のような language proficiency test は標準テストの代替にならない」

つまり「英検準1級なので英語力は十分」という主張は、ASIJ入試では通用しません

Grade 6-12: 標準テスト + 厳格な書類審査

Middle School/High Schoolの編入では、以下が要求されます:

  • SSATまたはMAPスコア(必須)
  • 過去2年成績表
  • 推薦状(複数)
  • Parent Statement(親エッセイ)
  • Student Essay(Grade 6+)
  • 親子面接

親子面接で問われること

親子面接は、ASIJの入試で最も重要な要素の一つです。EGCISの2025/26分析によると、ASIJのParent Questionnaireの核心は:

評価軸

具体的に問われる内容

子どもの将来像

どのような人物に育てたいか

現代の学校に何を期待するか

教育観の明確さ

DEIへの家庭での実践

多様性・公平性・包摂性への姿勢

なぜASIJか

「ブランドだから」ではなく明確な理由

なぜ自分たち家族なのか

コミュニティへの貢献可能性

頻出する具体質問:

  • "Why a U.S. education specifically?" — なぜ米国式教育を選ぶか
  • "How do you handle conflict at home?" — 家庭での対立処理
  • "How will you contribute to the ASIJ community?" — コミュニティへの貢献
  • "What aspects of ASIJ's mission resonate with your family values?" — 学校理念への共感

「学校コミュニティへの貢献」を語れるかが鍵

ASIJ公式は「ASIJにとって保護者は『顧客』ではなく『パートナー』」という姿勢を明確に打ち出しています。面接では:

  • PTA活動への参加意思
  • スポーツチームのコーチ・ボランティア
  • イベントへのボランティア参加
  • 保護者の専門性を学校に提供する用意

を具体的に語れる家庭が選ばれます。「お金を払って終わり」ではなく、家族として学校コミュニティを構成する一員になる意思が問われます。

Waiting Pool(補欠プール)の仕組み

ASIJのWaiting Poolは単純な順番待ちではありません

定員に空きが出た際、「クラスの多様性や学力バランスに最も合致する子」を待機者プールから選ぶ方式です。そのため、合否(または補欠繰上げ)は応募者本人の能力だけでなく、クラス内の国籍構成や英語母語話者の比率なども考慮されて決定されます。

中学部以上では年間新入生が15-20%程度で、Grade 8でも転出入は一定ありますが、補欠の長さは運次第です。

10. SSAT・MAPの目安帯と「英語ゼロ入学」の実態

ELTがサポートしてきた合格者データから見えた、実務的なSSAT・MAP合格ラインです。

SSAT・MAPの実務目安帯

公式に「ボーダーライン」は公開されていません。ただし、ELTの合格者データと公式優先順位を合成すると、以下が実務目安です。

目安帯

評価

一般応募家庭での読み方

SSAT 95th+ / MAP Math 99th級

「かなり強い」帯

席があれば十分勝負になる帯

SSAT 90-94th / MAP高位

「合格ターゲット帯」

競争可能だが、Waitpoolリスクあり

SSAT 80s / MAPは高いが突出しない

「一般枠では座席競争に弱い」

他要素(CCP、家族fit等)が極めて強くないと厳しい

言語能力テストのみ提出

標準テスト未整備

公式に「不可」、即時準備が必要

学年別の英語力目安

学年

CEFR

英検目安

SSAT/MAP

ELC(3-4歳)

A1

K-G2

A1-A2

Grade 3-5

A2-B1

5級〜3級

MAP高位

Grade 6-8

B2

準2級〜2級

SSAT 90+, MAP Math 95th+

Grade 9-12

B2-C1

2級〜準1級

SSAT 95+, SAT 1300+目標

「英語ゼロから入れる」という誤解の修正

ASIJ公式 Admissions FAQには、興味深い2つの記述があります。

公式の言葉①: "Do you have to be a native English speaker to attend school at ASIJ? No."

公式の言葉②: "A high level of English proficiency is needed to be successful in our program."

この2つを併せて読むと、「ネイティブでなくてもよい、しかし高い英語運用力は必須」という構造が見えます。

学年別の「英語ゼロ入学」の実態

学年

「英語ゼロ入学」可能性

ELC(3-4歳)

限定的に可能(家庭環境に英語接触があれば)

Kindergarten(5歳)

基礎英語あり前提(教室英語の理解必須)

Grade 1-2

ELLサポートで間に合う可能性(ただし限定的)

Grade 3+

実務上、ほぼ不可能

Grade 6+

SSAT等の標準テスト基準に届かない

Grade 9+

ELL公的サポート前面に出ていない

Grade 3以降で「英語ゼロから入学させたい」という発想は、現実的ではありません。 ASIJは「英語を学ぶ学校」ではなく「英語『で』高度な学問をする学校」だからです。

ELTの合格者データから見ると、Grade 3以上の編入合格者は全員、出願時点で年齢相応の英語運用力を有していました

11. 保護者の英語要件と「Contributorとしての姿勢」

ASIJの入試で、日本人家庭が見落としがちな最大のハードルが保護者の英語要件です。

公式要件 — 「One or both parents need to be fluent in English」

ASIJ公式 Admissions Guidelinesに明記された要件:

"One or both parents need to be fluent in English."

これは「日常会話レベル」ではなく、fluent in English(流暢な英語)です。

必要な英語力のレベル

場面

必要な英語力

教員との個別面談

ディスカッション可能なレベル

保護者会・学校行事

内容を完全に理解できるレベル

緊急連絡(健康・安全)

即座に正確に理解できるレベル

大学進学カウンセリング

進路に関する複雑な議論ができるレベル

面接での議論

教育観・DEIを自分の言葉で語れるレベル

CEFR基準ではB2-C1相当、英検では準1級以上が目安です。

ELTの分析: 「High Level」群の最高峰

ELTでは、東京のインターナショナルスクールの保護者英語要件を3階層に分類していますが、ASIJはトップ階層「High Level」群の最高峰に位置します。

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「英語が流暢」を超える要求 — 「教育観・DEIを語る力」

EGCISの2025/26分析によると、ASIJ親面接の核心は単なる英語会話力ではありません:

  • 教育観を自分の言葉で語れるか
  • DEI(Diversity, Equity, Inclusion)への家庭の実践を具体的に語れるか
  • 家庭内の意思決定プロセスを共有できるか
  • 学校への具体的な貢献案を提案できるか

これは「英会話学校で身につく英語力」ではなく、「自分の価値観を英語で論理的に表現する力」です。

「Contributorとしての姿勢」— 親も入学審査を受ける

ASIJでは、子どもだけでなく親も「入学審査」を受けるという心構えが必要です。

ELTの合格家庭に共通する特徴:

  • 学校コミュニティへの具体的な貢献プランがある(PTA、ボランティア、専門性提供等)
  • ASIJの mission(Compassion, Courage, Curiosity)に深く共感している
  • 家族としての教育観が明確に言語化されている
  • DEIへの家庭実践を具体例で語れる
  • 長期的に学校コミュニティの一員となる意志を示せる

「面接対策で覚えた答え」ではなく、家族として日常的に体現していることを語れる家庭が選ばれます。

「教育コンサルタントが完璧に作り込んだ答え」はNG

ASIJ公式は「教育コンサルタントは合否を左右しない」と明言しています。むしろ重視されるのは:

  • Integrity(誠実さ)
  • Authentic voice(本物の声)
  • Direct partnership(学校との直接的な協力関係)

ELTでは、家族の本物の言葉で語れるストーリーを構築するサポートを提供しています。「完璧な答え」ではなく「本物のストーリー」が選ばれる、というのがASIJ入試の核心です。

12. 入試対策の年齢別ロードマップ

ELTがこれまでサポートしてきた合格者の準備期間から逆算した、実用的な準備ロードマップです。

ELC新規入学(3-4歳)

時期

やるべきこと

18ヶ月前

英語環境構築(絵本、童謡、英語の生活習慣)

12ヶ月前

プレイデート形式の慣れ、教室英語の習得

6ヶ月前

グループスクリーニング対策、英語の自己表現練習

3ヶ月前

親の英語面接対策、家族の志望動機整理

1ヶ月前

模擬スクリーニング、行動観察対策

Kindergarten新規入学(5歳)

時期

やるべきこと

12ヶ月前

英語の基礎運用力(教室英語、簡単な会話)

6ヶ月前

英語の自己表現、社交性・協調性の訓練

3ヶ月前

親の英語面接対策、ASIJ ミッションへの理解

1ヶ月前

グループスクリーニング模擬訓練

小学校編入(Grade 1-5)

時期

やるべきこと

12ヶ月前

英語をCEFR A2-B1へ、MAP対策開始

6ヶ月前

ELTのASIJ対策パッケージ申込推奨、英語ライティング訓練

3ヶ月前

MAPスコア確保、過去2年成績の英訳、推薦状

1ヶ月前

親子面接練習、家族の志望動機の一貫性確認

中学部編入(Grade 6-8)

時期

やるべきこと

18ヶ月前

SSAT準備開始、英語をCEFR B2へ

12ヶ月前

SSAT 90+を目指す集中対策、英語クリティカルリーディング

6ヶ月前

SSAT本試験、英文エッセイ訓練、推薦状依頼

3ヶ月前

Parent Statement作成、親子面接対策

1ヶ月前

模擬面接、家族の貢献プラン具体化

High School編入(Grade 9-12)

時期

やるべきこと

18ヶ月前

SSAT準備開始、英語をCEFR B2-C1へ

12ヶ月前

SSAT 95+目標、SAT/PSAT予習開始

6ヶ月前

SSAT本試験、AP予備学習、進路ストーリー構築

3ヶ月前

Personal Statement、Parent Statement、推薦状

1ヶ月前

親子面接、進路ストーリーの最終調整

13. ELTが分析する「ASIJに合格する家庭」の特徴

ELTがサポートしてきた多数のASIJ合格家庭から見えた、5つの共通特徴です。

特徴①: 「英語媒介教育の必要性」を明確に語れる

ASIJ公式 Admissions Decisionsに明記された「English-medium educationのestablished need」を、家族の文脈で論理的に語れます。

  • 帰国子女家庭: 海外での英語教育の継続性
  • 国際家庭: 親の片方が外国籍で家庭言語が英語
  • 海外大学進学志望: 米国大学進学のための英語力強化
  • 駐在員家庭: 将来の海外転勤への対応

「prestige(ブランド)」ではなく「educational continuity(教育の連続性)」として語れる家庭が選ばれます。

特徴②: SSAT/MAPで実務目安帯をクリアしている

合格者は出願時点で:

  • Grade 6-8: SSAT 90+、MAP Math 95th+
  • Grade 9-12: SSAT 95+、SAT 1300+の予備学力

を確保しています。「これから準備する」ではなく、出願までに数値を積み上げている家庭が成功します。

特徴③: 親の英語要件をクリアしている

少なくとも保護者1名がCEFR B2-C1相当の英語を持ち、教員との議論・PTA活動・大学進学カウンセリングに対応できる準備があります。日本国籍のみ家庭の場合、保護者の英語コーチングを並行して実施している家庭も多いです。

特徴④: 「ASIJコミュニティへの具体的貢献プラン」を持っている

合格家庭は面接で「コミュニティへの貢献を具体的に語れる」ことが共通しています:

  • PTA活動への参加意思
  • スポーツチームのコーチ・ボランティア
  • 専門性(医療、法律、芸術等)の学校への提供
  • イベントへのボランティア参加

「お金を払う顧客」ではなく「学校コミュニティを構成するパートナー」としての意識があります。

特徴⑤: 「Family-school alignment」を本物の言葉で語れる

ASIJのmission(Compassion, Courage, Curiosity)への共感、DEIへの家庭実践、教育観の明確化を、家族の経験として語れる。「面接で教えられた答え」ではなく「家族として日常的に体現していること」を語れる家庭が選ばれます。

Year別の合格者プロファイル

ELTがサポートしてきた典型的なプロファイル:

  • ELC新規入学(3-4歳): 国際家庭、駐在員家庭、または英語接触がある家庭の3-4歳児
  • Grade 1-5編入: 海外駐在帰国の子女、または都内インターからの転校。CEFR A2-B1相当
  • Grade 6-8編入: 帰国子女、または英語強化校卒、SSAT 90+取得
  • Grade 9-12 編入: IGCSE/MAP/SSATで標準テスト基準クリア、AP予備学習完了
  • CCP参加企業の駐在員家庭: Year全般で受け入れがスムーズ

14. ASIJに向いている家庭・向いていない家庭

正直にお伝えすると、ASIJはすべての家庭に向く学校ではありません。年間学費約330-353万円、初年度総額580万円規模、入試の高ハードル、調布通学の負担を考えると、家族の価値観と教育観の適合度を慎重に判断すべきです。

向いている家庭

  • 米国アイビーリーグ・トップ私立大学進学を本気で目指す家庭
  • 米国式 college-preparatory + APの厚みを求める家庭
  • 国際家庭または海外駐在経験のある家庭
  • CCP参加企業の駐在員・経営者家庭 — 入試で公式にconsiderationあり
  • 家族のEEAT(教育観・DEI・コミュニティ貢献)が明確な家庭
  • 調布通学の負担を許容できる家庭 — 都心便で片道60-90分
  • 保護者1名が英語で実務的にコミュニケーションできる家庭
  • 年間総額500-600万円規模の教育投資が長期的に可能な家庭

向いていない家庭

  • 「英語はこれから」「英語ゼロから入学させたい」家庭 — Grade 3+では実務上不可能
  • 日本国籍のみで保護者が英語を話せない家庭 — 緊急時のリスクが高い
  • SSAT/MAPの標準テスト準備をしていない家庭 — 言語能力テスト(TOEFL等)は代替不可
  • 「お金を払って終わり」型の家庭 — コミュニティ貢献の意思が必須
  • 都心居住で通学負担が許容困難な家庭 — 調布キャンパスへの長距離通学
  • IBの探究型学習を求める家庭 — KISTやBSTが適合
  • 多地域進学(英国・カナダ・アジア)を主目標とする家庭
  • カトリック教育の深さを求める家庭 — 聖心ISSHやセントメリーズが適合

「ASIJと聖心/セントメリーズ/KISTのどちらか」の判断指針

迷っている場合、以下の問いで答えが見えてきます:

  1. 共学を求めるか、男女別学を求めるか
  2. 大規模校(多様性、活動量)を求めるか、中規模校(家族的雰囲気)を求めるか
  3. AP(個別科目深掘り)を求めるか、IB(総合バランス)を求めるか
  4. 米国大学進学に特化するか、多地域進学を視野に入れるか
  5. CCP活用可能か、一般応募で勝負するか

これらに3つ以上でASIJ寄りの回答が出る家庭は、ASIJが適合する可能性が高いです。

16. ELTのASIJ受験対策:合格までの一貫サポート

ELTは、ELC新規入学からKindergarten・Grade 1-12編入まで、すべての学年でASIJ合格をサポートしてきました。「ASIJの英語力要件・SSAT/MAP・親子面接・Family-school alignment・CCPの理解」を踏まえた一貫サポートを提供しています。

ELTのASIJ受験対策の特徴

  • 英語力強化: ELC〜Kindergartenの教室英語、Grade 1-5の基礎学習英語、Grade 6+のCEFR B2-C1指導
  • SSAT対策: 90+/95+を目指す、Critical Reading・Writing・Mathの集中指導
  • MAP対策: Math 99th目標の高度な数学指導、Reading 90th+の読解力強化
  • 英語ライティング対策: ASIJ入試で重視される自由英作文を構造化指導
  • 親子面接対策: 「Why ASIJ?」「How will you contribute?」「Family-school alignment」への準備
  • 保護者の英語コーチング: 流暢な英語(CEFR B2-C1)への引き上げ
  • Parent Statement作成サポート: ASIJの mission への共感を本物の言葉で表現
  • CCP活用カウンセリング: 勤務先のCCP参加状況確認、活用戦略の助言
  • Sixth Form編入対策(Grade 9-12): AP予備学習、進路ストーリー構築

こんな家庭にELTは選ばれています

  • 純日本国籍家庭でASIJ合格が可能か知りたい
  • SSAT 90+/95+の対策方法が分からない
  • Family-school alignmentをどう語ればよいか分からない
  • 保護者の英語面接対策が必要
  • CCPの活用可能性を専門家に診断してほしい
  • ASIJと聖心/セントメリーズ/KISTのどれが家族に最適か判断できない
  • Grade 6+の編入を検討しているが、現在の英語力で足りるか
  • 1度不合格になり、次年度の再挑戦戦略を立てたい

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こうしたお悩みに、合格実績豊富なコンサルタントが個別にお応えします

よくある質問

A

米国式インターナショナルスクールに「偏差値」という概念はありません。代わりに、SAT、ACT、AP、SSATが学力指標です。ASIJの2024-2025年度SAT平均は1340、ACT平均は30、72%の卒業生が6科目以上のAPを履修しています。日本の偏差値で言えば「最難関の中高一貫校に匹敵する難易度」と理解されます。

A

年間学費は学年により299-353万円(2025-2026年度)。初年度はこれに登録料30万円、教育建物開発費152.5万円、教育施設費25万円が加算され、Grade 1の場合は約540万円、バス込みで約580万円が最低ラインです。これにiPad/MacBook、Travel Programs、給食代、Annual Fund寄付等を加えると、実質約580-650万円となります。

A

公式に倍率は公表されていません。Waiting Pool制度のため「申込順」ではなく「クラスバランス」で選抜されます。Year新入生の新規入学率は15-20%程度で、人気のGrade 6、Grade 9、Kindergartenは特に競争が激しく、純日本人家庭は補欠が長期化することがあります。

A

公式に固定スコア要件はありませんが、ELTの合格者データからの実務目安:

  • Grade 6-8: SSAT 90+、MAP Math 95th+
  • Grade 9-12: SSAT 95+、SAT 1300+

ただし「SSAT満点でも、Family-school alignmentが弱いと不合格になり得る」のがASIJの特徴。標準テスト + 家族の適合性 + 英語媒介教育の必要性の3点セットが必須です。

A

公式に基準は公表されていませんが、ELTの実務目安はMAP Math 99パーセンタイル級、Reading 90+パーセンタイル。ただしASIJはMAP単独ではなく、SSATまたは複数の標準テストと組み合わせて評価します。公式に「TOEFLや英検のような language proficiency test は標準テストの代替にならない」と明記されている点が重要です。

A

ASIJは米国国務省指定校として、米国系家庭が中核です。米日バイカルチュラル家庭、純日本国籍家庭、第三国国籍家庭が混在しており、純日本国籍家庭は比較的少数派です。ただし、東京のインターの中では絶対数が多いため、コミュニティとしての存在感はあります。

A

両校とも世界トップレベルですが、本質的に異なります。ASIJは共学・大規模校(1,500-1,700名)・米国大学進学73%・米国国務省指定校聖心ISSHは女子校・中規模校(580名)・米国大学進学とSacred Heart姉妹校ネットワーク。「共学・大規模・米国国務省指定校」を求めるならASIJ、「女子校・国際的なSacred Heartネットワーク」を求めるなら聖心ISSH。

A

両校とも米国式の優れた学校ですが、ASIJは共学セントメリーズは男子校が決定的な違い。さらにセントメリーズはIB DPも提供しており、APとIBの両方を選べます。「共学・米国大学進学・米国国務省指定校」を求めるならASIJ、「男子校・IB+AP柔軟性・カトリック系」を求めるならセントメリーズという選択軸です。

A

ASIJ公式High School PageおよびTokyo Academicsレビューによると:

  • AP受験者: 386名 / 72%が6科目以上履修
  • SAT平均: 1340 (ERW 650 / Math 690)
  • ACT平均: 30
  • AP Capstone Diplomaに加え、SUPA、GOA、Deep Learning Signature Programも提供

これは米国本国のトップ私立校に匹敵する水準です。

A

ASIJはAPのみ提供しており、IB Diplomaは未導入です。これは「APの方がIBより優れている」のではなく、ASIJの教育哲学に基づく明確な選択です。「得意科目を深く伸ばし米国大学を目指す」ならASIJ(AP)、「総合的バランスを取り世界中の大学を視野に入れる」ならKIST(IB)という選択軸です。

A

ASIJ公式 College Admissionsページに、Brown、Columbia、Cornell、Dartmouth、Harvard、Princeton、UPenn、Yaleの「アイビーリーグ全8校」が「recently accepted」として掲載されています。加えてStanford、MIT、Duke、Northwestern、Johns Hopkins等の米国トップ私立大学も多数。ただし年別の進学者数は公式に非公開です。卒業生の73%が米国大学進学(出典: Tokyo Academicsレビュー)という地域分布データから、米国上位大進学に圧倒的な厚みがあることが分かります。

A

ASIJの6 Grade区切りで完全に分かれています。Nursery〜Kindergartenは六本木ELCKindergarten(年長)〜Grade 12は調布メインキャンパスで、選択の余地はありません。Grade 1進級時に、子どもは六本木の小規模・幼児教育環境から、調布の14.33エーカーの広大な学校環境へ完全に移行します。

A

ASIJ公式によると、1,000人超の生徒がMustang Bus(33台体制)を利用。公開されている保護者の体験談によると、六本木方面からの片道は通常約60分、混雑時(特に金曜午後)は約90分。公式の8:00授業開始を踏まえると、朝のバス停到着は6時台後半〜7時前後、帰宅は16時台前半〜17時前後という構造です。「往復2-3時間の通学」は、ASIJ家庭の標準的な日常です。

A

CCP(Corporate Contribution Program)は、企業が学費を支援する寄付型の制度。1978年にASIJが創設し、現在は主要インター10数校が国税庁認可のもと導入。ASIJ公式 Admissions Guidelinesに「CCP応募者には consideration がある」と明記されており、入試で公式に有利。米系・欧州系企業のみならず日系大手企業(商社、金融、製造業等)の海外駐在員家庭も参加可能ですが、勤務先がCCP参加企業かを事前に確認してください。

A

可能ですが、現実的にはハードルが高いです。ELTのデータによると:

  • ELC新規入学(3-4歳): 国際家庭でなくても合格者あり
  • Grade 1-5編入: 帰国子女・海外経験ありなら可能
  • Grade 6-12編入: SSAT 90+の英語力 + 家族fitの徹底準備が必須

純日本国籍家庭でCCPもなし、海外経験もなしでGrade 6+への新規編入は、極めて困難です。聖心ISSH、セントメリーズ、清泉SIS、KISTなどの他校と並列検討することをお勧めします。

A

遅くでも18ヶ月前からの開始を推奨します。特にGrade 6+の編入では、SSAT準備期間(最低12-18ヶ月)、英語力CEFR B2-C1への引き上げFamily-school alignmentの言語化保護者の英語コーチングで十分な期間が必要です。Grade 9+では、AP予備学習も並行する必要があるため、18ヶ月以上前の開始が安全です。

執筆者について

田中 達也

田中 達也

ELT日本法人 代表

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科を卒業後、同大学大学院に進学し、数値流体解析の研究に取り組む。大学院在学中、アメリカ・ヒューストンにあるライス大学で招聘研究員として宇宙船の流体シミュレーションに従事する。日本に帰国後は研究を継続する傍ら、ハーバード大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンでキャリアフェアの開催を手掛ける。2019年には在学中にセキジン合同会社 (現 株式会社 ELT Education) を設立。2020年、英国法人 ELT School of English Ltd. と提携し、日本市場向けのオンライン英会話事業を開始。創業以来、1,000名以上の英語学習者のカウンセリングを行う。

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